古都ぶらりさんぽ

京都・奈良など全国を散策し鑑賞した文化、建築など紹介し、咲く花の美しさや魅力を画像に収めたり想いを綴っています。

千本釈迦堂②本堂

2008-04-05 08:55:13 | Weblog
千本釈迦堂の本堂は応仁の乱に、奇跡的に災火を免れ、京洛最古の建造物として、国宝に指定されています。
本堂は正面24m、側面28mの堂々たる重壮感あふれたもの。
本尊は、釈迦如来坐像。その横の柱には、応仁の乱についた刀傷が残っていて、すさまじい戦を物語っています。
堂の周りには、桜・枝垂れ桜などが植栽されて、春は実に美しい。
本堂の裏の霊宝殿では、国宝・重文がズラリと並んで展示されています。本尊の重文・釈迦如来坐像をはじめ、国宝・本堂棟木と棟札、快慶作の重文・十大弟子、定慶作の重文・六観音像、重文・六観音像(聖・千手・十一面・馬頭・准胝・如意輪)、重文・銅造釈迦誕生仏、重文・千手観音像など、まさに仏像の宝庫といった印象でした。