愛宕山の麓で気ままに田舎暮らし

「笠間クラインガルテンの日々」からタイトル変更しました これからも笠間の地で多くの人々と触れ合いながら野菜作りを楽しみに

早朝のヒグラシ

2010-07-29 18:37:16 | Weblog
7月25日(日) 晴れのち時々曇り
 昨夜窓を開けて寝たためか、蜩の大合唱に目を覚まされました
 今年初めて聞く鳴き声ですが、
 15分もすると、パタッと鳴り止んで・・・
 因みに、二十四節気72候の「蜩始鳴」は夏至の次候(6月27日~)

 5時過ぎに起床
 5時40分にサイクリングに

 旧七会村へは3度目
 道にも慣れ
 笠間砕石を横目に・・・
  

 七会村の入り口の待宵草(まつよいくさ)
 
 後ろは茶畑

 佐藤達夫著の「植物誌」(昭和41年「雪華社」発行)に、
 ある人が「待てどくらせど来ぬ人を」の宵待草の作者の竹久夢二に、
 『「宵待草って、なんだい」とたずねたら、
 彼は「名まえをまちがえたのさ。後で待宵草がほんとうだと気がついたけれども、
 もうみんなが”宵待草”で歌っているし、いまさらなおせない」と答えたというのだった。』
 と、あります

 因みに、太宰治の「富嶽百景」の月見草が待宵草であるのは有名な話
 待宵草あるいは月見草というは、この花が夕方に開花し朝に萎む一日花であることから
 名づけられた由

 何度来ても素晴しい七会の風景
 

 遠くに蒟蒻畑
 
 お聞きすると、これは2年目のもの
 3年で出荷するそうですが、今年は、気候の所為であまりよくないとのこと
 春先の天候不順かと思ったら、この暑さがよくないとのことでした

 そして、あちらこちらに見られるノウゼンカズラ
 

 七会中学校
  
 とても素敵な高台の学校

 学校からの景色も・・・
 
 スイスにでも来たような
 
 看板に誘われて牧場へ行ってみましたが・・・
 
 観光牧場ではなく育成のための牧場とのことで、立ち入り禁止
 口蹄疫の問題もあり、部外者の立ち入りは当然禁止ということで・・・
 
 少し上がったところに、こちら
  

 木立の中のバンガロー
 一度は使ってみたいような
 

 次から次と草刈り機をもった人に出会うので、お聞きしたところ、
 今日は村中総出で、年に一度の草刈りとか
 川の葦などを刈り取って、台風シーズンを控えて川の流れをよくするのだそうです

 今日は3時間ほどのサイクリング
 走行距離51キロ
 とにかく、緑の中、気持ちの良いサイクリングでした

 そして、庭の芝があまりにも伸びたので、私も今年初めて草刈り機で・・・
 
 怖いし、大きな音がするしで、耕運機や草刈り機は殆ど使わないのですが、
 さすがに手作業では追いつかない状況になり・・・
 
 今日も昼寝をして
 午後は、先ずは花壇で倒れたグラジオラスやダリアの手入れ
 
 すぐ近くにトンボが
 

 ところでこちら・・・
 
 オモチャ南瓜なのですが・・・

 今回の持ち帰りはこちら
 
 今回は、つるありインゲン・ゴーヤ・オクラを初収穫
 (ゴーヤは例年よりかなり遅いような気がしますが・・・)

 つるありインゲン
 
 
 そして、迷いに迷ったスイカの収穫
 
 (このスイカ、受粉後の日数が少ないのですが、音が余りよくないので・・・)

 午後5時すぎクラインガルテン出発
 1時間40分ほどで我が家へ

 スイカについては次回ご報告します

 ところで、昼食に素麺を作って食べたのですが、
 昭和31年に出版された「惣菜歳時記」(柳原敏雄著 中央公論社出版)に、
 『素麺もうどんも小麦粉から作るものである。おなじ麺類でありながら、
 細身の素麺や冷麦は夏の食品とされ、太いうどんやヒモカワは主に冬の食品と考えられている。
 日本人の季節感は非常に鋭敏であって、食料品の形にまで、そのような要求があらわれてくる。
 (中略)
 乾麺の茹で方
 素麺をゆでるには、沸騰した湯の中へ塩一つまみを落とし、束の一端を糸で結え、
 バラバラにならぬようにさばきいれる。
 湯が吹きあがるようであったら、その都度水を差し、ゆで過ぎぬ程度で水に移し、
 泡のなくなるまでよく晒す。
 冷麦はさらさらと一本ずつ離れるように入れた方がよい。』
 と、あります

 ところで、今から50数年前にに出版されたこの本のあとがきに、
 『生粋と呼ばれるものの命が短いように、そろそろ忘れられつつある日本的な惣菜の姿を、
 何らかのかたちで書きまとめておかなければ、という気持ちには、しょっちゅう追われていた。』
 大変楽しい本で、呉汁やスミツカりについても記載されています

 この本、定価130円ですが、購入価格500円でした
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