【「わかりません」「教えてください」「助けてください」を練習しようか】
世の中には、勉強を頑張っても成果がでないひとがいて、彼らは勉強以外のところで自分を活かす努力をする。
コミュ力を鍛えたって、必ずしも成果がでるわけじゃないけれど、それが自分を活かす道だと思って頑張る。
自分は私立医学部卒だけど、入局した医局の上級医に
「どんなに頑張ったって、東大や京大の医者にアタマで叶うわけがない。けれど、臨床っていうのはアタマだけが評価されるわけじゃない。
小児科は母親が症状を言ったときに『心配でしたね』『大変でしたね』と言えるほうがずっと評価が高い。
そりゃあ、難病の治療はアタマの良い医者がやったほうが良い。だから、自分たちは、自分の手に負えない難病を見逃さずに、アタマの良い医者に渡すのが大切なんだ。難病や希少疾患でアタマの良い医者と勝負することはない。
外来に来る患者の8割は、自分たちでも治療ができるcommon diseaseなんだから、そこで勝負したら良い。」
的なことを言われたんだよね。
だから、東大や京大のアタマの良いひとたちには、ふんぞり返って威張って、「あんな愛想を振りまくバカ医者とは違う」って態度でいて欲しい。そこにこそ、こっちの生きる場所があるんだ。
企業でも、別に上司に気に入られるゴマすり、おべっかつかい、太鼓持ちが大事というわけじゃなく、同僚,取引先とコミュニケーションが取れるのが重要でしょ。世の中って、東大卒が生きやすいようにカスタマイズされてるわけじゃないんだしさ。
アタマの良い人は「自分がどう見られているか」「他人の目にどう映るのか」を気にして鬱になるけど、社会では「自分をどう見せるか」「自分をどう見せたいのか」を意識することが大切です。それは尊大な態度とか卑屈な態度とかじゃなくて、「自分の振る舞いを理想に近づける努力」ということです。
医者で、「患者への人当たりは良い」けれど「看護婦とコミュがうまく取れない」「後輩(部下)へ指示がうまく出せない」っていうのは、珍しくない。そういう医者は、小規模病院でうまいこと生きていく。
大企業は実力+コミュ力が必要なら、身の丈にあった企業で輝けば良いんじゃないの?
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