有川浩の「海の底」読了。
以前読んだ「空の中」が面白かったので、この本が文庫化されたのを見つけ購入。
以下ネタバレありなのでご注意を。
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出だし、突然巨大甲殻類の大群が出現し、後は大方予想通りの展開。
予想通り潜水艦内部で問題児が問題を起こし、予想通り最初の救助に失敗し、予想通り望は夏木に恋心を抱き、予想通り翔はしゃべれるようになり、予想通り圭介も改心し、そして途中まで明かされなかった圭介や望の置かれた環境も予想通り。
そして最後も予想通りのハッピーエンド。
でも、、、、
すっげー面白かった、コレ!!!!!!!!
どんでん返しがあればいい訳じゃないと言う見本。
それほど予想から外れた展開にならないのに、全くつまらないと言う感覚は感じず、予想した場面が予想通りに現れても、それがかえって痛快に感じたりする。
そして「空の中」を読んだ時も思ったが、とにかく個々のキャラがいい味出しまくっていて、キャラの台詞とかがいちいち面白いしかっこいい!!
夏木と冬原のやりとりとか、烏丸と明石のやりとりとか、それだけでも充分楽しめる。
特に冬原の覚めた言い回しとか最高。
唯一、警察相手に難攻不落だったサガミ・レガリスが、自衛隊にはあまりにもあっさり駆逐されるところが予想外と言えば予想外。
もう一山あるかと思ったが、考えてみれば自衛隊ならあっさり勝てる事が重要なんだよな。話的に。
それにしてもそんなに戦力差あるんだw
で、非常識なテーマの中にあって、物語の大筋を支えてるのは今日本が抱えてる問題なんかだったりする。
これが前述した警察大苦戦、自衛隊にとっては雑魚、ってとこにかかっても来る訳だが。
さり気ないマスコミ批判(狙ったのか分からないが)とかもGJ。
で、親のあり方とか、自分のふるまいとか結構考えさせられたり、反省させられたり。
世の中全てがこんな丸く収まる訳じゃない事は充分知ってる。もう40手前だし。
でも自分はやっぱりハッピーエンドが好きなんだなぁ~、とつくづく思った。
一つ不満を言わせて貰うと、圭介と母親も最後は和解して欲しかった。
いや、物語中では書かれてないが、きっと将来和解した時が来たのだと信じたい。
圭介の母親は、多分自分の身近にリアルにいたら軽蔑するし、嫌っていたと思う。
物語中でも圭介自身、母親の汚い所に気づき、母親を避ける様になるのだが、何だかんだ言っても圭介を何不自由なく育てたんだ。そこは分かってやってくれ。
って、何小説の世界の出来事に熱くなってるんだ、俺w
いや、それだけ自分のツボに入り、物語の世界に引き込まれ、余韻に浸りっ放しな訳ですよ。
個人的には「空の中」より遥かに面白かったし、ホントこの作品、自分の中で確実にベスト3に入る良質のエンターテインメントでした。
有川さんに直接「ありがとう!」って言いたい位気に入ったよ。
まぁ、そんなに多く本読んでる訳じゃないけどw
有川浩の自衛隊三部作と言われる残り1冊、「塩の街」も凄い読んでみたくなったわ。
以前読んだ「空の中」が面白かったので、この本が文庫化されたのを見つけ購入。
以下ネタバレありなのでご注意を。
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出だし、突然巨大甲殻類の大群が出現し、後は大方予想通りの展開。
予想通り潜水艦内部で問題児が問題を起こし、予想通り最初の救助に失敗し、予想通り望は夏木に恋心を抱き、予想通り翔はしゃべれるようになり、予想通り圭介も改心し、そして途中まで明かされなかった圭介や望の置かれた環境も予想通り。
そして最後も予想通りのハッピーエンド。
でも、、、、
すっげー面白かった、コレ!!!!!!!!
どんでん返しがあればいい訳じゃないと言う見本。
それほど予想から外れた展開にならないのに、全くつまらないと言う感覚は感じず、予想した場面が予想通りに現れても、それがかえって痛快に感じたりする。
そして「空の中」を読んだ時も思ったが、とにかく個々のキャラがいい味出しまくっていて、キャラの台詞とかがいちいち面白いしかっこいい!!
夏木と冬原のやりとりとか、烏丸と明石のやりとりとか、それだけでも充分楽しめる。
特に冬原の覚めた言い回しとか最高。
唯一、警察相手に難攻不落だったサガミ・レガリスが、自衛隊にはあまりにもあっさり駆逐されるところが予想外と言えば予想外。
もう一山あるかと思ったが、考えてみれば自衛隊ならあっさり勝てる事が重要なんだよな。話的に。
それにしてもそんなに戦力差あるんだw
で、非常識なテーマの中にあって、物語の大筋を支えてるのは今日本が抱えてる問題なんかだったりする。
これが前述した警察大苦戦、自衛隊にとっては雑魚、ってとこにかかっても来る訳だが。
さり気ないマスコミ批判(狙ったのか分からないが)とかもGJ。
で、親のあり方とか、自分のふるまいとか結構考えさせられたり、反省させられたり。
世の中全てがこんな丸く収まる訳じゃない事は充分知ってる。もう40手前だし。
でも自分はやっぱりハッピーエンドが好きなんだなぁ~、とつくづく思った。
一つ不満を言わせて貰うと、圭介と母親も最後は和解して欲しかった。
いや、物語中では書かれてないが、きっと将来和解した時が来たのだと信じたい。
圭介の母親は、多分自分の身近にリアルにいたら軽蔑するし、嫌っていたと思う。
物語中でも圭介自身、母親の汚い所に気づき、母親を避ける様になるのだが、何だかんだ言っても圭介を何不自由なく育てたんだ。そこは分かってやってくれ。
って、何小説の世界の出来事に熱くなってるんだ、俺w
いや、それだけ自分のツボに入り、物語の世界に引き込まれ、余韻に浸りっ放しな訳ですよ。
個人的には「空の中」より遥かに面白かったし、ホントこの作品、自分の中で確実にベスト3に入る良質のエンターテインメントでした。
有川さんに直接「ありがとう!」って言いたい位気に入ったよ。
まぁ、そんなに多く本読んでる訳じゃないけどw
有川浩の自衛隊三部作と言われる残り1冊、「塩の街」も凄い読んでみたくなったわ。