中新田交流センターコンサート

現在、宮城県内陸部には沿岸部で被害にあった多くの方々が避難をしてきています。
タケダは教室として物資を「鳴子町」「登米市」「大崎市」「加美町」「栗原市」の
小・中・高校や避難所に提供してきました。
約600名分・・・ほんのわずかなのかも知れませんがタケダの精いっぱいです。

タケダは中新田交流センターに文具や楽器、また登米市と連携して裁縫道具セットなどを届けた事がご縁で、ぜひ演奏をしてくれないかと依頼がありました。
この施設には南三陸町から避難している方が約70名ほどいらっしゃると聞いています。
先日、体育館にてゴスペルサークルJOYメンバー25名と共にお伺いしました。

当日は日本劇場技術者連盟の音響や照明の方がボランティアで
素晴らしい舞台セットを準備していて下さり、
メンバーテンション上がりっぱなし!!
自分たちも、そして聞いて下さる皆さんも楽しまなくてはと
念入りにリハーサルをしました♪



昼食を取って本番スタート!
ゴスペルの歌詞はどの曲もポジティブな物ばかり。
この日配るプログラムに掲載する為、友人などにもアドバイスを頂き歌う曲の和訳を直しました。皆さん、理解していただけただろうか・・・

全11曲を熱唱したのですが、アンコールで歌った「きずな」では
お客様も、そしてメンバーも泣いてしましました。
お互い被災者です。メンバーの中にはご家族を亡くした方、
親戚や友人に被害があった方も多くいます。

メンバーと久しぶりに心を合わせて歌えた事に
タケダもとてもうれしかったです。
「歌」って良いなぁ・・・と実感しました。

タケダがソロで歌った「Lean on me」の和訳を紹介します。
カ―クフランクリンという方が作ったのですが、私はこの曲が大好きです。
人と人が支え合って、関わりあって
生きている実感を得る事が出来るような気がしています。

Lean　On　Me

これは父親のいない小さな子供達の為・・・
居場所の無いその男性の為・・・
AIDSと戦う小さな男の子の為に・・・
「さぁ・・・・話してごらん？僕に寄りかかっていいから」

ある街角に立ちすくむ男性
住む家も食べ物も持っていない
絶望的な世界は彼の心の青空を奪ってしまった
彼の泣き声が聞こえてはこないか？
それから父と友を捜している女の子
いつの日か吹き荒れる嵐が過ぎ去ることを祈って
だけどその場から立ち去る代わりに、心を開いてこう言ってみようよ

僕はここに居る。心配することはないんだよ。
キミの目には涙が溜っているから、
呼んだらその涙を拭きに駆けつけてあげるよ。
友達はキミが落ちた時に、受け止めてくれる為にいるんだ。
僕の肩に寄りかかってもいいから。

病気に苦しみ、自由の翼をもがれた子供がいる。
しかしその病気は彼の身体から消えることはない。
彼の母親は、いつの日かまた太陽が昇り、
身体から痛みが無くなることを、
見上げていた彼の手を握って祈った。

教えて・・・・どうやったら顔を見たこともない、
そんな神を愛することが出来るの？
それでも人が死んでいくのを見て、ただ立ち去るしかない不甲斐なさ。
僕の手を握って、僕の友達の所へと連れて行こう。
キミの混乱した頭をただ楽にするために彼は待っているから
立ち去る代わりに聞いて、こう言ってみようよ。

僕はここに居る。心配することはないんだよ。
キミの目には涙が溜っているから、
呼んだらその涙を拭きに駆けつけてあげるよ。
友達はキミが落ちた時に、受け止めてくれる為にいるんだ。
僕の肩に寄りかかってもいいから。

この場を借りてちょっとご報告を。
先日「感謝のうた」の作曲を依頼され関係者に色々相談に乗って頂きましたが
事情によりお断りさせて頂きました。私は今回のCD作りに関して
作詞者・初めに作曲された方、またその方達の関係者との交流がないのに
お受けできないと判断しました。また、製作側と発起人の意見が食い違い
私はその話に関与する事は難しいと感じたからです。
ご協力頂いた方には申し訳ありません。
しかし、先日CDが完成したそうです!
私はまた聞いていないのですが、きっと沢山の思いか詰まった
すてきな音楽に仕上がっているはず♪
機会があったら、ぜひ聞きたいなぁ～と思っています。



さて、今回は「音楽で被災者の心の支援」というライブでしたが
月からは「音楽で募金を募り被災者を支援」というライブにも出演予定があります。
どちらも、これからとても大切だと思っています。
仕事と両立できる範囲で、演奏活動も頑張って行きます!!