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.kuri

アジア・アフリカの旅日記と、ネパールの孤児院(おしん)日記。現在は日本での日常生活を書いてます。

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2005-03-31 00:49:40 | Others


どうも。タイでうだうだしているkuriです。今日は勇気を振り絞って新企画をやってみたいと思います。といってもそんなおおげさなもんじゃないんだけど。


先日友達とチャットしてたら、「kuriはもっと日記に私情を込めて書いた方がいいよ」と言われた。確かにそうなんだよね。俺は旅で起きたことや、考えたことは書いているけど、自分の感情をあんまり書いていない。感情を表現するのが下手なんだ、昔から。確かに感情が出ている人の日記は面白いもんなあ。その時のチャットをそのままここに載せたら面白いかもしんないけど(笑)。後は読み手も気にしてしまうね。勢いでこんなこと書いたらレベル低いと思われるんじゃないか、とか。勢いで書かなくても低いけど。内容的に無理な時もあるけど、でもなるべく勢いで書こう。


先日カウンセラーの人が書いた本を読んでいたら、「子どもは感情を表現することを段々に学習していく」と書かれていた。今感じているこの気持ちは「悲しい」っていう感情だとか、こういう時の感情は「嬉しい」って表現するんだとか、そういうことをいろんなところから覚えていく。最近はカウンセリングに来る人に、この「本当の気持ち」を言葉で表現させるのが難しい場合が多いと、その著者は書いていた。でもそれを引き出すのがカウンセラーの腕の見せ所であり、そして回復への出発点になる。


別にたいして感情でていないんだけど(笑)、こういうのを1回やってみたいと思っていたので、やってみた。バーレーン戦を見て、その後久しぶりに覗いたnakata.netのHPにちょっと触発されて。今回は海外留学している人に、僕から書いたメールをそのまま掲載。さっき書いたばっかり。あ、これもそのまま日記にも使えるかも、って思ったので。うまくいったらまたやろう。


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いろいろあってボランティアは早く終わったよ。理由は書くとちと長くなるから書かんが・・。もう1回行きたいなあと思ったりもしてるけど、今はちょっと自粛しておいた方が良さそうだね。


それにしても、(留学先の学校で)日本人で固まってしまうのは悲しいね。精神衛生上は必要な時もあるかもしれないけどね。俺も旅の中でそういうの思ったことがあるな。英語の勉強も旅の目的の一つなんだけど、やっぱり結構逃げ腰になったりする。欧米人と話すことにね。友達も出来たけど。でも自分でチャンスを作っていかないと、本当にそれで終わってしまうからね。俺の友達でも留学しててそういうことで悩んでいる奴がいるよ。でもね、頑張ってないと、そういう環境に慣れちゃうからね。負けそうな時はここにいる目的を思い出す。


俺の旅もいよいよ終わりが近づいてきたようです。今日はずっと次の行先を考えてた。いよいよ選択肢に日本が入ってきた。もうやりたいことはかなりやったしね。あと将来のことも考えていた。興味を持っている分野とかは絞れたけれど、絞り切れないな。これからじっくり考えよう。


でもやるべきことは必ずあると思うので、誰にでも。


大変だと思うけど、頑張って。目標や自分を見失わないように。うまくいかないときはそれを考えるんだよ。

近況っていうか、考えていた事を書いちゃった。日本代表の試合観た後で興奮しているみたい(笑)。


なんて偉そうに言いましたが、自分も頑張ります。


では、またね。



海外でボランティアをすること②

2005-03-20 01:38:05 | Others
 タイは最近暑い。ここバンコクで、ネパールやケニアで会った人と沢山再会して驚いている。さっきもトラベラーズロッジに泊まっている先生(あだ名)と会ってご飯を一緒に食べてきたところだ。バンコクはアジア最大級のハブ空港があり、何より航空券が安いので、とりあえずここまで来て航空券を買い別の場所を目指したり、ここから日本に帰国する人が多いのである。先生は中国の大理から飛んできた。


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(今日の写真は全部ネパールです)

 なんだかとんでもないテーマを書き始めてしまったなあ・・と正直思っている。日本でも海外ボランティアに出る人が大勢出て来たので、かけらでも情報はあった方が良いと思ったし、何よりもボランティアで悩んでいるひとのことを書いてみたかったのだが。まだまだ成熟していない分野である。でも誰かが既にこういうテーマで調査をしたり、論文を書いたりしているんだろうなあと思う(あったら見たい)。日本はこういう分野の団体の「横の結びつき」が非常に弱いし、情報サイトやHP、本などもあるけれど、いわゆる大手の団体の紹介が多く、広範囲を網羅はしていない(信頼に値する団体かどうかを判断するのは大変だから、仕方ないとも思うが)。海外でボランティアをしたいという人は、まだどのプログラムを選ぶべきか、どこを信頼してよいかも分からず、非常に迷っていると思う。


 さて、前回の続き。

 ボランティアもいろんな分野があるが、海外で日本語を教えている人も多い。日本語学校で教えている人もいれば、現地の普通の私立学校で教えている人もいる。ボランティアに求められているものも千差万別。でも「とりあえず日本人だったら来てくれ!」みたいなところも多いみたいだ。現地に行って、いきなり数日だけどっかで教える人も結構いるのだ(向こうもたいそうなものは求めていないからいいのかもしれないが)。


 現地の日本語学校で日本語を教える約束で行ったのに、実際はその学校の事務仕事を沢山させられて、頭にきてやめてしまった人もいた。ネパールでの話だが、この人は長期で気合いを入れて日本から来ていた人である。その事務仕事とは、日本に留学生を送る際の書類を作成する仕事で(日本側の書類審査は最近かなり厳しいらしい)、一人送り出すことができるとかなりもうかるのである。要するに「ただでうまく使われてしまった」のである。


 じゃあ、何を基準にボランティアを選べば良いの?という話である。難しい話であるが、ポイントは

「過去にそこで誰かがボランティアをしていて、情報が手に入ること」


である。話を聞いておくことで、がっかりする確率はある程度減ると思う。きちんとしたチラシやウェブサイトがあるだけでその団体を信頼してはいけない。大きい団体だということだけでも信頼するに値しない。意外と個人レベルで誘っている小さなところの方が、その誘っている人がきちんと情報をくれてケアしてくれるので良かったりする場合もある。費用も何かのプログラムや斡旋団体を通して来るよりもかなり安く付くし、期間などの融通も聞く。ただしこういうのは見つけるのが難しい。その国に関わっている人たちのメーリングリストなどが一つの狙い目だ。結構ボランティア情報(本当に必要とされているもの)が流れている。国際協力関係の講演会などに行って、その国に関わっている人の知り合いをつくるのも良いと思う。会場にはその国に関わりが深く、いろんな情報を持っている人が来ているはずだ。講演会などは終了後に懇親会をするところも多いから、その気になればそこで知り合いを作り、良い情報をもらうことが出来るだろう。

 もう一つの良い手は、日本人が現地に駐在していて、実績があるところを選ぶことだ。


 そして何よりも、行く前に何がしたいのか、どの程度のことがしたいのか(そして出来るのか)、はっきりさせておくことである。「初めてだから体験程度でいい」という人もいれば、既にそういうプログラムには参加したことがあるから、前回よりも一つ上のところを目指したいという人もいるだろう。そういう人は妥協せず頑張っていいものを見つけて欲しい。


  僕もいろんな国に行ったが、現地に行くと思ったよりも意外と多くボランティア情報を目にしたりする。外国人、日本人が集まる宿、レストランなどにチラシや情報ノートがあるのだ。なのでそんな気もなく現地に旅行に行って、ボランティアを募集していることを知って始める人もいる(こういう情報が日本にもうまく伝わればいいのだが)。そしてそういう人の方がディープにしっかりと役立つボランティアをしていたりするのだ。そしてリーズナブル。ま、これは時間がある人にしか出来ない方法だが。とにもかくにも、必要な情報もっと総合的に紹介する機関や本、HPなどが出て来たらいいなあと思う。探し方のコツも含めて。

 最後に、僕が出発前に読んだ、国際協力関係の雑誌に載っていた記事から。発展途上国の地域開発に取り組んでいるNGOの職員の方が、「農村開発などに取り組みたいのなら、まず自分の住んでいる日本の地域を知ろう。自分の住んでいる地域のこと(現状やシステム、慣習、役所、住んでいる人のこと、経済、その他もろもろのこと)も知らないのに、よその国の地域の開発などどうしてできようか」という主旨のことをおっしゃっていた。全くその通りだと思った。


 そして、よその国の貧しい人たち、助けを必要としている人たちのことに目を向けるのも大事なことだけれど、自分の国にも助けを必要としている人がいることを知っていなくてはいけない。マザーテレサは日本に講演にきた際に「まずあなたの国の貧しい人を助けて下さい」とおっしゃっていたそうだ。


 海外でボランティアをしてみたいと、憧れに似た気持ちを抱く人もいるだろう。けれども「ボランティア」という枠がカバーしないところで助けを必要としている人は沢山いるのだ。要するに誰かの役に立つには、何かの組織に登録して「ボランティア」を始めることだけが道ではないということだ。ボランティアは「自発的に」するものだから、いろんなモノややり方があっていい。そういうものを自発的に見つけてやっていくことができる人が必要なのだと思う。


海外でボランティアをすること①

2005-03-17 16:27:14 | Others
おっしゃ、今日は更新しよう!と、とりあえずネットカフェに来た.kuriです。最近僕の周りでもブロガー(ブログを書いている人のこと)が増えてきました。goo blogも僕が始めた頃(昨年の5月)は、まだユーザー数は6万人くらいだったのに、今は15万人を超している。恐るべきメディアに発展してしまいましたね。livedoor blogなんてもっとすごいんでしょう。毎日更新している人って、本当にすごいと思います。特に毎日仕事をしながら書いている人。尊敬します。頑張ってください。


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(写真はインド・ジャイサルメールでのキャメルサファリ)

今僕はタイで充電中。気候は良い。僕は寒いのは嫌いだが、暑いのは割と平気である。飯もうまい。その辺の屋台が抜群においしいので、外食レストランに行く気になどならない。そしてタイには何だか人をとろけさせるような空気が漂っている。何もしていなくても、それが大して気にならない。この心地よさにとろけている。


先日、半分くらい自分のblogを読み返してみた。相変わらず文章の下手さが目に付いてしばし愕然とする。自分が気合を入れて工夫したりしていないのだから、上達する訳がないのだが・・。文章の質も気になるが、中途半端に終わっている記事や、書ききれていない事の多さが気になる。ネパールの子ども達や教育のことも書ききれていないし、旅で出会った沢山のボランティアをしている人のことも書きたい。バングラでは、かなり人と熱い話しをして来たのに、それも書ききれていない。


なので、今回はタイとは関係ないけれど、書きたかったことをちょっと書く。この話は本当は学生が春休みに入る前に書きたかった話だ。


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(写真は全てインド・ジャイサルメール)


海外でのボランティアの話。


旅の途中で、僕が思っていたよりも沢山、海外でボランティアをしている人に出会った。そんな人たちに話を聞いていて分かったのは、日本でも海外にボランティアを斡旋する組織が増えて来ているということだ。大手旅行会社もインド・カルカッタのマザーハウスでボランティアをするツアーなどを組んでいる。NGOなどが主催するワークキャンプやスタディツアーも恐らく数が増えて来ているはずだ。


でも、そこに参加している人の中には自らの想像とのギャップに困惑したり、悩んでいる人も沢山いた。そしてある人達は憤りを感じていた。


悩んでいる人たちの理由は

①自分は現地に来て本当に役に立っているのか?
②この組織は本当にボランティアを必要をしているのか?

という2つが主なものである。①は特に短期間のボランティアやワークキャンプで来た人に多い。実際のところ、現地の言葉も慣習も、そして現地の人のスタッフ達や地元の人がどんな思いで働いているかも分からずに、素人が短期間で効果的にお役に立とうとするのは難しいことだ。主催する側も「体験してもらう。現地のことを知ってもらう。これからに役立ててもらう」ことに主眼を置いていることが多い。それはそれで素晴らしいことである。何らかの形で国際協力をしたいと思っている人には、それが良き出発点となるし、たとえワークとしてはあまり役に立てなかったとしても、自分が得るものはあるはずである(それも主催団体のプログラムの質によるが)。僕が引率していたワークキャンプも「ワーク」だけでなく「交流」というところを前面に打ち出していたし、その部分での狙いがあった。


そういうことがある程度分かって参加している人はいいのだが、あまりにもいろいろな現状を知らないままに、「役に立てる」と過度に期待して参加してしまう人が多いように思うのだ。彼らの話を聞いていると、「事前に過去の参加者などに話をきいておけば分かりそうなことなのに・・」と思うようなことをこぼしていたりする。せっかく高いお金を出して来ているのだからもったいない。本格的に人の役に立ちたいと思っているなら、他にもいろんな道がある。


②はやっかいな問題だ。僕自信も話を聞いていて憤りを感じたことが多々あった。問題はお金である。こうしたボランティアやワークキャンプを、完全にビジネスにしてしまっているのだ。期待を膨らませて行ってみると、現地にはたいした仕事がなかったりする。困ったことが起きても主催団体や斡旋組織からのサポートはろくにない。斡旋する側と、受け入れる現地側がお金(参加費)をたっぷりもうけて終わり。そんなひどい組織が沢山ある。


この話は聞いていて本当に頭に来たので実例を出す。アフリカ・ケニアでのことである。僕が首都ナイロビで泊まっていた「プライムタイム」という宿には、ボランティアをしに来ている人たちが沢山いた。ほとんどはKBDAというボランティア斡旋組織を通じて、学校で先生などをしていた。いざボランティア達がナイロビに着いて、KBDAの事務所に行ってみると、まず今は学校が長期休みで今はボランティアの仕事がないという。もちろんそんなことは前から分かっていたことだ。これだけでも随分ひどい話だが、「各自適当に宿を見つけて泊まっていてくれ」とのこと。しかも宿込みの参加費を払っているはずなのに、宿代は払わないと言ったのだ(あとである程度出してくれたようだが)。もう数日で仕事があるから○日に事務所に来て」と言われて行ってみても、「まだ仕事はありません」との冷たい返事。やっと仕事が出来ていざ現場に行っても、現場の人にボランティアの人のことが伝わっていない。などなど。


このKBDAよりもっとひどいのが、このKBDAという団体を通じて海外ボランティアを斡旋している日本の「N」という団体である。国内外のワークキャンプで有名な団体だ。参加費は7万円。あるボランティアの話だと、空港には来るはずの迎えは来ておらず、自力でKBDAの事務所にたどり着いたのだという。その上に彼らはさらにKBDAに必要経費(1ヶ月で2万円くらい)を払っているのだ。現地についてしまえば、「N」は関与せず(=サポートなどなく)、KBDAとの関わりだけになる。要するに「N」はKBDAというひどい団体を紹介しただけで7万円ももうけているのだ。本当にひどい話だ。それだけのお金があったら、海外で随分といろんなことが出来るのに・・。


(長くなってしまったので続く)


happiness

2005-02-19 14:57:10 | Others
「うそ」 谷川俊太郎 

ぼくはきっとうそをつくだろう
おかあさんはうそをつくなというけれど
おかあさんもうそをついたことがあって
うそはくるしいとしっているから
そういうんだとおもう
いっていることはうそでも
うそをつくきもちはほんとうなんだ
うそでしかいえないほんとのことがある
いぬだってもしくちがきけたら
うそをつくんじゃないかしら
うそをついてもうそがばれても
ぼくはあやまらない
あやまってすむようなうそはつかない
だれもしらなくてもじぶんはしっているから
ぼくはうそといっしょにいきていく
どうしてもうそがつけなくなるまで
いつもほんとにあこがれながら
ぼくはなんどもなんどもうそをつくだろう

(初出 谷川俊太郎「はだか」筑摩書房 1988)


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最近また灰谷健次郎を読んでいる。「砂場の少年」という本の中に引用されていたのがこの作品。詩っていいっすね。ネパールの子ども達と日本の子ども達を比べながらいろんな事を考える今日この頃。

スマトラ島沖地震緊急支援について

2005-01-13 15:11:51 | Others
aiaiがコメントしてくれたので、今日はスマトラ島沖地震緊急支援について書こうと思います。

いくつかのHPなどで、NGOやNPOの支援状況を見ましたが、現地でのボランティアは募集してませんね。やはりきちんと国連団体やNGOなどに所属して組織の一員として派遣されてくるか、現地のことを知っており、言語が出来る人でないと、今回は難しいと思います。日本の災害のケースとはやはり違いますね。


Bookmark(メインページ)にも追加したのですが、GambaNPO.netや、ぼきんやドットコムなどのページでいくつか支援先を見つけることが出来ます。ぼきんやドットコムに情報が載っているシャプラニールセーブザチルドレンなどは、WEB上でクレジットカード決済の募金や、ジャパンネット銀行決済の募金も出来ます。ちなみにシャプラニールや、ピースウインズジャパンページには、現地のNGOと組んでやっている調査や援助の様子などが詳しく書かれていました。また、難民を助ける会では、ネットから申し込むコンビニ払いなどの募金方法もあります。


その他、物資を送りたい人は、以下を見てください。国際協力マガジン(メールマガジン)からの情報です。

□ アジアアフリカ環境協力センター(ACEC)救援物資送付・募金先 ―――

 26日午前、東南アジアスマトラ沖で地震及びインド洋8国で津波による甚大な被害が発生しました。1月5日現在で死者15万人なっており、今後も被害者数は増加すると予想されます。
 阪神大震災において我々神戸はNGOをはじめたくさんの人々からの支援により元気づけられ励まされました。そして今度は我々が元気づける番ではないでしょうか。
 そこで我々アセックでは被害の拡大に怯えながらも頑張っている被災者たちを励まし、助けるべく救援物資の輸送をする予定です。救援物資と現地までの輸送費の一部負担についてのご協力お願い致します。

【緊急物資】
物資送付先:〒657-0854 兵庫県神戸市灘区摩耶埠頭2番地3 アセック気付 神港パレットサービス株式会社
物資:
・下着(新品) 〔underwear〕
・衣類(夏物) 〔clothes〕 ※スカートは不可
・毛布 〔blanket〕
・タオル 〔towel〕
輸送費:
一箱(40×40×50cm程度)につき2,000円を郵便振替でお願いします。

(注) ダンボールの外側にアルファベットで大きく内容物〔contents〕及び、男性用〔male〕、女性用〔female〕、子供用〔for children〕をはっきりと表記してください。

【災害募金、輸送費受付】
郵便振替 口座番号:01190-6-15837
加入者:アセック又はアジアアフリカ環境協力センター
通信欄に「インド洋8国支援物資」とご記入してください。

問合せ先:アジアアフリカ環境協力センター(ACEC)理事長 瓜谷 幸孝
〒650-0023 兵庫県神戸市中央区栄町通3丁目1-7(栄町ビル3F)
TEL:078-392-3986 FAX:078-392-2461 
E-mail:acec@catpp.co.jp URL:http://www.catpp.co.jp/acec


今いる場所で、出来ることをしていきましょう。それはとっても大事なことだと思います。


Neverending

2005-01-04 18:47:31 | Others
風が止むように、旅が止まった。

沢山見たいものがあった。どうしても見たいものを見終わったとき、旅が止まった。

貧しい人を見た。貧しいものを見た。それは旅の目的の一つだった。この旅にはいろんな目的がある。あるものは終わりに近づき、あるものは継続中。そうして得ていったものから、新しい目標も生まれている。本当に贅沢をさせてもらっていると思う。

旅行中ずっと持ち歩いてきた「マザーテレサ日々のことば」を読んだ。
与えられたメッセージは、分かち合うこと。

スマトラの津波のニュースを見たとき、思ったこと。この人たちは、本当に全てを失ってしまって、これからの生活へも何の保障もない。自分がこんな状態に置かれたら、一体どうなるのだろうと思った。

分かち合うこと。とってもシンプルなメッセージだ。もしも世界が100人の村だったらを思い出した。

三浦綾子さんの本に書いてあった言葉。
「人が一生を終えるとき、残るのは人に与えたもの」

まだ旅は続いていくが、得たものをしっかり還元していきたい。

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愛は、今日始まります。
今日、誰かが苦しんでいます。
今日、誰かが路上にいます。
今日、誰かが飢えています。
私たちの働きは、今日という日のためにあるのです。
昨日は過ぎてしまいました。
明日はまだ来ていないのです。
貧しい人の姿をしたイエス様を知って
愛して、食べ物をあげ、服を着せて、
宿を用意することのために、
私たちには、今日だけがあるのです。
明日まで待ってはいけません。
今日、私たちが彼らに食べ物をあげなければ、
彼らは明日はもういないでしょう。

「マザーテレサ日々のことば」より

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OSHINの写真集サイト、オープンしました。
・OSHINの子ども達の学校の成績表が届きました。こちらからどうぞ!(report1=Word File)




就職活動プロジェクト

2004-12-26 19:54:43 | Others
 どうも。kuriです。今朝はアジアの津波のニュースで本当にびっくりしました。東アフリカ海岸にも津波が来ていました。クリスマス休暇で、リゾートには人がいっぱいいるんですよね。行方不明の人が早く見つかることを心から祈ります。


 僕はお正月もアフリカです。アフリカのどこかは分からないけど。クリスマスはもっと盛り上がるのかと思いきや、意外と静かでした。派手なイルミネーションなどもなかったですね。今はクリスマス休暇で、閉まっている店が多いです。


 そういえば、実はインドの写真がいっぱいが出てきたのです。といっても36枚ですが。オンラインアルバムを作ろうと思っていたのに、デジカメ紛失したために、そのままになっていたのです。インドの写真は沢山撮ったのに、残っているのはこれだけ。暇な人はこちらから見てください。


 前回の就職活動の話の続きですが、もう一度自己分析を始めました。使っている本は、学生の時にも使っていた『絶対内定(杉村太郎/著、ダイヤモンド社)』。といっても、本を持ってきているわけではないので、アマゾンから本の目次をプリントアウトして、思い出しながらやっています。どんな分野で仕事がしたいのかということにのみならず、自分が人生をどう生きたいのか、自分を知って、自分を深く掘り下げていける本です。自分の過去の人生を掘り下げていくことで、自分の経験したことにどんな意味があったのか、そのことによって自分がどのように成長し、それが自分の行動や考え方にどのような影響を及ぼしているのか、それがワークシートをやっていくことで分かります。まあ、こういうのは好き嫌いがあるし、書くのが苦手な人はしんどいかもしれないけど。本の目次を見たい人は、こちらからどうぞ。


 ワークシートの中に、「他人から見た長所・短所」を書く欄があります。よかったら協力してくれませんか?メールの送り先はtakashikuriara@yahoo.co.jpです。内容は「僕の長所と短所」。協力してくれた方には、後できっとお礼をします。コメント欄に書いたらだめですよ(その方が面白いかもしれないけど)。遠慮せずに、ちゃんと短所も書いてくださいね。


それでは、またね。


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BOOKMARK2、追加しました。

【バングラデシュ】
バングラデシュ大百科

【旅行関係】
旅ネタ・ドット・コム - 最新の旅情報が充実。お世話になってます
easyJet / ryanair - 信じられないぐらいに安いヨーロッパの格安航空会社

【useful】
What`s Best! - 各カテゴリーを代表するサイト厳選セレクション!使えます。

【entertainment】
NUMBER WEB - Number編集によるスポーツ情報。全部ではないが、Numberの記事がそのまま読めるので嬉しい。
雑学・小ネタ紹介blog Nowhere and Everywhere
お星様とコンピュータ ★彡
「心に響くあの人の一言」
ラブ・ファミコン ~ ブラウザでファミコンしよう
青空文庫 - 著作権の消滅した作品と、「自由に読んでもらってかまわない」とされたものを、テキストとHTML形式でそろえています。

ブレイン・スタイル

2004-12-23 23:48:36 | Others
 僕のナイロビの日々はわりと静かです。大してどこにも出かけていません。本を読む時間と、考えている時間、何かを書いている時間、ネットカフェにいる時間が長いです。というのも、日本に帰ったら(ちゃんと帰ります)、就職活動をするので、その下準備をちょっとずつやっているのです。幸いなことに、ナイロビには日本語の貸し本屋(2週間5冊で200シリング=約300円)とか、日本大使館のライブラリーがとっても充実しているのです。とにかく興味がある本を片っ端から読んでいます。


 最近読んで面白かったのは、『ブレイン・スタイル よりよい人間関係をつくる「4つの脳」(マーレーン・ミラー/著 加藤諦三/訳 、講談社 、1998)』。学生の時に、就職活動で適正診断をやったけれど、この本の方がよっぽど役に立つと思いました(自分に関しては)。以下概要です。


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ブレイン・スタイルを知る必要があるのは、「その人に何を期待し、何を期待してはいけないかを知るためである」。そして、「相手に期待してはいけないことを、諦めるためである」。この本を読むことで、ブレイン・スタイルの違う人と、どううまく生きていくかが、理解できるのではないだろうか。(訳者解説より)

●ノーアー(Kタイプ)The Knower
合理性型・論理先行型。問題点に興味を示し、情は切る。
●コンシリアトーア(Cタイプ)The Conciliator
私情型。事を円く収めようとする。人間に興味を示す。
●コンセプター(COタイプ)The Conceptor
直感直情型。マイペースで生きている。日本人には少ない。
●デリバレイター(Dタイプ)The Deliberator
熟慮型。用心深く観察し、情報を集める。慎重派。

あなたのタイプがわかるテストつき!

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 ここにはすごく簡単に書いてあるけれど、実際の本にはもちろんもっと細かく詳しく書かれています。ちなみに僕は日本人に一番多いKタイプでした。いろんな実例を出しながら、以下のことを書いています。


・知識が行動の前にある
・一番良いものを取ろうとするので、なかなか決断できない
・新しい分野での決断が苦手
・慎重、中立、客観的
・分析、評価をする
・システムを作るのが好き
・事実を得た後に直感を使う
・合理的
・利己的
・創造性がない
・先見性がない
・リスクを冒せない
・途中で計画を変える柔軟性がない
・今いるところといなければいけないところのギャップを埋める(改善)が得意
・物事を組み立てられる
・ファイル好きで、そこから必要な情報を取り出して役立てる
・ひとつの問題にいくつもの答えが出せない
・新しいことを学び、それを他人に伝えるのが好き
・手本で勉強する
・沢山の趣味を持ち、均整が取れた人


 まだまだあるのですが、とりあえず。「このタイプの上司と仕事をする時は、こういうことに気をつける」「こういうときは、このタイプを呼べ!」などの項も、いちいちごもっともでした。あの人何タイプなんだろう?と考えると、チームワークの仕事で役にたちそうだ。何よりも自分のことがよく分かりました。


 いよいよクリスマス。みんなどう過ごすんでしょうか?うちの教会は毎年近所でキャロリングをしていています。ロウソクを片手に、賛美歌を歌うのはなかなか良いものです。24日、25日は各地の教会でクリスマスの礼拝やキャロリングなどのイベントがあります。教会で過ごすクリスマスも本当に素敵なものなので、良かったら行ってみてくださいね。日本全国教会検索のサイトから、自分の家や職場の近くの教会が検索できます。


 それではみなさん、素敵なクリスマスをお過ごしください。


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Booksのページ、沢山更新しました。

ごめんなさい。BLOG引っ越さないかもしれません・・

2004-11-25 23:23:33 | Others

(朝よく飲みにいくチャイ屋さん。チャイセット、味がある。)

BLOGを変えてから、随分とアクセス数が減ったのでおかしいなと思っていたら、エキサイトBLOGは携帯から見れないんですね。僕はアクセス解析とかしていないので分からんかったけど、意外と携帯で見てた人は多いみたい。トライしてくれたみなさん、ごめんなさい。

今対策を考えています。livedoorのBlogもテストしてますが、重いし、原稿が飛んだりして、海外ではつらい感じ。更新もなかなか反映されないし。機能はばっちりだけどね。

だめだったら、Gooで続けます。しばらくは両方のサイトを更新していくので、見ててください。このサイトもまだ続くってことです。

.kuri2 も一応更新してます。
.kuri2

表現

2004-10-23 13:52:20 | Others
 突然だが眞鍋かをりblogが面白い。別にファンなのではなく、たまたまどこかのBLOGのリンクをクリックして読んだのだが、文章が面白かった。若い女の子(おっさん臭いなあ)の文章って、面白いのがたまにある。流行女性作家の本よりも、そういう女の子達の新しい文体や表現の方が僕には面白かったりする。ま、本当に日記なんだけどね。


 僕は好きな女性作家ってあまりいないのである。先日、同じ宿に泊まっている女の子と女性作家についてのトークをした。何人かの流行作家の名挙げ、「女性の書くものはやっぱり日常半径3m以内の身近なものばかりだ。」「恋愛描写も人間関係にも心踊らない」というような話をした。うーん、そうなんだ、心踊らないんだよね。世界が日常で狭いからかな?好きな人はそれに共感することが面白いんだろうけどね。ま、もともと恋愛ものは好きじゃないし。濁った水みたいな不倫もの読んで一体何が面白いの?と思ってしまう(だからいつまでたっても女心から分からんのかもしれんけど)。ちなみにその子の好きな作家は夏目漱石だとか。ま、漱石もどろどろしたのあるけどね・・。この話から生じて「男は何故ロマンロマンというのか」という話に発展し、それも面白い話になった。


 BLOGではないが、面白かったのは佐藤江梨子の「気遣い喫茶」。僕は本を読み始めるまで、この人がグラビアアイドルだとは知らなかった。タイトルに「喫茶」という単語が含まれていたので(僕はコーヒーとか喫茶という単語に弱い)、手に取ったのだ。面白かった。新しかった。僕はいつも新しい表現の形を求めている。夜の山中湖、BOOKS加藤での出会いだった。


 そういえば、村上春樹のアフターダーク、読みました。うーん、一気に読めたけど・・。前作「海辺のカフカ」がすごかったからか、それほどのインパクトがなかった。表現も、登場人物のキャラクターも何だか今までの焼き直しが多かったし。僕は大好きだった村上春樹を一時期封印したことがある(ねじまき鳥クロニクルの頃)。あの何とも言えない読後感に、ある時「これは(自分にとって)いけないのではないか?」と思ってしまったのだ。何といえば言えば良いのだろう、あの感覚。僕の貧弱な言葉では表現できない。本当は当たっていないけれど、あえていえば底なしの空虚感。でも手に取ればすぐに最後まで読んでしまう。「ねじまき鳥クロニクル(途中で止めた)」から「スプートニクの恋人」までは読んでいなくて、久しぶりにその封印を解いたのが「海辺のカフカ」だった。変っていた。そこには明らかに「希望」や「再生」があったのだ。驚いた。彼の中で何があったのだろう?そして次にどんなのが来るかと楽しみにしていたのがアフターダークだった。正直に言って、書きたかった世界を書ききれなかったのではないかという気がした。カフカくらいのボリュームと時間の流れで物語を膨らませていったら面白かったのかもしれないけど。


 みんなはどんな本が好きですか?お薦めがあったら教えて下さい。あんまりへこみそうなモノはいやですが。あ、お薦めBLOGやHPも。素敵で新しい表現物色中。




心のノートについて

2004-09-23 08:09:10 | Others
 日本から持ってきた「こどもプラス~こども応援マガジン~」という雑誌をたまに読み返す。「まあるい地球の子どもたち」という特集で、世界の国々のこどもの暮らしが描かれている。先進国の子どものサイバーな暮らしぶりから、学校に行かずに親と一緒に狩猟をするアフリカ・ピグミー族の話まで、世界には本当にいろんな子どもたちがいるのだなあと改めて思う。


 初めから終わりまで本当に面白い雑誌だが、特に興味を引いたのが「心のノート」についての特集である。「心のノート」とは文部科学省が作った道徳教材である。僕はこの雑誌を読むまで、こんなものが全国の学校で配られているなんて全く知らなかった。作成協力者会議の座長は、心理学者の河合隼雄氏である。ノートについては賛否両論だが、その存在を知って欲しい、考えて欲しいと思ったので、ここで紹介する。特に教育関係に携わっていたり、興味がある方は是非一度見て欲しいと思う。今の子どもたちはこれを見て(やりながら)育つのかと思うと、複雑な思いを抱かずにはいられなかった。心のノートを見たい人は教育行政のサイトで中学生用が見れます。


 まずは賛成側の内容一部紹介。

 実際に使ってみると、このノートがないときと比べて効果的になった点に、上記のようなものがあります。「この言葉が心に残った」というところに赤線を引いてみてと問いかけることで、今まで教師の方から示していた考え方などを教師から教えられるのではなく、子どもが自分で見つけだすことができます。話だと、その場で消えてしまいますが、このノートは、何度でもそのページを読み直せるという良さもあり、子どもの心にストックされていくと考えます。2番目は、教科や行事・日頃の生活など、様々な場面で学んでいることが、関わり合っていて、道徳的な価値のひとつひとつに、位置付いていることに、子どもが気づくことができる。という点です。 (心のノート擁護論より)


次に批判側のサイトと内容。

「子どもと法21」より

  小学校低学年(1・2年)用に目を通すと、「しっかりやろう」「あかるい気もちで」と、常に「心が前向き」であることが要求されています。「学校の勉強が楽しい」って感じることが、元気である、「元気パワー」に満ちあふれているって読み取れる記述があります。つまらない、質の低い授業でも、心が元気なら楽しいって感じられるはずであると、小学校1年生から学校で教えこまれるわけです。面白くないと感じた心は、楽しいと感じられるように変えていかなければいけないということなのでしょうか。「心のノート」が意図することは、「心を豊かにはぐくむ」というお題目とは全く別のところにあるということは、手にとるようにわかります。


 子どもの世界にも「心理主義」を浸透させようとする新しい道徳教育の流れです。小学校1・2年生用の冒頭は「むねをはっていこう」で始まります。比べられ競わされる状況の中では、胸をはれる子どもはほんのひとにぎりのエリートにすぎません。誰もが胸をはれる暮らしは、子どもをとりまくのびやかな状況と信頼しあえる仲間との関係のなかにあるという事実を忘れずに、おかしい流れに異議を表明していきましょう。


 このように振る舞い考える子が「よい子」で、そうできない子が「良くない子」というメッセージが隠されていると読みとれてしまうのは、私の思い過ごしでしょうか。時には逸脱行為もあります。多感な思春期ならなおのこと。子どもたちが求めているのは、こんなモノサシではなくて、丸ごと自分を受け止めてくれる大人の存在ではないでしょうか。「よい子」の行き着く先が心配です。


 「みなさん“自分”のことをどう思っていますか?自分で自分のことをどう思うかで、“自分”は変わります。自分のいいところ・わるいところ、すべてひっくるめて、あるがままの自分にOKをだしていると、心が生き生きしてきます。」このカウンセラーの書いていることって矛盾してるよ。あるがままの自分にOKをだしていると心が生き生きとするといいながら、どこかで今の自分を変えないといけないと心の矯正を促している


「心のノート がらがらぽん」より

  100人いれば100通りの価値観があるから、同じ尺度なんてない。しかし、この「心のノート」ではいつも他人や集団を意識して集団の一部に組み込まれるため、個を没しろと言ってるのだから、違う意見や考えを言えないように子どもを追い込み、ストレスにさらすよ。非常に危険だよね。


 「(遠隔地にあり、生徒の大半は見たこともない)自然遺産に対する誇りを感ずる態度を育成する」事によって育てる愛国心って、どういう意味があるのか?この曖昧さこそ、愛国心の恐ろしさそのものではないか。何もかも曖昧なまま、「これが愛国心だ。大事にしよう。」と教え、教えられる恐ろしさは、考えただけで吐き気だする。
(がらがらぽん)


  「自然崇拝、祖先崇拝、天皇崇拝」の3つの要素をもつ「神道」のイメージを取り入れることで、『心のノート』は、"象徴天皇制"と矛盾しないように巧(うま)く作られている。


 抜粋したい箇所は沢山ありますが、キーワードは「愛国心」です。心のノート制作者の一人の発言。「いま国民全体が不安な状態にいるといわれています。これは価値意識が多様化しすぎていることに起因しているように思います。国民が安心して生活していくには,基本的な価値については共通の価値意識をしっかりと育てる教育をやっていかなければなりません。「心のノート」をもとに,基本的な道徳的価値について共通した価値意識を養っていく。それは安定した国をつくっていくところへつながっていきます。」


こちらでも日本の新聞は良く読むけれど、毎日教育のことが載っていることに気付く。注目を浴びているというよりも、それだけ今何とかしなくてはいけない問題なのだと思う。国旗掲揚・国家斉唱を強制したり、愛国心を通便簿で計ろうとしたり・・。


 子どもは何からモラルを学ぶのか。ネパールとのあまりの違いに、頭が混乱する。理想の教育って何なの?まだまだ探求は続く。