goo blog サービス終了のお知らせ 

.kuri

アジア・アフリカの旅日記と、ネパールの孤児院(おしん)日記。現在は日本での日常生活を書いてます。

地雷廃絶ステッカーキャンペーン

2005-09-22 02:45:43 | 国際協力・ボランティアetc

ホワイトバンドに続くご紹介。昨日吉祥寺で購入。

*******************************************

POM2 地雷廃絶ステッカーキャンペーン

ステッカー1枚300円=タイの地雷原1m2の除去費用

仕組みは至ってシンプル。1枚300円のステッカーを販売し、収益を地雷原の除去費用としてNPO法人JAHDS(人道目的の地雷除去支援の会)に寄付するものです。ステッカー1枚300円。この金額は地雷原1m2の除去経費とほぼ同額です。つまり、1枚のステッカー=地雷原1m2の除去費用になります。
ステッカーを買う、それは明確な地雷問題への「参加」となります。


ナンバリングで確認できる「あなたの地雷除去」

さらに、それぞれのステッカーにはナンバリングがしてあります。またホームページ上の地雷原マップの1m2にもナンバリングがしてあります。つまり、ステッカーの番号と現地の地雷原の1m2(ナンバリング付き)とを照らし合わせると、
自分がどの土地を除去するお金を出したのかが分かります。
「自分の○○番の地雷原が安全になった」—地雷問題との新しい関係が始まります。


目指せ、みんなで1万m2の地雷除去

1万人が、1万通りの方法で地雷除去。
ステッカーを通してタイの地雷原が草原に変わった時、
きっと私達の中での「地雷問題」「社会参加」の意味も変わるでしょう。
それは、とても大きなメッセージを発することになります。
新しい一歩を、あなたから。

*******************************************




 渋谷の 「Mr. Friendly Net」というお店など、いくつかのお店やレストランなどで買えるが、POM2のHPからネット申し込み(送料無料)も出来る。僕は前の職場でJCBL(地雷廃絶日本キャンペーン)というNGOの活動に携わっていたので、地雷の問題は前から関心を持っていた。こういう分かりやすいプロジェクトはとても良いと思う。ちなみに僕の番号は1565番。地雷の除去は大変な労力を必要とする作業だ。このお金は、タイで進行中の、カオプラヴィーハン遺跡(タイ・カンボジアの国境沿いに立つ幻の遺跡)周辺の除去プロジェクト(http://www.jahds.org/khao/index.html)の地雷原除去費用として使われる。いつの日その地雷がなくなった土地をこの目で見てみたいと思う。


 しっかしこれを買った吉祥寺の本屋さん「旅の本屋 のまど」が非常に危険な本屋さんだった。バックパッカーをやめて、まっとうに働こうと思っている人は行かない方がいいと思う。DACO(タイで配っている有名な日本語のフリーペーパー。日本では有料)まで置いてあった。しかもこの本屋の隣は旅行会社HIS。


 最後にネパールの地雷関係ニュースのリンク。地雷廃絶日本キャンペーンのBLOGから。→http://blog.ngogv.jp/kitagawa/8
 

 僕は何をしているかというと、いろいろと水面下でもぞもぞ動いてはいる。出来てから「出来た!」って見せたいタイプなので、もうちょっと待っててね。


チェンジメーカー

2005-08-27 19:43:32 | 国際協力・ボランティアetc
どうも.kuriです。今回はとある人に勧められて良かった本をまず紹介。


********************************

チェンジメーカー-社会起業家が世の中を変える
渡邊 奈々 (著) 日経BP社


誰かのために働くってカッコいい。
ソーシャル・ベンチャー、NPO、NGO、
21世紀のビジネスと社会を動かす18人の熱いメッセージ!!


 社会起業家とは、ソーシャル・ベンチャーと呼ばれる新しいタイプの社会事業やNPO、NGOを立ち上げた人のこと。


 著名な写真家である著者・渡邊奈々さんは、本気で世の中を変えようとしているユニークな社会起業家たちと出会い、インタビューを重ね、1冊の本にまとめ上げました。本書に登場する人々のアイデアと熱い思いが、インタビューに添えられた美しい肖像写真とともに静かな感動を与えてくれます。日本ではあまり知られていない世界的な非営利団体の活動を紹介する貴重な情報源でもあり、NPOやNGOに興味のあるすべての方におすすめしたい新しい仕事の本です。


 「おかしなこと」が多い世の中。それを少しでも変えようと自ら動き出し、「そんなことが仕事になるはずがない」と思われることを、情熱と冷静な計画とアイディアによって、事業として成立させている人たち。そんなひとたちが世界中に出現している。本書は、そんな『チェンジメーカー』たちのカッコイイ新しい生き方を伝える。



・日本版社会責任投資の伝道者 

・ホームレス専門の敏腕・住宅再生デベロッパー 

・難民住宅問題の解決策を募る建築コンペ主宰者 

・貧者を救う格安医療事業プランナー 

・紛争・危険地帯の赤ひげ先 国境なき医師団

・市民のためのメディア仕掛人 

・報道を規制する国々の見張り番 国境なき記者団

・どん底のエイズ患者を支えるアートセラピスト 

・世界最大のフェアトレード認定機関のマーケター 

・敵対民族の子供たちを集めた交流キャンプのディレクター 

・世界中の人権侵害を暴くメディアプロデューサー 

・子供たちの転落を防ぐ人権派弁護士 青少年のための法律センター

・小児病院に笑いと希望を運ぶピエロたち 

・不登校児向け単位認定型フリースクール校長 


*****************************


 こういうやり方もあるのだなと、目からうろこが落ちる思いだった。「ホームレス専門の敏腕・住宅再生デベロッパー」とか(アメリカらしいプロジェクト)、「貧者を救う格安医療事業プランナー」とか「敵対民族の子供たちを集めた交流キャンプのディレクター」とか、本当に良かった。すごい。
 

 今興味があっていろいろ調べているんだけど、今日探していて面白かったのはこれ(バングラネタです)。


社会起業家を研究するBlog オマケ付きより
グラミン・フォン


 グラミン・フォンはバングラデシュに行った時に、いつも気になっていたんだよね。面白い記事だった。ちなみにグラミングループは、かの有名なマイクロ・クレジットという小口の融資を行うシステムを開発、普及させ、貧しい人に資金を提供して、貧困撲滅に貢献したグラミン銀行から始まったグループ企業である。グラミングループはほんますごい。


 社会起業家に興味がある人は、まずこの辺からチェックしてみるといいかも。
オーガニックスタイル-NGO・NPOのキャリアナビ- 社会起業家という生き方


 バングラの記事を書いていたら、ムショウにバングラの写真とかを見たくなって、見てしまった。何故あの国はふいにこんなにも恋しくなるのだろう?ボンドウ-(友達)はみんな元気なんだろうか?(写真見たい人はこちらからどうぞ)


 ではでは、またね。



ほっとけないメルマガ Vol.5 緊急メールアクション!

2005-08-20 21:30:41 | 国際協力・ボランティアetc

どうも、kuriです。みなさんお元気ですか? なかなか更新できなくてごめんなさい。日記は次回。 今日は情報のみで。内容は盛り沢山です。メルマガ登録したい人はキャンペーンのホームページで。 しばらく電波の届きにくいところにいるので、用事がある人はメールでお願いします。携帯メールも転送して別の場所で見ているのでOKです。

* * * ━━━━━━━━ まるごと 転送 も歓 迎 ━━━━━━━━━ * * *
        ほっとけないメールマガジン Vol.5 2005/8/18
http://www.hottokenai.jp/       携帯サイト->>http://m.hottokenai.jp/
━━━━━━━━━━━━━━ * * * ━━━━━━━━━━━━━━━━

「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン・メルマガ第5号です。
今号は速報です。

目次
■緊急メールアクション !
 小泉さん、9月のホワイトバンド・サミットに行ってください!
■1 お知らせ
■2 今後の予定
■3 広めてください

このキャンペーンが成功するかどうかは、みなさんの参加しだいといっても
過言ではありません。お金が欲しいのではなく、声が、参加が欲しいのです。
ちいさなことからでも、はじめていける助けになればうれしいです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■緊急メールアクション !小泉さん、9月のホワイトバンド・サミットに行って
ください!

●緊急:首相に、9月の国連ワールド・サミットへの出席と貧困問題への取り組
みの明言を求めるメールアクション
http://hottokenai.jp/blog/archives/001_campaign_news/000550.html

小泉首相に、国連サミットへの出席と貧困問題への取り組みの明言を求める
メールアクションをスタートしました!

9月14日~16日に開催される「国連2005ワールド・サミット」は、
世界の首脳たちが世界の貧困問題の解決を目指して討議する場です。
ところが、総選挙となり、小泉首相がこのサミットに出られるかどうかが問題となっ
てきました。
総選挙の投票日は 9月11日で、サミットはその3日後。
選挙結果がどうあれ、サミット時の首相は小泉さんです。
しかし読売新聞によれば「サミットには、小泉首相ではなく、町村外務大臣が出席す
る」とのこと。

このサミットにG8で2番目に大きい日本の首相が参加しないのでは、
日本が世界の貧困問題に正面から取り組むというメッセージを世界に向けて示す
ことができません。

私たちは、「国連2005ワールド・サミット」に小泉首相が参加し、
世界の貧困問題への責任を果たすと明言してもらうことを求めて、
首相へのメールアクションを呼びかけます。

アクション・キット
http://hottokenai.jp/ngo/koizumi.html
アクション・キット メール版
http://hottokenai.jp/ngo/koizumimail.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1 最近のお知らせ

●ほっとけないセミナー@表参道 8/30,9/1,3
http://hottokenai.jp/ngonews/archives/001_campaign_news/000552.html

●ホワイトバンドサイズ展開とTシャツ販売開始(数量限定)のお知らせ
http://hottokenai.jp/blog/archives/006_white_band_project/000548.html

●貧困の撲滅めざすホワイトバンド運動を広めようと大学生のキャラバン隊が名古屋

http://nagoyatv.com/LanDB/jsp/NewsH0200/NewsH0200.jsp?id=15062

●9/10(土)ホワイトバンド・デーに新潟市でイベントやります!
http://ameblo.jp/whiteband/entry-10003575400.html

●外務省とNGO共催の公開フォーラムのお知らせ
http://hottokenai.jp/ngonews/archives/004_campaign_related/000549.html

●ホワイトバンドスキンできました
http://hottokenai.jp/blog/archives/006_white_band_project/000541.html

●9.10 ホワイトバンドデーに集まろう。
http://hottokenai.jp/blog/archives/001_campaign_news/000537.html
★ブログ:http://hottokenai.jp/action/

●「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン 
「2005ワールド・サミット」に向けたビジョン
http://hottokenai.jp/blog/archives/001_campaign_news/000538.html

●ホワイトバンド 目撃情報募集
http://ssu.cocolog-nifty.com/whiteband/2005/07/post_0251.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2■ 今後の予定

・ほっとけないセミナー@表参道 8/30,9/1,3

ホワイトバンドやLive8で「世界の貧困」が気になりだした。
でもそもそも、どうして貧困になるの?
アフリカが暑いからじゃないの?
え?違うの???

そんなあなたのための、世界を知る入門講座「ほっとけないセミナー」、
表参道で開講します。

http://hottokenai.jp/ngonews/archives/001_campaign_news/000552.html


・9.10 ホワイトバンド・デー。
 ★ブログ:
http://hottokenai.jp/action/
  東京は某所にて集合予定。
  もちろん別個に企画もウェルカムです!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3■広めてください
 さらに広く深めていくために、転送メールを作成しましたので
 どうぞお使いください。

<転送歓迎>
http://www.hottokenai.jp/ngo/mail.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●もっと詳しく
http://www.hottokenai.jp/
●ホワイトバンド
http://hottokenai.jp/white/index.html
http://www.hottokenai.jp/faq/white.html
●ホワイトバンドプロジェクト・公式ブログ
http://ssu.cocolog-nifty.com/whiteband/
●よくある質問(どんどん更新しています)
http://www.hottokenai.jp/faq/index.html
http://www.hottokenai.jp/ngo/faq.html
●もっとできること
http://www.hottokenai.jp/ngo/more.html
------------------------------------------------------------------v
■編集後記
今回は速報ですが盛りだくさんになりました。。
9.10ホワイトバンド・デーのブログから、新潟が始動したようです。
学生プロジェクトもあちこちでとりあげられているようです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールは
http://www.hottokenai.jp/ ほかでメールマガジン
送付希望として、ご連絡いただいた方にお送りしています。
ご不要な方は、
http://www.hottokenai.jp/mail.html にて御解除ください。
Back No.
http://www.hottokenai.jp/mail.html
Vol.5 編集:うちやま
お問い合わせ:
info@hottokenai.jp

* * * ━━━━━━━━━まるごと転送歓迎ここまで━━━━━━━━ * * *


ホワイトバンドゲット!

2005-07-04 18:00:36 | 国際協力・ボランティアetc
モバイルからの投稿に初挑戦。

新宿のタワレコで、ようやくホワイトバンドをゲット。おととい行った別のタワレコは16日からの販売ということで、手に入らなかったのだ。タワレコ新宿店は全レジにホワイトバンドが置いてあった。

早速つけてみた。情報通りちよっと大きいが、いい感じ。自分がつけると、他にもいないかなと、他人の手首が気になって見てしまう。

今いる喫茶店のお姉さんが、僕の人生でベスト5に入るくらい感じが良かったのは(結構感動的なほどに)、お姉さんがホワイトバンドを知ってたからかな?と思ったりした。

G8はいよいよ明後日から。

.kuri


「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン

2005-07-01 22:31:57 | 国際協力・ボランティアetc
(写真はホワイトバンド)

 またバレー日本勝ったね。宝来選手がうちのバングラ仲間の一人にそっくりで本当にびっくりする。あれはち○だろ。間違いない。


::::::::::::::::::::::::::::::


 前回「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンの記事を載せたが、結構反響があった。特に旅仲間から。コメントやトラックバックもありがとうございました。


 イギリスの「アクション・エイド」というNGOで働いている友達からメールが来た。イギリスでは同じキャンペーンが「Make Poverty History」と呼ばれて、展開されている。この運動、イギリスではかなり熱いらしい。ちょっと世界に興味がある人なら誰でも知っていて、ホワイトバンドをもっている人もかなり多いらしい。当たり前のようにみんなが知っている状況になっているようだ。


 イギリスは7月6日のG8サミット(主要国首脳会議)の議長国になっている。この市民運動は、アフリカ支援をこのサミットの主要議題とするように英国政府を突き動かす原動力になった。


 イギリスではある大手スーパーが、顧客からの要望でコーヒー豆を全部フェアトレードブランドに切り替えた(今日の朝日新聞の朝刊より)。日本でもどんどんこういう動きが出てきて欲しい。そろそろフェアトレードを売りにしても商売が成り立つというか、それで注目されて頭一つ抜け出れるような状況が来て欲しい。イギリスでは市民の力が本当に大きなムーブメントを生んでいる。日本では市民やNGO主導の大きなムーブメントはまだ起きていないが、早く来て欲しい。出来ると思う。


*フェアトレードについては、前回紹介したオックスファムのページを見てね。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


★桃井和馬 地球環境写真展「未来の地球へ!」
http://cweb.canon.jp/s-tower/floor/1f/gallery/g-env/index.html
2005年7月5日~8月6日/
入場無料
会場:キヤノンSタワー1F キヤノンギャラリーS
交通:JR品川駅港南口より徒歩8分
開館時間:10時~17時30分
休館:日曜・祝日

フォトジャーナリスト桃井和馬の写真展。「今、何が大切で、何が大切でないのか?」と常に問いかける氏。人間中心の世界観を越え、草や木、海や山、それだけでなく、生きとし生けるものすべてを宿す「地球」規模の視座を持ち、プロジェクトG-Odysseyのもと、かけがいの無い地球環境を冷徹に見つめようと試みた記録写真約80点をキヤノンラージフォーマットプリンターで出力し展示します。

キヤノン販売株式会社
〒108-8011 東京都港区港南2-16-6
TEL.03-6719-9111(大代表)
http://cweb.canon.jp/s-tower/floor/1f/gallery/g-env/index.html

★音楽と映像を使ったスライドショー
「未来の地球へ! この大地に命、与えられし者たちへ!」を、
写真展会場にて7月9日午後2時~4時で開催します。
音楽と写真で「地球の今」を体感してみてください。
詳しくはhttp://cweb.canon.jp/s-tower/floor/1f/gallery/g-env/index.html


ボランティア未来論 2/ホワイトバンド

2005-06-26 22:44:11 | 国際協力・ボランティアetc
 
 いやあ、バレーボール、熱いっすね。本当にすごかった。3日全部見た。うるうる来た。代々木に行きたかった。ブラジル戦は本当に惜しかったけど、きっとあのくやしさをバネにしてみんなもっと強くなっていくのだろう。しかしこの代表は本当に強い。菅山選手すごいな。最終セットでみんなプレシャーがかかった表情をしている中で、この人だけはほとんど表情が変わらなかった。あきらめない人。これからも楽しみ。


 前々回の続き。太字「」内は、「ボランティア未来論(中田 豊一著/参加型開発研究所)」からの引用。今日は長いけど、全部出しちゃおう。
(写真はインド・ジョードプル。夜中にゴミの中からお金になるものを集めている子どもたち)


::::::::::::::::::::::::::


  自分が国際協力に関わってきた中で、大事にしている言葉や知識がいくつかある。僕は日本国際飢餓対策機構というNGOの会員になっている。僕は大学生3年の春にこのNGOが主催する「オリエンテーショントレーニング」という6日間のプログラムに参加した。僕はその時就職活動中だったんだけど、進路の方向性も含めて、いろんな意味でターニングポイントとなった6日間だった。


 そこでまずガツンとやられたのは「世界の食料は足りている」というメッセージだった。世界の富はアメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・日本の5ヶ国で約60%を占めているという。「もし世界が100人の村だったら」のメッセージも思い出す。僕らは大事な物を分け合えていないのだ。ちなみに日本で1年間にスーパーやコンビニで売れ残った食料品、食料は1131万トン。世界全体で行われている食料援助の総量は年間1000万トンで、日本の1年間の食料廃棄の方が上回っている。


  ただ向こうの状況を何とかしようというだけでは不十分だった。「問題を相手のものとして固定化することで、自分を安全なところにおいている。」


 今の世界の状況はとても不自然なものだ。僕らは不自然な状況をなるべく自然なものへと戻すべく動いている。出発が不自然を前提としているのだ。いわゆる「援助」のためにお金を出す時、物乞いにお金をあげる時もそうだけど、何だか釈然としない気持ちになることがあるのは、ここが原因なのだと思う。お金を出すことじゃなくて、お金を出さなくていい世界を作ることが目標であるべきだ。

 ただお金やモノを送るだけでは、不自然な状況の根本の原因は変わらない。「むしろ援助される側に『自分たちは貧しいのだ』という劣等感を植えつけかねない」。そしてそれは援助依存を助長していく。そんなケースは世界中にたくさんある。


 「NGOが、私達の破壊的な消費活動や搾取的なビジネスの仕組みの問題について人々を啓発することなく、途上国の貧しい人々への協力を求めるのは、免罪符を売っているに等しい」

 「自分の問題を見つめようとしない者との間に、どうして真実の交流が生まれようか」


 NGOやNPOの働きが必要なのは重々承知している。しかし 現地に変化をもたらそうという働きだけでは不十分なのだ。「他者に働きかけるためには、同時に自分自身に働きかける必要がある」のだ。「豊かな私たちの余りモノを施す」だけではだめなのだ(このメッセージもガツンときた)。本当に何かをしたかったら、自分たちも変わる必要がある。痛みも努力も犠牲も必要だと思う。


 彼らは昔から確かに貧しかったのかもしれない。けれでも、社会の仕組みの変化は、儲ける人がさらに儲けることを許した。貧しい人を犠牲にして。


 ここに関わっていきたいと思う。根本的原因。不公正貿易の抜本的改善。グローバリズムへの警鐘。この辺はオックスファムというNGOのHPに分かりやすく書かれている。COLDPLAYのクリスがハイチやガーナを訪れた時の「メイク・トレード・フェア(Make Trade Fair)」レポートが非常に良い。読みやすいので是非。

 
 まだ全然書ききれていないけど、このことはこれからも書いていくと思うし、とりあえずこのままリリース。あとは下の情報見てください。僕もホワイトバンド買います。それでは。



::::::::::::::::::::::::::::

ほっとけない  世界のまずしさ ~あなたも、ホワイトバンドを身につけてください~
http://www.hottokenai.jp/

いま世界では3秒にひとり、子どもが貧困から死んでいます。1日だと3万人。
1日1ドル以下の生活をしている人は12億人、きれいな水を飲めない人は10億人以上、
読み書きのできない大人は8億6000万人、これまでエイズで死んだ人は2000万人。いま世界では3秒にひとり、子どもが貧困から死んでいます。1日だと3万人。
1日1ドル以下の生活をしている人は12億人、きれいな水を飲めない人は10億人以上、
読み書きのできない大人は8億6000万人、これまでエイズで死んだ人は2000万人。

世界的な貧富の差が拡大しています。モノをつくっても公平に取り引きしてもらえなかったり、返済不可能なほどの借金を背負わされていたりすることで。

この貧困は人災です。克服することができます。
そのために必要なのは「貧困を世界の優先課題とすること」です。

20年前、アフリカ救済イベントで280億円の寄付を集め、
喜んだのもつかの間、それがアフリカでは先進国への債務返済に一週間で消える額でした。
寄付だけでは、貧困のスピードに追いつけないのです。
みんなの意向を集めて、政策を引き寄せなければ。

世界の貧困をなくすために、日本にできることは、
援助をふやす、援助をよくする、
最貧国の高すぎる返済金利を少なくする、
そして貿易をフェアにする、この4つです。
2005年はG8サミット、国連総会、WTOと大きな会議が3つもあります。
日本が世界にむけ「貧困の克服を日本の優先課題にする」とはっきり言うチャンスです。

今、世界が本気になって、構造を変えようとしています。
あなたも、ホワイトバンドを身につけてください。
貧困をなくすために、できることをしてください。

ほっとけない 世界のまずしさ。

http://www.hottokenai.jp/

ホワイトバンドは7月2日(土)より全国主要書店、タワーレコード(渋谷店、新宿店先行発売)、フランフラン主要店舗にて販売を開始する予定です。現在はhttp://www.hottokenai.jp/オンライン販売のみになります。



ブレア首相やベッカム、中田英もつけてるようだ。ホワイトバンドは、買うこと自体もチャリティになるけど、それよりも貧困をなくそう、という声を表すもの。


チャリティライブもあるよ。ドリカムとか、ビョークとか、Def Techとか、すごいメンバー。→http://www.live8.jp/
チャリティ募金をした人(金額自由)の中から、1万人が招待されるという面白いシステム。
ライブは7月2日。応募締め切りは6月29日。チャリティー募金は、イベント制作費にあてられた後、LIVE 8 トラスト・オックスファムに寄付されます。応募の際に、7月6日に開催されるG8首脳会議に向けてのメッセージを書くようになっている。




ボランティア未来論

2005-06-16 12:49:20 | 国際協力・ボランティアetc
  (写真はパキスタン・ラホール)  

 インド・ネパール友と会ってきた。当日いきなり「千葉駅22時集合!」だったけど。楽しかった。夜中の2時くらいにロイホの駐車場でフリスビーやって汗かいた。海岸からの夜景がきれいだった。深夜に食べるラーメンは何故あんなにうまいのだろう。  そういえばここで再会したよっしーもmixiをやっていて驚いた。驚いてそして笑ってしまった。僕も2、3ヶ月前に始めたばかりだけど。誰かやっている人いますか?僕はkuriか本名で検索すると出ますよ。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  


 今、「ボランティア未来論(中田 豊一著/参加型開発研究所)」という本を読んでいる。古本屋で偶然みつけたのだけれど、神様が僕にこの本を読ませたかったとしか思えない。  帰ってきてからも、ずっと自分の胸の中でくすぶりつづけていたもの。大ざっぱ言うと「国際強力」というものに関して。僕が国際強力の仕事に携わっていたことは前にも書いたけれど、実はこれが僕の旅の大きなテーマだった。僕が仕事でバングラデシュのプロジェクトに関わっていた時(主担当だったのは半年だけだけど)、僕は様々な疑問やもどかしさを感じながら仕事をしていた。


 僕が現地に行けるのは大体年に1回だけだった。それもワークキャンプの引率なので、現地で行われているプロジェクトをゆっくり見る暇はとてもじゃないけどなかった。普段は東京から現地とEメールでやり取りをしていた。  


 「あーしたい。こーしたい」とアイデアが浮かんでも、実際にプロジェクトを見ていないのだから、それが良いものなのかの判断ができなかった。現地から予算を増やしてくれとの要求があっても、それが真っ当な要求なのかどうか判断するのは難しかった。ネパールにいた時はそういうことを実感することができた。ストライキの影響で本当に物価があがっていた。人々も物価のことや治安のことをいつも口にしていた。そういったリアルな空気や人々の思いを感じ取ることが出来たのだ。そう、仕事をしている時に何よりも一番分からなかったのは、本当に現地の人が考えていることだったり、感じていることだった。そして本当に必要とされていることは何なのか。
 

  それを知りたいと思って、始めた旅だった。しかし、途中からその作業をだいぶさぼってしまった。帰国してからくすぶり続けている思いを言葉にするのに、答えを探すために、助けになってくれたのがこの本だった。

(続く)


・・・・・・・・・・・・・・・・・

 以前タイ・カオラックでの津波ボランティアの記事にコメントをくれたkazueさんからの情報です。

「タイ祭り@早稲田」 タイのTSUNAMI被災地を応援するお祭り

場所:早稲田大学大隈ガーデンハウス2F
日時:2005年7月8日(金)16:30~21:00
イベント:タイ料理いろいろ・タイのムエタイキックボクシングの実演・タイの音楽の演奏・タイ語教室・タイマッサージ・ボランティア相談コーナー・現地写真の展示会・ボランティア写真の展示会・ボランティアのビデオの上映・セパタクロ 
☆詳しくは→http://matsuri.f2g.net

kazue's デジ日記 http://blog.goo.ne.jp/e_kazue/