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アマノっちー!

shimano racing 天野壮悠(あまの たけはる)のブログです

クランク

2025-02-13 16:11:05 | 日記
僕が最初に乗ったロードバイクは24インチの子供用ロードバイクです。子供用クランクなんてなかったので、165mmクランクを使用していました。

しばらくして中学生位になった頃に155ミリのクランクを使い始めました。当時はギア比制限もあったので46Tのフロントギアに、155ミリクランクでした。当時身長は155-160cm程度です。


高校に上がるくらいに、165mmクランクになります。一時期だけ170mmを使いましたが、膝に違和感がでたので、165mmにしました。身長160-165cm程度。ちなみに、シクロ、ピストも165mmでした。


大学に上がった時も、165mmを継続して使用しました。シマノに入るタイミングで167.5mmを試してみました。違和感というほどではなかったですが、ポジション的な興味から165mmにしました。現在では165mmを使用しています。



子どもの成長に対するクランク長の変化は、大人が色々と試すのとは大きく違うと思います。そもそも、145cmの子供が165mmのクランクを使うというのは、今169cmの僕が、190mmクランクを使うのとほぼ同じです。190mmクランクなんて乗ったら膝が曲がりすぎ、伸び過ぎで痛くなりそうですね。子供の柔軟性ありきのポジションであったと思います。筋肉もそれほど発達してませんので、それも影響しているかと思います。


個人的には、関節の屈折角度は大きくなりすぎると負担が大きくなる気がします。だから、短めがフィーリング的には好きです。理屈的な事は後付けの理由に近いと思っています。

今回はクランクの長さについて、完全な自己流の理屈で考えてみたいと思います。私的な見解ですので、シマノやチームの公式な見解ではありません。

クランクの長さによる特徴の違いにはまず、パワーの算出方法をおさらいしたほうが良いと思います。

パワー=トルク×回転数×係数(※)
※係数については、調べていただけると助かります。

つまり、一回転あたりのトルクと、回転数、どちらかを上げればパワーは上がるということですね。
イメージ的には、ウェイトトレーニングのスクワットの1回で上げる重量がトルクで、回転数が回数ということですね。具体的に言えば、30kgを10回上げても、300kgを1回上げても同じパワーになるということです。ウェイトトレーニングの負荷と同じですね。

では、クランクの長さの話に戻ります。
クランクが長くすると、当然テコの原理が働きます。つまり、1踏みあたりの出力トルク(タイヤやチェーンに伝わる瞬間トルク)は変わらないけど、瞬間的な入力トルクは小さくなります。(テコの原理が大方わかっていれば感覚的に伝わると思います。)[上記はすべて同じギア、同じ回転数同じパワーでの想定です。]
逆にいえば、クランクが長いほうが1回あたりの発生トルクを大きくしやすい。と言えると思います。(細かく言えばいろいろ違うかもしれません。)

クランクを短くすると反対のことが起きます。対トルクでいえば、165mmと170mmでは3%近くも変わるということになります。これは、165mmクランクで同じ300wで漕いでいるとき、170mmでいうところの309w分のトルクで踏んでいるということになります。その分外周距離も3%短いので一周あたりに換算すれば、同じトルクになります。だから同じパワーになります。
出力トルクは同じなので当然同じケイデンスなら同じパワーになります。不平等ですね…。瞬間的には頑張っているのに…。

それなら、クランク長いほうがええんちゃうん!?となりますね。
間違いではないです。でも移動量の面では170mmのほうが大きいです。だから負荷は同じです。つまり大きなデメリットにはならない。と僕は思っています。
先ほど書いたように、クランクが長くなると膝の屈折角がどんどん大きくなります。(ペダルの下死点にサドル高を合わせたくなるため、ペダルの上死点は高くなる。)フルスクワットとハーフスクワットをイメージしてほしいのですが、ハーフのほうが、重いものを持ち上げられますよね。これは、1回の移動量が少ないからです。そして、膝の屈折角度が影響していると思います。
膝の屈折角が大きすぎると体にも負担がかかると私は思うので、その差が瞬間トルクで多く踏まないといけない3%のデメリットを、超えているような気が私はします

またポジション的な問題もあります。
クランクが、短いと3時の位置に足を置いた時に足が前に出づらいというメリットがあります。足が前になりすぎると前に蹴り出すようなペダリングになってしまい、個人的には好ましくないです。クランクを短くすると反対の9時の位置も後ろになりづらくなります。これも引きやすさに影響すると思います。
また、クランクを、短くするとサドルを高くしやすく、ハンドルを下げやすいです。ハンドルを下げやすい理由は、上死点の時の膝の高さが下がるので、より骨盤を倒しても邪魔にならないからです。
ハンドルを下げたい理由はハンドルを押しやすい気がするからです。前にしっかり重心を乗せて踏んだほうがペダリングの踏みに力を込めやすいと、僕は考えています。

しかし、これは、皆さんの足の長さや柔軟性などにもよると思うので試してみる他ありません。
クランクの長さを試すというのは、一般的なライダーの方だと難しいと思うので、まずはクリート、サドル、ハンドルの順でポジションをいじるといいと思います。あくまで最後の調整法にクランク長の変更を考えてみてください。
僕は自分だとわけわからなくなるので、プロの方にお願いしています。


P.S.
僕が小さい頃は、身長(mm)が適正クランク長‥なんて言われてた気がしますが、今はどうなのでしょうか?笑
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もう2025です。

2024-12-09 09:00:00 | 日記
タイトルは詐欺です。
まだ2024年です。申し訳ありません。

ですが、実は僕の中では、2025シーズンは始まっていると思うので、2025と書かせていただきました。
毎年オフには新たな取り組みを試みています。もちろん競技力向上のためでもありますし、「楽しいから」という理由でもあります。
今年は“筋トレ”です。まだまだ初心者なので、向上するところまでたどり着けるのか…と不安になることはありますが、先輩達の手も借りながら楽しく取り組めているので、ひとまずオッケーです。

オフは、どうしてもモチベーションの維持が難しいです。レースもないですし、忘年会、新年会…etc.あり、気が緩む場面も多いからです。

先日、大学のOB会に出席させていただきました。いよいよOBになってしまいました。
学生の頃(去年のことやないかい。)を思い出すと、周りを見る余裕なんてなく、自分のことで精一杯で周りに迷惑をかけたと思います。
ちなみに今でも迷惑をかけてばかりなので成長したいです。笑
なかなか成長というのは、難しいと身を持って痛感しています。もちろん、オフでのトレーニングで感じるような身体能力の成長も、精神的な成長もです。

現役学生の後輩と話すと、みんなそれぞれ色々な思いの中で競技に取り組んでいて頑張ってほしいな。と思いました。僕も入学前はワクワクしていながらも、不安もあり、でも頑張ろうという気持ちでいっぱいでした。同志社大学はけして強豪校ではありませんが、選手を支える環境は完璧でした。今後さらに強豪校になっていってくれることを期待しています。

今度は僕が支える立場になりました。OBとして恥ずかしくない活躍をしたいと思いました。
初志貫徹。来年も頑張ろうと思います。
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新型TCR

2024-07-06 15:11:12 | 機材
新型TCRに乗り始めて3週間が経ったので、前作TCR(MY2020)との比較を中心にブログに書いてみようと思います。あくまで2年ほど乗ったフレームとの比較なので、参考程度に…笑

・乗り心地
前作よりは硬くなっていると感じます。ヘッド付近の合成が高まっている気がします。理由がそこなのかは、わかりませんが明らかに乗り心地は硬くなっています。
でもプロペルよりはマイルドになっていると感じる選手は多いようです。
最近だとタイヤの幅を太くするのが主流なので、空気圧も下がっていますし、乗り心地はトータルで見るとそれほど変化は大きくないかもしれません。
MY2020が発表された当時、25c程度が主流で28や30cを使う選手は多くありませんでしたが、今では28c30cを使用する選手が多いです。

・踏みやすさ
脚質による。っていう大前提はあります。基本的にフレームは硬いほうが踏みやすいはずです。余計なひずみが減るので踏力が伝わりやすいはずです。今回のTCRは前作に比べて、かなり剛性が高まっているようです。
たしかに、スプリントをかけたときや、ダンシングでトルクを掛けた時、レスポンスが以前よりも高くなっていると感じます。

・かっこよさ
言うまでもない。神。
内装化されたケーブル類!シェイプアップされたフレーム形状!なんかエアロな感じのフレーム!!(※本当にエアロです。)

GIANTユーザーの方ならジオメトリも基本的には同じ(ヘッドスペーサーの厚みが違うのでそこは注意です。)なので、ポジションも出しやすいです。

以上、一ヶ月程度乗ってみた感想です☺

以下僕が使用してる機材です。
(身長169cm男)
サイズ XS
ステム 120mm
ハンドル幅 380mm
コンポ デュラエース
ホイール デュラ36(レース) アルテ36(練習)
タイヤ コルサプロ28c
空気圧 4.5-4.0(天候路面によります。)
クランク長 165mm
使用ギア F52-36 R11-30


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全日本選手権

2024-06-29 11:21:22 | 日記
全日本選手権に出場しました。
結果はDNFでした。
応援ありがとうございました。

ベストを尽くした準備をして、レースでもベストを尽くしたつもりでしたが、体も思うように動かず序盤でドロップしてしまいました。
集団から遅れてからの数周数キロは、全然身体は動かないし、とても長く感じました。
広いコースに、一人で走っていると沿道から多くの声をかけていただけました。応援していただけることは、とても嬉しいことでしたが、自分の不甲斐なさに応援が身に刺さるようでした。

振り返ってみると、トレーニング内容や時間の過ごし方に反省点は多く見つかりますが、全日本チャンピオンということが、どれほど私から遠い位置にあるのかというのは想像に難しくありませんでした。
元来、能天気な性格の私ですが、今回ばかりはそうも言っていられなさそうです。1年間をかけて、あるいは、もっと長い時間を高い集中力で取り組むことができなければ、近づくことは愚か、遠ざかってばかりになるのではないか。と思っています。

優勝争いをした4人の選手や最後まで戦った選手を見ると、やはり、長い間ここで勝つことを目指して取り組んできた選手ばかりでした。自分は取り組みや、データだけでなく気持ちの面でもそこから程遠かったと痛感しました。自分にできることはやったと信じていた自分は、何もわかっていませんでした。

まずは、来年の全日本選手権を目指して頑張ります。いつまでチャンスがあるのか、わからないのが選手だと思うので、来年のチャンスすらあるかどうかは、定かではありません。でも、目指さないことには届かないので、まずは集中して頑張ります。


シーズン後半にも重要なレースがたくさんあります。見ごたえのあるレースも多いと思うので、皆様是非ご覧になってください。 
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好き嫌い

2024-06-12 08:42:50 | 日記
僕は比較的好き嫌いがない。と自負していて、それは食べ物にとどまらず、何でも森羅万象に対する好き嫌いというものがほとんど無いです。言うなれば何でも好きだと言ったほうが正しいかもしれません。
それ故にバカ舌だと、某イシ◯ハラさんには馬鹿にされますが、バカの方が幸せだと思うので、愚言も水に流しています。

とはいえ、楽しいと思うことは、あるのでできるだけオフの日には楽しいことをしようとしています。

例えば誰かと話しながら自転車に乗ることや、好きなものを食べるなどです。
オフの日には、よっちゃんこと、よしきとライドしたり、ソフトクリームを食べたりしました。よしきとは、真面目な話からふざけた話までできる良き仲だと(僕は)思っています。何より今期春から強さを見せている、よしきの考え方には常に刺激されるものがあります。
ソフトクリームは長門牧場というところのものを食べました。本来減量の観点からは、望ましくない食べ物ですが、ソフトクリームからしか得られない栄養がある気がするので、自分に許可してます。


全日本選手権までいよいよ、今日を除いてあと10日最後まで集中して頑張りたいです。

久しぶりのブログ投稿でした。最後まで読んでいただきありがとうございます☺
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