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.kuri

アジア・アフリカの旅日記と、ネパールの孤児院(おしん)日記。現在は日本での日常生活を書いてます。

今日は屋久島の話ではありません。ごめん。

2005-05-22 21:00:46 | Thailand
 
 やっと家のパソコンがネットにつながった。プロバイダーのアクセスポイントとか、設定の仕方が変わっていて、それが原因だったらしい。無料プランだったのに、いきなりコースが新コースに変えられていて、口座引き落としが始まっていたりして、ちょっとびっくりした。


 今日はたまりにたまっていたメール達にやっと返信した。いつも返信遅くてごめんなさい。ちなみに僕は携帯メールも返信遅いです。許して下さい。昨日の夜遊びに行ったYちゃんの家のおとうさんは、「もう栗ちゃんは東京に住めないんじゃないの?」とやたら強調して言っていた。


今日はお知らせ。というかお願い。

>八王子のひでき君、もらった名刺がどうしても見つかりません。takashikurihara@yahoo.co.jpまでご連絡ください。ごめんね。

>うえくん。どこいっちゃったの?

以上です。


何か変な記事になってしまったので、載せ損ねたタイのソンクラン(水掛まつり・4/13-15)の写真を載せよう。この写真は路上ディスコ。僕が泊まっていた宿の窓からの写真なんだけど、すごい盛り上がりだった。タイ人って踊るんだね。90年代のちょっと古いヒット曲のカバーの多さが耳についた。Boom! Shake the roomとか、ダイアナキングの「Shy guy」とか、あの辺をリミックスして流していた。Syampooの「Trobule」とかで踊るんすよ。ま、分かりやすいくていいけど。もちろん踊っている間も、誰かが常時握っているホースからは水が出まくっていた。


カオサン通りのすぐ近く。人についてる白い粉は洗剤の粉っぽいなのだが、よく分からない。水とこの粉を路上で買って、「ハッピーソンクラン!」と言って、すれ違う人の顔などに塗りつける。本当にすごい祭りだった。楽しかった。




Departure

2005-04-18 20:28:07 | Thailand


ソンクラン話の続きを書こうと思ったが、書けず。次にでも。


結局カンボジアも含め、その他もろもろも全部パスして、いよいよ明日日本に上陸。10ヶ月振りの日本。上陸地は福岡。僕の家は東京。どれくらいになるのか分からないけど、日本で旅が続く。Discovery Japan。


(写真 by Gen 。泊まっていたゲストハウスのたまり場。毎晩遅くまでここにいた。)

ソンクラン1

2005-04-15 14:11:58 | Thailand
どうも!カンボジアからkuriです・・・・と書くはずだったのに、実は僕はまだタイにいます。嘘つきました。タイを脱出しようと思ったのですが、やっぱりせっかくだからソンクランを見たい!見てから行こうと思いまして・・。気が変わりました。そんなわけで今日はソンクラン話です。

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4/12

今朝は道を歩いていたら早速水をかけられた。何だってこんなに水鉄砲持った人が道にあふれているのだ。しかもみんなバカデカイやつを持っている。背中に水タンク背負ってる人もいる。お前らはモビルスーツか!祭りというか、ただの世間公認のいたずら遊びdayだ。今日はまだ前夜祭だというのに、みんな朝からうちまくり。何たって水鉄砲売りと水売りの屋台がずらっと並んでいるのだ。すごい。



4/13

ソンクラン初日。道は大渋滞。みんな水鉄砲を持っている。僕も同じ宿の人の小さな水鉄砲を借りて参戦したが、33バーツの小さな鉄砲では歯がたたず。ジュースを冷やしている氷水をかけてくる人もいる。せっけんの粉みたいのを顔に塗ってくる人もいる。なので服はどろどろ。地面もどろどろ。顔はペインティング状態。これが朝から深夜まで続くのだ!僕も夜は2Lの水が入るモビルスーツを借りて出撃した。これは楽しい。

(続く)

*写真はMones WorldのHP、「ソンクランの好き嫌い」からご提供頂きました。

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Bookmark2、更新しました。

Committed Fellowship Media Library - カルバリーチャペルのオンラインゴスペルライブラリー。リアルオーディオで聴けます。僕の敬愛するRobee Neroが歌っているゴスペルが沢山あります。MP3ダウンロード可。

encounter

2005-04-10 01:01:52 | Thailand

腰に出来た「おでき」くんは(一時期は「おでき」というよりモンスターだったが)、近頃ようやく縮小してきた。「直っていく」過程というのを観察していると感動する。毎日確実に小さくなっていくのである。人間の体というのはすごいものだ。


タイのビザが今日切れてしまった・・。さっき気がついた。ビザはまだ残っていると思い込んでいて、あと数日しておできくんがもっと小さくなってから移動しようと思っていたのだ。そんなわけで、とりあえず明日カンボジアに移動することにした。バンコクからカンボジアまでは半日で行けるので、タイのビザが切れそうになるとビザを更新するためにカンボジアに向かう人が沢山いる。


僕は最近のんびり過ごしていた。外をぶらぶらしたりもするが、別に観光スポットに行くわけではない。実は僕はバンコク観光の定番の王宮にすら行ったことがないのである。当てもなくただぶらぶらして、人や街並みを見たり、知らない路地に入って行ったり、おいしそうな屋台でご飯を食べるだけで充分楽しめてしまう。もうすぐ「ソンクラン」というタイの正月のお祭りがある。俗にいう「水掛祭り」というやつで、 相手の幸福を願ってみんなが水を掛け合う。お祭りのために、あちらこちらがソンクラン仕様で奇麗に飾られていたり、ライトアップされていて、街を見ていると楽しい。そういえばさっき入った雑貨屋でもやたらと水鉄砲が売られていた。ソンクランでは、歩いているといきなり水鉄砲攻撃をくらうらしい。


その他はネットをやっている時間、本を読んでいる時間、そして人と話している時間が長い。ネットは海外にいながらいろいろと調べものが出来て、本当に重宝している。人と話す時間。旅に出る前は、人との出会いが旅の中でこんな重要な位置を占めるなんて思ってもいなかった。いろんな人の、いろんな人生の話を聞くのが本当に楽しい。先生、バイヤー、キャバクラ嬢、居酒屋、消防士、本屋、床屋、美容師さん、大学院生、養護施設で働いている人、車の営業マン、画家、漫画家、デザイナー、お坊さんのたまご・・・。仕事やめた人、離婚した人、定年退職した人、普通のおばさん、在日韓国人・・。うーん、面白い。苦労話、業界の裏話、こんなお客さんがおったよの話、恋愛話、結婚、人生のストーリー・・。


いろんな人生を僕に見せてくれた人達。いろんなことを僕に教えてくれた人達。意気消沈しているときに励ましてくれた人達。一緒に旅して、飯食って、語って、笑った人達。これからも付き合っていけそうな人達に沢山出会った。書きながら旅で出会った沢山の人を思い出していた。


・鉄は鉄によってとがれ、 人はその友によってとがれる。(旧約聖書 箴言27:17)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

Bookmark、更新しました。

心理学 総合案内 こころの散歩道
心の仕組みや問題を知る。うつ病、自殺などを始め、様々な「心」に関する情報があります。周りにそういう人がいたらどう接したらいいんだろう?という人も是非どうぞ。

Bookmark2、更新しました。

うつ病--UTU-NET
うつ病の基本的知識や、うつ病を克服した人の話など。

*メンタルヘルス系のサイトは見始めたばかりなので、いいサイト知っていたら教えてください。


カオラック3

2005-04-03 01:40:58 | Thailand

カオラックで腰のところに出来た「おでき」のようなものがかなり膨れてしまい、ちょっと大変なことになっている。最初は小さかったので大して気に留めていなかったのだが、ある日気づくとそれはかなり大きくなっており、そして痛くなっていた。その部分から血が出て、膿んでしまったのである。歩くのもちょっと足を引きづっている。こんな状態で移動も出来ない。ちくしょう!っていう感じだ。こうなると健康であることのありがたさがつくづく分かる。


この旅では幸い大きな病気や怪我はしていない。風邪を引いたり、ちょっとお腹の調子が悪くなることはあったが、医者に行ったり、1日寝込むようなことはなかった。しかしこのできもののために、この旅で始めて薬局に行った。薬飲むのはいやだね。


病気ではないのだが、最近言われて気になる言葉は「痩せたでしょ?」という言葉である。久しぶりに僕に会う人は必ずこう言うのだ。体重は出発前より若干減っているが、見た目はそんなに変っていないはずだ。会う人会う人が僕にそう言い続けるので、「俺は一体どこまで削れていくんじゃ!」と思ってしまった。僕は胃下垂なのか、食べても全然太らない。そして食べないと痩せていく。1回目のインド旅が終わった後はかなりやせてしまって(途中からインド飯がつらくなってしまって、食べる量が減っていた)、自分でもびっくりした。タイのように暑い所もやっぱり食欲が落ちる。日本でも夏はだいたいやせるのだ。そういえば先日「くりちゃんがザックにつぶされている夢を見た」などと書いたメールを送ってきたやつがいたなあ。


地震の関係ではいろんな人からメールやコメントをもらった。皆さん、ご心配をおかけしました。タイでは今のところ津波は起きていないけど、インドネシアは本当ひどい。


カオラックでは毎日HPを更新しようと思っていたのに、やっぱりだめだった。腰を痛めて1日ダウンしていた日もあった。カオラックでもう一つやったボランティアは家具作り。僕が携わった工程は、出来上がってきた椅子やベンチの角を、電動ヤスリで落としていく作業だ。「ういーんういーん」と一日中電動ヤスリを動かしていると、右手が本当に疲れた。場所はボランティアセンターの中だが、やはり暑かったので、しょっちゅう水を飲んでいた。タイ人の大学生グループもバンコクからやってきていたが、暑かったからか、とてものんびりと作業をしていた。彼らがやっていたのは出来上がった家具にペンキを塗る作業。でもちょっと凝りすぎじゃないの?というくらい一つの家具に執念を燃やしてペンキを塗っていた。そういえばトイレ作りのワークもあったんだけど、そのトイレは僕がバングラデシュで作ったのと全く同じタイプだった。まず穴を掘り、そこにコンクリート製のドーナツ型リングを埋めていくのだ。その後リングの上にタイ式便座(和式とほぼ同じ)をつけて、トイレの周りに囲いを作る。いわゆるぼっとん便所だ。ただし、リングのコンクリートはバングラデシュのものよりかなり丈夫なものだった。


今日からは津波100日目のメモリアルイベントをやっている。どんなものに仕上がったのだろうか?


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ふたりはひとりよりもまさっている。ふたりが労苦すれば、良い報いがあるからだ。

どちらかが倒れるとき、ひとりがその仲間を起こす。倒れても起こす者のいないひとりぼっちの人はかわいそうだ。

また、ふたりがいっしょに寝ると暖かいが、ひとりでは、どうして暖かくなろう。

もしひとりなら、打ち負かされても、ふたりなら立ち向かえる。三つ撚りの糸は簡単には切れない。

(旧約聖書 伝道者の書 4章9-12節)


(写真はtsunamivolunteer.netのHPより転載しました。)


地震

2005-03-29 12:28:32 | Thailand

またスマトラで地震があった。インドネシアではかなり死者がでているらしい。まだ余震の可能性もあるとのこと。


僕達は予定を早く切り上げてバンコクに戻ってきていた。なのでニュースはバンコクで知った。ショックだった。タイ政府も警報を出し、周辺住民は避難したらしい。あのカオラックの人達も夜中に高いところへ避難したと思う。海岸沿いで毎日汗水たらして復興作業をしていた人達を思い出す。「また津波が来るかもしれない」。それは本当に恐怖だ。


カオラックのポリスポストには、沢山の遺体の写真が貼ってあった。水死体の写真はみな異様だった。


海岸沿いを一人で歩きながら、大きな海を見ていた。「この海から突然津波が来たんだよな」と思った。


とにかくまた津波が来ないように、これ以上死者が出ないように祈るしかない。


カオラック2

2005-03-24 20:43:29 | Thailand
 

 みなさんお元気ですか?タイ・カオラックよりkuriです。久しぶりに頑張って連日更新したいと思います。最近メールの返信がおっつかない。「返事が来ないよー」と思っている人、本当にごめんなさい。僕はメールがなかなか書き出せないし、書くのも時間がかかる人なので、どうぞ許してください。そして気長に待っていてください(笑)。

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 8時にボランティアセンターに行くと、みんながコーヒーを飲みながら朝食を食べていた。ボランティアは3食と、センターの利用料ということで1日100バーツ(約270円)を払うことになっている。


 ボランティアは自分で選択することも出来るのだが、今日は清掃を是非やってほしいということで、清掃作業をやった。10人くらいのボランティアがトラックの荷台に乗って、作業現場に向かった。道中倒壊している家を沢山見た。復興作業も進んできているが、まだまだ時間がかかりそうだ。仮住居のテントも沢山見た。あれではかなり暑いはずだ。


 現場では家の建築作業が進んでいた。積み上げたブロックに、セメントをいれていく作業をしている人たちが沢山いた。タイ人と共に、80人くらいのボランティアが働いているそうだ。欧米人がほとんどだが、みんな気さくな感じで、いい雰囲気だ。日本人もひとりだけいた。他にも近くでは韓国人のクリスチャンの団体や、他の欧米人の団体もボランティアをしている。


 僕たちは近くの敷地で清掃が終わっていないエリアを片付けいった。ガラス、鍋、屋根の破片、スプーン、サンダル・・。そこには様々な生活の破片が落ちていた。大きなザルのようなものや、ネコ車(工事現場などでつかっている一輪の運搬器具)に拾ったものを積み、それをある程度分別しながら収集場所に置いていく。


 カオラックは炎天下で、はっきり言って作業はしんどい。水をかなり飲んだが、それでも夕方まで1回もトイレに行かなかった。バングラデシュでトイレ作りのワークをやったときも、暑さはしんどかったが、今回もかなりつらい。1時間に一度くらい休憩しないともたない。途中から上半身裸になって作業をした。


 昼に休憩。ご飯がおいしい。ちゃんと食べておかないと持たないと思ったので、いつもより沢山食べた。氷やお茶も常時用意されている。簡易シャワーもある。


 午後からは集めた木を燃やす作業をした。木がかなり倒壊していて危険なので、チェーンソーで枝を切っている人もいる。かなり暑い。本当に暑い。炎天下にキャンプファイヤー。一体何度あるのだろう。知ったらうんざりしそうだけど。この炎天下の中で作業を続けてきた人たちは本当にすごい。


 4時近くになって雨が降ってきて、作業が終わった。今日はフルムーンパーティ(やばいやつじゃないよ)があるとかで、いつもより少し早く切り上げたようだった。


 taxi君は今頃ぐっすり寝ているはず。僕も今日はよく眠れそうだ。

(写真はwww.tsunamivolunteer.netのHPから転載しました)


カオラック

2005-03-23 18:04:34 | Thailand

 僕は今タイの南、カオラックというところに来ている。プーケットから約1時間、津波の被害がタイで一番ひどかった地域だ。バンコクで会ったtaxi君と一緒にボランティアをしにやってきた。ボランティアのことは、バンコクでたまたま入ったレストランで張り紙を見て知った。


 カオラックにはThe Mirror FoundationというタイのNGOが運営するボランティアセンターがあり、そこで様々な人が津波の復興支援のために働いている。バスの中で出会ったカナダ人のアダムと一緒に、センターから少し離れたところに宿をとった。昼ごはんを食べて、ヒッチハイクをして(行きも帰りも1発だった)センターに向かった。


 センターでは、ボランティアの欧米人が受付をしていて、丁寧にプロジェクトの説明をしてくれた。詳しくはwww.tsunamivolunteer.netのHPを見てほしいが、こんなボランティアがある。

1 家の建設
2 家具作り
3 海岸清掃
4 英語の教師
5 船の修理
6 その他

 センターはどうやら普段はゲストハウスとして運営されているようだ。そのゲストハウスに泊まりこんでいる人もいるし、あいているところにテントを張って暮らしている人もいる。バンコクの大学から団体でやってきている学生達もいた。食事も提供されており、食べた人は相応の寄付をすることになっている。インターネットも同様だ。


 ボランティアは明日からということで、今日は海岸を見て回った。海の色はきれいだが、津波の被害のあとは生々しい。あちらこちらで、壊れた建物の再築をやっている。


 タイ人の人たちがみな一生懸命働いていた。モンスーンが来る前に、家の建築などを終わらせたいのだ。まだまだ多くの人がテントの中で生活をしている。漁師の生活ため、船も修理も必要だ。


 明日は8時集合。今日はまだほとんど何も見ていないので、これから報告していきます。

(写真はwww.tsunamivolunteer.netのHPから転載しました)



釣りに行こう

2005-03-13 00:38:23 | Thailand
いやあ、前回は意味深な一文を書いてしまい、「いよいよ日本に帰って来るの?」というメールをもらったりしたのですが、まだ日本には帰りません(笑)。日本に帰って仕事を始めたら、こんな旅はそうそう出来ないと思うし、見たいものややりたいことが新しく出てきてしまったので、もうちょっと旅をします。

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バンコク。もう何度も来ているのでそんなに新鮮味はないが、僕は好きな街である。今日は赤バス(未だに4バーツ=約11円)に乗って伊勢丹に行き、6階の紀国屋書店で幸せに浸っていた。日本の新刊本や雑誌も沢山並べられている。僕は活字中毒者なので、こういう場所に来ると幸せを感じるのである。今回は幸せを感じるどころか、感動であった。ずっと南アジアやアフリカを旅していたので、こういう所は久しぶりだったのである。僕はやっぱり東京育ちの都会人なのだと、旅をしていて思うことが度々ある。きれいなレストランでコーヒーを飲みながら本を読んでいると、日本と全く変わらないなあと思うのだが、自分はこういうものも欲しているのである。


BLOGには書かなかったが、僕は昨年もバンコクに行っている。ネパールでもそうだったが、最近楽しいのは、その国の若者を見ることである。着ているもの、はやっている音楽、みんなが行くところ、人が群がる露店、それを知るのが楽しい。去年はバンコクに住んでいる日本人と知り合って、今タイではやりだというディスコ(クラブ?)に連れていってもらったのだが、そこがすごく面白かった。ものすごい数のタイ人がフロアを埋め尽くしていた。お店も新しくて格好良かったし、来ている人もそれなりの格好をして、お酒を片手に踊っていた。タイのディスコは、DJの他に生バンドの演奏をするところも多くて、そこではやりの曲が生演奏された時のみんなの大合唱はすごかった。フロアはすごいテンションで、僕も興奮した。ああいう一体感は気持ちいい。僕は後でその時に流れていたBIG ASSというバンドのCDを買った。ハードロックなんだけど、そこにタイ的な匂いのするメロディがのっかっていて、その感じがとても良いのである。


カトマンズからバンコクに向かう飛行機の中で聴いていた音楽チャンネルでも、日本や韓国の音楽チャンネルより、中国のポップスチャンネルの方に惹かれた。中国ポップスも、曲は今風なのだが、どこかに感じる中国の匂いとのバランスがやっぱり良かったのである。宇田多ヒカルの英語の歌も流れていたけれど、なんだかアイデンティティを失ってしまった感じでイマイチだった。彼女の歌は日本語の詩と、日本語で歌うからこそ引き立つその声の湿り気が良かったのだと、その時気がついたのだった。メロディも何だか向こうの音楽に迎合している感じで中途半端だったしね。それにしても勢いがあるところってのはやっぱり何かあるのだろう。