1/14-15

19:35分、ニューデリー駅から夜行列車に乗る。もうインドの夜行列車(Sleeper)も乗り慣れた。コンパートメントは6人なのだが、5人の韓国人女の子に囲まれた。今は学校が休みらしく、インドは韓国人パッカーがとても多い。しかし寒い。僕はいつもバングラデシュで買ったルンギという腰巻き布(男性の普段着)を毛布代わりにかけているのだが、持っているものをほとんど全部着ても寒くてあまり眠れなかった。翌朝6:30、アムリトサル駅到着。今日はパキスタンに行くのである。しかし早すぎて国境が開いていないので、黄金寺院というシーク教徒の聖地へ行った。久しぶりにサイクルリキシャに乗る。
写真を見てもらえると分かると思うけれど、なかなか奇麗な所だった。シーク教徒は頭にターバンを巻く。昔マンガで知ったインド人のイメージはこれであった。しかしマンガの影響はすごい。しかも結構間違っていたり、偏見を植え付けていると思う。中国人は「~あるよ」なんてしゃべらない。
アムリトサルからバスで1時間、国境の町ワガに着く。どちらのイミグレーションでも、半分くらい荷物を開けさせられた。青い服を来た大勢の荷物運びおじさんが、頭に荷物を載せて歩いていた。
パキスタン。人が全然違う。国境を越えると全然違う世界が見えるのがアジアの旅である。みんなとても人懐っこく、優しい。両替をして、コーラを飲みながらバスを待つ。
パキスタンの正式名称は「パキスタンイスラム共和国(Islamic Republic of Pakistan)である。つまりイスラムの国であり、全人口の97%はイスラム教徒である。やってきたバスには中央部にしきりがあり、女性は前から、男性は後ろの入り口から乗り込む。道の途中ではやぎや馬、牛、ロバなどが沢山見える。らくだもかなり見た。この通りは家畜のマーケットらしい。ちなみにパキスタンにはサイクルリキシャはないが、馬車がある。人の顔も違う。西アジアの血が入っている顔なのである。

バスは約1時間。ラホール駅前で3番のバスに乗り継ぐ。デリーで知り合ったインド人に教えてもらった宿「Regal Internet Inn」に行く。個室に泊まりたかったが空きが無く、ドミトリーに泊まる。1泊125パキスタンルピー(250円位)。キッチンや洗濯機、インターネットまであり、日本語の本や情報ノートもあった。日本人も数名泊まっていたが、西洋人の方が数は多かった。昨夜ほとんど眠れなかったので、夕寝をした。その後食べに行ったご飯がものすごくおいしかったが、写真を撮らなかったので、今度また改めてご飯の話を書こうと思う。
***********************
Bookmark&Books、更新しました。
・
.kuri gallery - 僕の旅の写真集。ケニア、ネパール編を新たに作り、インドとOSHINの写真も大幅に追加しました。バングラ編はアナログカメラで撮ったので、そのうちデジタル化してアップします。パキスタンの写真はまだありません(アルバムの中は空です)。
・
キャリアナビ - 343人の様々な仕事の様子を知ることが出来る。
・
クリックで救える命がある -クリックするだけで、企業を通して募金
・
JANIC 国際協力NGOセンター - 関心分野別にNGOや団体を探せる総合情報サイト。寄付も出来る。
・
NPO/NGO Walker - 関心分野別にNGOや団体を探せる総合情報サイト。
*************************
・旅のグ (グレゴリ青山/著 、旅行人 、1996) - 漫画。著者は女性バックパッカー。
・バックパッカー・パラダイス 2 (さいとう夫婦/著 、旅行人 、1998) - 漫画。著者はバックパッカー夫妻。
★ 子どもプラス(雑誌/ 雲母書房 )- 教育関係の雑誌。おすすめ。
・国際協力ガイド2006 (国際開発ジャーナル社 、2004)- 国際協力関係機関への就職に興味がある人へ。手始めにこれ1冊でOK。
★ ルワンダ中央銀行総裁日記 (服部正也/著、中央公論社、1978) - ルワンダ経済を立て直した日本人の日記。
★ 世界を不幸にしたグローバリズムの正体(ジョセフ・E.スティグリッツ/著、徳間書店、2002)