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「一ノ木会報」 ~ 雑記版 ~

タイトルは昔某サークルから発行されていた、部員の部員による部員の為の会報の名前。このブログは私の私による私の為のブログ。

本三冊の感想を簡単に。

2010-09-12 23:25:13 | 本・漫画・アニメ
最近読んだ本三冊の感想を簡単に。

松岡圭祐の「万能鑑定士Qの事件簿 V」。
おせっかいな奴に振り回される主人公って構図はあんまり好きでないので、途中までちょっとイライラしてしまったw
今回小笠原と葉山のダメコンビ(コンビは組んでないけど)がほとんど出てこないのであるが、こうして読むと小笠原は要らない子の気もするが、葉山の無能っぷりはないと物足りないな。
最後の卒業証書のとこはちょっとウルッと来た。
安定して面白い。

朱川湊人の「かたみ歌」。
本屋の煽り文句に釣られて、普段あまり選ばなさそうなこの本を。
それぞれの短編がちょっとずつリンクしている、と言うより古本屋の主人が狂言まわし的な役目をし、それぞれの短編を繋いでる感じ。
話的には昭和40年前後の古き良き時代の下町を舞台にしたファンタジー(と言うかホラーになるの?)+人間模様で、謳い文句にあったように号泣したりとか涙止まらなかったりとかはなかったけど、不思議かつ暖かい印象で、実はそんなに期待してなかった割に結構楽しめた。
時代背景や自分の幼少時代の前なのであるが、ぎりぎり自分の幼少時代と被る部分もあり、また下町と言う自分が生まれ育った場所が舞台なので、ノスタルジーみたいなものも感じたりした。
と言うか舞台となってるアカシア商店街が、都電の近くとか屋根のあるアーケードとか、古本屋は自分の記憶には無かったものの、良く通ったジョイフル三ノ輪と言う商店街と重なってしょうがなかったのだが、ホントにここがイメージモデルだと言う事を読んだ後知って、更にノスタルジーに浸ってしまった。

有川浩の「阪急電車」。
文庫本で出たら買おうと思ってた作品。
こちらも短編同士がリンクしつつ物語が進んでいく形式であるが、「かたみ歌」のような全編を通して出て来る柱的な人物はなく、ちょっとずつ各短編の主人公達がリンクしてく。強いて言えば阪急電車が柱と言った所。
基本恋愛系苦手なのだが、この作家のは爽やかなので結構平気だったりする。
まぁノリが軽過ぎる気もするけどw
どうもドロドロ全開、モジモジ全開ってのがダメなんだよね。
と言いつつ、この本の中では婚約者を寝とられた女の話が一番気に入ってしまったのだが。
電車内でやかましいおばちゃん軍団や暴行振るう彼氏をやりこめるシーンがスカッとして好きです。 やはり悪は退治されるべきだと思うんですよ、自分は。えぇえぇ、小市民ですから。
そう言えば「海の底」でもダメマスコミを一喝するシーンがあったな。あのシーンも良かった。
これ映画化されるんだよなぁ。どんな感じになるんだろ。
後、「図書館戦争」も文庫化してくれ。

「ティターンズの旗のもとに」今野敏

2010-09-04 00:42:39 | 本・漫画・アニメ
「ティターンズの旗のもとに」今野敏。

Zガンダムの外伝的な話。
外伝とは言え、もう少し本編に登場するキャラを絡ませて欲しかったかなぁと。
俺の好きなアッシマーが登場するのはグッド。
話的には淡々と進む感じで読みやすいが、意外性は無かった気がする。
それと小説とは言え、最重要人物の一人を見つける際の「偶然の出会い」があまりにもご都合主義的な気がしたかなぁ。
最後、アンハッピーエンドになるかと思いきや、ハッピーエンドでおさまったのは良かった。
所謂敵側には敵視点のストーリーがあり、十人いれば十の正義がある的な部分がガンダムの良さの一つだと思うのだが、そう言った意味では非常に興味深い物語にはなってるとは思う。
ティターンズの独裁っぷりはZ本編で描かれてますが、これはどちらかと言うと連邦の小物っぷりが描かれた一冊です。

そう言えばジャミトフ・ハイマンの思想って、超環境保護主義だったんだよな。地球の環境汚染を無くす為には人類はいらないみたいな。
それが色々ねじ曲がったり、色々な人物の思惑が交錯してあんなんなっちゃった。こう言う所もガンダムの面白さかなと思う。

結論:Zもう一回見たくなった。

鬼軍曹が…。

2010-08-29 17:36:17 | プロレス・格闘技
山本小鉄が亡くなりました。
私と同世代位のプロレスファンにとっては印象深い人なのではないかと。
自分はプロレスファンになったと同時に新日派になったので、尚更そう言う思いは強く、レスラーとしての小鉄さんは、横アリでのヤマハブラザーズ復活の1試合を生観戦した以外の現役バリバリの頃はビデオでしか見た事ないけど、レフェリーとして、解説者としての小鉄さんはかなりかっこいい存在だった。選手以上に新日イズムを感じさせると言うか。
ヒロ斎藤×コブラで明らかにコブラの肩が上がってるのに3カウントいれちゃうとかチョンボもあったけど、猪木×国際軍団の1×3の時のレフリングとか忘れられない。
体をはってカットプレーを阻止し、なぜかマイクを持って場外カウントを数え、猪木のリングアウト負けを決める20カウントを数え終わった瞬間マイクを叩き付け、ぶっきらぼうにラッシャー木村の手をあげた小鉄はなんだか凄くかっこ良かった。
そして解説者としても、過激な実況と言われた古舘や東京スポーツの桜井さんとの絡みは最高で、試合を何倍も面白く盛り上げてくれた。「あっ、ちょっと待って下さい。」とかな。
プロレス、と言うか新日本を愛するあまり、他の団体や格闘技に対して辛辣過ぎる発言や、とにかく新日を持ち上げ過ぎる事も多かったが、そこがまたこの人らしさなんだよね。まぁ他団体の選手でも認める部分はちゃんと認めてたし。
こう言う鬼軍曹がプロレスの世界からいなくなるのはやはり寂しいな。精神論だ非科学的だと批判もあるだろうが、プロレスには理論的なコーチよりも、鬼軍曹が似合うと思うので。
合掌。

SWEET VACATION LIVE

2010-08-22 21:24:02 | 音楽・芸能
ゴメンナサイ。最近「May劣化した?」なんて思っててすいません。
生Mayかわいすぎです。ホントごめんなさい。

と言う訳でSWEET VACATIONのライブに。自分自身久しぶりのライブ。二年半ぶり?
やっぱりライブはいいね~。
今日のライブはスイバケ初のワンマン@東京ってのもあるのかもしれんが、会場の雰囲気とかノリとかが凄く良く、スイバケやバックダンサーのパフォーマンスも最高、MCも面白く、とにかくホントに楽しいライブだった。
Wアンコールまでの二時間があっという間。楽しい時間は過ぎるのが早いなぁ…。
新アルバムが個人的にはそんなに好きでなかったのだが、予想外にライブ映えしたのも好結果を生んだ一因。
好きな曲も概ねやってくれたし、唯一の不満は「キラメキジェット!」をやってくれなかった事位かな~。

ホント、スタッフ一同や会場のみんなに感謝したい位の良ライブでしたよ。
おかげでまたすぐライブ行きたくなってきてしまったわw

後は向かって右のバックダンサーのお姉さんが凄くイイ!

西尾維新の「猫物語(黒)」やっと読み終わった。

2010-08-21 17:47:41 | 本・漫画・アニメ
西尾維新の「猫物語(黒)」やっと読み終わった。
「化物語」上下、「傷物語」と読んでこれらは面白かったんだけど、今回は個人的にはいまいち。
約300頁のうち最初の100頁近くが暦と月火の会話なのだが、これが自分には楽しめなかった。
化や傷での長い会話シーンは面白く、特に化なんかはストーリーよりむしろ会話を楽しむ本だと思ったもんだが、今作はその会話が変態チック過ぎて自分にはあわず、文字で読ませる事前提のネタ等も無く、とにかく途中から読むのが苦痛になってしまった。
会話終わってからもつまんなくはないけど何かちょっと動きが少ないと言うか、「このエピソードだけで一冊にしなくてもいいんじゃね?」と言う印象。
よって一気に読みたい衝動が起きず、途中途中で他の本に浮気したりしてしまい、読み終わるのに結構かかってしまったし。
これから「化物語」関連の本が続々と出版されるのだが、正直買おうかどうか迷ってきたなぁ~。
傷のアニメは文句無しに楽しみなのだが。