いやあ、バレーボール、熱いっすね。本当にすごかった。3日全部見た。うるうる来た。代々木に行きたかった。ブラジル戦は本当に惜しかったけど、きっとあのくやしさをバネにしてみんなもっと強くなっていくのだろう。しかしこの代表は本当に強い。菅山選手すごいな。最終セットでみんなプレシャーがかかった表情をしている中で、この人だけはほとんど表情が変わらなかった。あきらめない人。これからも楽しみ。
前々回の続き。
太字「」内は、
「ボランティア未来論(中田 豊一著/参加型開発研究所)」からの引用。今日は長いけど、全部出しちゃおう。
(写真はインド・ジョードプル。夜中にゴミの中からお金になるものを集めている子どもたち)
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自分が国際協力に関わってきた中で、大事にしている言葉や知識がいくつかある。僕は
日本国際飢餓対策機構というNGOの会員になっている。僕は大学生3年の春にこのNGOが主催する「オリエンテーショントレーニング」という6日間のプログラムに参加した。僕はその時就職活動中だったんだけど、進路の方向性も含めて、いろんな意味でターニングポイントとなった6日間だった。
そこでまずガツンとやられたのは「世界の食料は足りている」というメッセージだった。世界の富はアメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・日本の5ヶ国で約60%を占めているという
。「もし世界が100人の村だったら」のメッセージも思い出す。僕らは大事な物を分け合えていないのだ。ちなみに日本で1年間にスーパーやコンビニで売れ残った食料品、食料は1131万トン。世界全体で行われている食料援助の総量は年間1000万トンで、日本の1年間の食料廃棄の方が上回っている。
ただ向こうの状況を何とかしようというだけでは不十分だった。
「問題を相手のものとして固定化することで、自分を安全なところにおいている。」
今の世界の状況はとても不自然なものだ。僕らは不自然な状況をなるべく自然なものへと戻すべく動いている。出発が不自然を前提としているのだ。いわゆる「援助」のためにお金を出す時、物乞いにお金をあげる時もそうだけど、何だか釈然としない気持ちになることがあるのは、ここが原因なのだと思う。お金を出すことじゃなくて、お金を出さなくていい世界を作ることが目標であるべきだ。

ただお金やモノを送るだけでは、不自然な状況の根本の原因は変わらない。
「むしろ援助される側に『自分たちは貧しいのだ』という劣等感を植えつけかねない」。そしてそれは援助依存を助長していく。そんなケースは世界中にたくさんある。
「NGOが、私達の破壊的な消費活動や搾取的なビジネスの仕組みの問題について人々を啓発することなく、途上国の貧しい人々への協力を求めるのは、免罪符を売っているに等しい」
「自分の問題を見つめようとしない者との間に、どうして真実の交流が生まれようか」
NGOやNPOの働きが必要なのは重々承知している。しかし 現地に変化をもたらそうという働きだけでは不十分なのだ。
「他者に働きかけるためには、同時に自分自身に働きかける必要がある」のだ。
「豊かな私たちの余りモノを施す」だけではだめなのだ(このメッセージもガツンときた)。本当に何かをしたかったら、自分たちも変わる必要がある。痛みも努力も犠牲も必要だと思う。
彼らは昔から確かに貧しかったのかもしれない。けれでも、社会の仕組みの変化は、儲ける人がさらに儲けることを許した。貧しい人を犠牲にして。
ここに関わっていきたいと思う。根本的原因。不公正貿易の抜本的改善。グローバリズムへの警鐘。この辺は
オックスファムというNGOのHPに分かりやすく書かれている。COLDPLAYのクリスがハイチやガーナを訪れた時の
「メイク・トレード・フェア(Make Trade Fair)」レポートが非常に良い。読みやすいので是非。
まだ全然書ききれていないけど、このことはこれからも書いていくと思うし、とりあえずこのままリリース。あとは下の情報見てください。僕もホワイトバンド買います。それでは。
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ほっとけない 世界のまずしさ ~あなたも、ホワイトバンドを身につけてください~
http://www.hottokenai.jp/
いま世界では3秒にひとり、子どもが貧困から死んでいます。1日だと3万人。
1日1ドル以下の生活をしている人は12億人、きれいな水を飲めない人は10億人以上、
読み書きのできない大人は8億6000万人、これまでエイズで死んだ人は2000万人。いま世界では3秒にひとり、子どもが貧困から死んでいます。1日だと3万人。
1日1ドル以下の生活をしている人は12億人、きれいな水を飲めない人は10億人以上、
読み書きのできない大人は8億6000万人、これまでエイズで死んだ人は2000万人。
世界的な貧富の差が拡大しています。モノをつくっても公平に取り引きしてもらえなかったり、返済不可能なほどの借金を背負わされていたりすることで。
この貧困は人災です。克服することができます。
そのために必要なのは「貧困を世界の優先課題とすること」です。
20年前、アフリカ救済イベントで280億円の寄付を集め、
喜んだのもつかの間、それがアフリカでは先進国への債務返済に一週間で消える額でした。
寄付だけでは、貧困のスピードに追いつけないのです。
みんなの意向を集めて、政策を引き寄せなければ。
世界の貧困をなくすために、日本にできることは、
援助をふやす、援助をよくする、
最貧国の高すぎる返済金利を少なくする、
そして貿易をフェアにする、この4つです。
2005年はG8サミット、国連総会、WTOと大きな会議が3つもあります。
日本が世界にむけ「貧困の克服を日本の優先課題にする」とはっきり言うチャンスです。
今、世界が本気になって、構造を変えようとしています。
あなたも、ホワイトバンドを身につけてください。
貧困をなくすために、できることをしてください。
ほっとけない 世界のまずしさ。
http://www.hottokenai.jp/
ホワイトバンドは7月2日(土)より全国主要書店、タワーレコード(渋谷店、新宿店先行発売)、フランフラン主要店舗にて販売を開始する予定です。現在は
http://www.hottokenai.jp/オンライン販売のみになります。
ブレア首相やベッカム、中田英もつけてるようだ。ホワイトバンドは、買うこと自体もチャリティになるけど、それよりも貧困をなくそう、という声を表すもの。
チャリティライブもあるよ。ドリカムとか、ビョークとか、Def Techとか、すごいメンバー。→
http://www.live8.jp/
チャリティ募金をした人(金額自由)の中から、1万人が招待されるという面白いシステム。
ライブは7月2日。応募締め切りは6月29日。チャリティー募金は、イベント制作費にあてられた後、LIVE 8 トラスト・オックスファムに寄付されます。応募の際に、7月6日に開催されるG8首脳会議に向けてのメッセージを書くようになっている。