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チャオプラヤ河岸の25時

ビジネスマンの日記帳

ゼロ・コロナの無責任

2021-07-17 01:31:03 | インポート

 ワクチン接種が70%に達しているイギリス、マスク義務の撤回は無論、イベントも満席での開催を許可している。日々の感染者は現在も49,000人と桁違いに多いのだが、重症者や死者が減り続けているからだ。日本も同様の傾向にある。累積6,600万回のワクチン接種が進み、日に3,400人の新規感染者に増えているものの1,400人いた重症者は日々に減り、昨日は376人となった。死者は24人だ。

 マスコミは朝昼晩とワイドショーで危機を煽るが、新たに話題を探さなくて済む格好のネタだからが理由だろう。どう考えても馬鹿げた騒ぎだ。ワクチン接種後に300人を超えて死者が出た、と騒ぐ番組すらもあったが、何とその99%が90歳以上の方であり、ワクチンとの因果関係があるとは到底考え難い病名が並ぶ。

 毎年日本では130万人が死亡するが、コロナ死の累計は1年半で1万5千人に過ぎない。しかもそのほとんどは80歳以上の高齢者に偏っている。コロナ対策に国を挙げて集中する陰では他の病気の治療が遅れている。自殺者に至っては11年ぶりの増加に転じたりもしている。いい加減にすべきだ。

 重症者や死者が取るに足らない数字なら、日々の感染者が万単位になってもまったく構わないはず。そもそも風邪とはそのようなものだろう。したり顔で医療専門家なる人物がテレビで危機を訴えるが、一体他の病気はどうなっているのか?平年に比較し死者の絶対数がむしろ減っている事実をなぜ伝えないのか?危機の自営業者の生活や経済全般への打撃、若者の社会生活の喪失、それら巨大な損失をどう考えているのか?余りに無責任だ。

 ゼロ・コロナを叫ぶ方々の無責任さは許容値を超えている。できもしないゼロ・コロナの為に、では現行法で何をせよと云うのだろうか?そんな方策はあり得る訳がなく、今日本で可能なことはコロナとの速やかな共存でしかない。その基礎的条件は既に日本で整いつつある。そして社会生活と経済を早急に回復させなければ、とてつもない数の命が別なところで失われることになる。コロナ死だけが死であるはずもない。

 インド変異株の脅威を云うのはゼロ・コロナ信者に多い。だが、感染者が元気に動き回る故に感染が広がるのであり、感染力があると云うことは即ち弱毒化を意味している。ウイルスの変異はほぼそのような経緯を辿る。寝ている他ないような強毒ウイルスなら、患者はベッドから動かないはずであり、感染が簡単に拡散することなど逆にあり得ない。専門家ならばウイルスは明確に弱毒化している、そう宣言すべきだろう。

 毎日5万人近い感染者があっても正常化を宣言する国、たった数千人で緊急事態によって社会生活を止めようとする国、何が賢いのか冷静に考える時だ。来月に日本のワクチン接種は累計で8、000万人に達し、ウイズ・コロナによる対策がほぼ目途が付く。これでオリンピックの無観客や緊急事態宣言でサービス業を止める?まったく意味が分からない。陰では数多くの無関係な死が進行しているはず。ゼロ・コロナ路線の野党やマスコミはそのことにどう責任を取るつもりなのだろうか?既に犯罪のレベルにある不安の煽り方である。

 

 

                         川口

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菅政権の終焉

2021-07-11 22:57:03 | インポート

 今回の緊急事態宣言はひどい話だ。先ずは期間が来月の22日まで、実に44日間に及ぶ長さだ。飲食宿泊などのサービス業にどうやって生きて行けというのだろう。

 確かに感染者は増えてはいるが、それは無症状感染者も含めた数字だ。肝心の全国の重症者は、ピークの1,400人から420人に激減している。いったいこれの何をもって緊急事態、医療のひっ迫可能性、と云うのだろうか?これで社会活動を制限する、オリンピックを無観客にする、というのは正気の沙汰ではない。毎日3万人が感染しているイギリスでさえ、来週は全ての社会的制約を解除する。日本の状況の何処が緊急事態になるのか、世界から見ればまったく意味不明な宣言である。

 空っぽの新国立競技場の隣の神宮球場では、プロ野球が有観客で行われ、スーパーコンピューターの富岳は競技場での感染リスクはゼロと予測した。イベントが人流を産むから、などと云う馬鹿げた宣伝も為されたが、人流が問題なら山手線では毎日クラスタ―の発生で都市機能は既に終わっているはずだ。少しは目の前の現実の意味するところを色眼鏡無しに見つめた方が良い。でたらめな不安の煽りによって日本を貶め、不満の増殖によって票を増やそうと云う立憲や共産党の思惑、それにマスコミが協力する構図だ。これと戦わないのならば、つまりは科学的に何の整合性もエビデンスもない宣言となる。

 後手後手と批判された政権が、それならばとオリ・パラ期間中を全て緊急事態にして守りに入った、と云うことだろう。だがウイルスとの戦いでノーリスクとかゼロ・コロナとかは最初からあり得ない幻想だ。リスクは多少あるがワクチン接種が進む現在、社会生活を止めるほどとは思わない、なぜそうした当たり前の発言がないのだろう。

 野党のプロパガンダを含め、世間には不合理な世論は何時も存在し、時にそれが多数派を形成することすらある。その馬鹿馬鹿しさと戦って物事を前進させる、それがリーダーの仕事だ。今更疑似ロックダウンを行うのであれば、なぜ昨年2月に全ての外国人流入を止めなかったのかになる。全面鎖国が如何にグローバル化した世界で不可能なのか、そのことをもっと世論に説明しなければならなかった。その現実の中、対策としてワクチンとウイズ・コロナを選択する以外に何があったのか、と堂々としていればよいのだ。そのことに何の誤りもない。

 今更に世論に迎合し、ましてや無責任を極めるマスコミや共産党などの攻撃の矛先を逸らすため、と云うのではまったくの選択の誤りだ。菅政権にとっての致命的な欠陥、つまりは自身の哲学の不在を露にするだけの宣言にしかならない。この政権の命脈は4回目の緊急事態宣言によって、確実に尽きることが明らかとなった。統治能力の無さはまるで民主党政権のデジャブのよう、あの時同様に被害者は国民でしかない。

 

 

                    

                        川口

 

 

                    

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緊急事態宣言・4

2021-07-08 22:21:59 | インポート

 また1都3県と沖縄で緊急事態宣言を出すのだそうだ。4度目になるが、今回はまったく意味不明だ。確かに感染者は増えているが、留意すべき死者と重症者とは減り続けている。つまり最初から目指していたはずのウイズ・コロナに成功しつつあるのに、一体何事だろうか。

 政権の腰が据わらない姿が問題だ。コロナ対策ではなく、低質な野党やマスコミのバッシングに対応しているように見える。ワクチンしかゲームチェンジャーにはなり得ず、今後は治療薬が登場すれば緊急承認する、そう宣言して毅然としていれば良いだけのことだ。誰がどう対応しようと、未知のウイルス相手の戦争の経緯は似たようなものになるはず。

 オリンピックの無観客での開催もほぼ決まりなのだと云う。まったくのナンセンスだ。プロ野球やJリーグとどこがどう違うのだろう?上手くいくことで政権に力を与えたくない、そんな動機で火の消えたオリンピックにしたい勢力も存在し、彼らはコロナ前からの頑固な反対派だ。なぜそんなものに迎合しなければならないのだろう。こんな腰砕けではこの政権はそう長くない。

 昨日、ワクチン接種は1日で200万人を超えた。医療関係や重症化し易い高齢者からの普及が功を奏し、60歳以上の感染者は全体の5%前後にまで減っている。軽症者や無症状者が何人であるかなどに驚く意味はない。無症状はどこまでも無症状なのだから。ガラガラのコロナ専用病院を前に何が緊急事態宣言、何が無観客開催なのだろう。これこそがウイズ・コロナの成功した姿、なぜそう宣言できないのか政治の弱さを感じざるを得ない。

 都市部の飲食業界にとっては致命的な緊急事態宣言になりかねない。経済を断続的に止め、既にどこも限界状態にある。コロナ死軽減と引き換えに非コロナ死を倍増させる、所詮クレーマー野党のやっていることはそんな質のものだ。それと戦えない政権なら、退場いただくのが日本の為かもしれない。何とも嘆かわしいだけの緊急事態宣言だ。おそらく防疫効果はまったくない。

 

 

                        川口

 

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世界のメルトダウン

2021-07-06 21:44:39 | インポート

 コロナとオリンピックで日本の報道は埋められているが、世界では各所でメルトダウンが進行している。いずれは廻り回って日本にも影響する、グローバル経済の中でかなり心配な状況が進行している。

 アフガンは治安維持にあたっていた米軍やNATO軍のほとんどが撤退し、為に急速にタリバンの占領地が増えた。最近では国軍兵士が隣国のタジキスタンなどに大量逃亡し、既に無政府状態に近い。タリバンやISのテロは増大の一途だ。クリミアではロシアとNATOとの緊張が著しく高まっている。ミャンマーは国軍クーデターと流血の民衆弾圧により、市民側も止む無く武装対峙に踏み切って連日の武力衝突に至っている。第二のアフガン、失敗国家への道を確実に進んでいる。

 香港でも民意を議会を通して実現するメカニズムは消え失せ、中国共産党は民主派への苛烈な弾圧を進めている。昨日は高校生を含む9名が爆弾での抵抗を準備した、として国家安全法により逮捕された。選挙による代議制での意思表明の機会を奪い武力強権支配に進めば、その反作用は同じく武装になる。香港の民主の運命は既に決まっているが、中国共産党は次の標的、台湾の制圧に向けて急速な軍備拡大に邁進している。両岸の緊張はクリミアにも負けない。中国共産党が偉大な中華民族の復興を掲げる以上、国境は全てが不安定化する。中印国境の軍備拡大は急激なもの、ウイグルへのジェノサイドはナチにも比較される質にある。

 まともな平安は普通のことで無くなりつつある。もしもコロナが中国の意図的拡散であった、と証明されれば世界は一気に全体がメルトダウンに向かう。コロナはなぜ人への感染能力を獲得し、なぜ武漢の拡散は数カ月隠されたのか、それへのCIAやMI6の報告書は来月には公表されることになる。

 

 

                           川口

 

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感染者増?

2021-07-05 18:50:50 | インポート

 東京では感染者が週に20%程度ずつ増え、蔓延防止処置の1カ月延長観測が報道されている。オリンピック中は宣言を延長しようと云うことだろう。

 だが、ワクチン接種は既に累計で5,000万回に近く、2回完了者も2,000万人に近い。感染予防と重症化阻止に力のあるm-RNAワクチン、この為にピークで1,500人近くいた重症者は400人台に減り、150人だった1日の死者に至っては昨日は6名にまで減った。医療崩壊を食い止めると云う主旨からいえば、如何に感染者数が増えようが最早大騒ぎする数字にならないはず。

 感染者数と死者や重症者の比例関係は現在成立していない。無症状感染者や軽症者がいくら増えても医療の破綻には至るわけがなく、つまりウイルスとの共生は進んでいる。ゼロコロナなどと云う世迷言は不可能なことは明らかだ。そんな妄想より、このようにワクチンと治療薬によってウイルスを生活の一部に飼いならすしか方法はない。

 武漢コロナ騒ぎも今年限りで終わるだろう。世界では1億8千万人が感染、死者は400万人を超えた。未だ感染急増に喘ぐ国も多いが、ワクチンの普及が進めば年内に回復者を含めた抗体所有者は世界で40%を超えるだろう。なにより重症化防止の効力はm-RNAワクチンで秀逸であり、ただの流感にしていく可能性は高く、喜ばしいことだ。弱毒化したウイルスを使う従来型ワクチンの中国製やロシア製はどうか知らないが。

 今の懸念はそのワクチンをめぐる様々なデマ情報だ。何十万分の一のリスクを懸念する、そのこと自体の知性も問題だが、科学的知識に欠ける人の間で不安の伝播力は大きいことを知り、そのデマ情報が拡散していく様を楽しむ不謹慎な輩も少なからず存在する。まともな知識だけが正しい情報源の嗅ぎ分けを可能にする。知は、断然の力だ。

 

 

                             川口

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