姓・氏(うじ)・名字・苗字(1)
姓と氏・名字は、本来別な意味を有するが、現在では、大略同一意味として用いられている。
世界各国の「姓」の有り様は、様々であるが、「種」から見れば、日本は極めて多いと一般に見られ、事実30万種もあるとされる。
しかしイタリアでも、35万種と数えられている。米国の150万種は、世界の数十ヶ国・数十民族から成る移民国家であるから当然であり、特殊な例と考えるべきであろう。
日本の姓は、30万種と言われるが、漢字の「字体」や「読み」の違いがあっても、同一種と見做せば、10数万種となる。
「高桑と髙桑」・「松島と松嶋」を夫々(それぞれ)2種ではなく、1種とカウントする場合である。
それでも日本のそれは、アジア圏では、突出して多い。中国では、人口10数億でも2万4000種と言われ、韓国に至っては、僅かに250種である。
扨て「高桑姓」の全国世帯数であるが、全国約2300万世帯分の調査では、約2000世帯であり、全国順位では、大体1550位という少数姓氏である(第1位・佐藤、第2位・鈴木)。
これは平成に入ってからの数値であり、恐らく明治時代では、1000世帯に満たず、江戸時代では、多くても500世帯位であったろうと推測される。昔の大家族形態が多く失われ、最近では「核家族化」が急速に進んでいるからである。
写真は、「高桑」と「髙桑」の石碑(部分)
当地で別々に建てられている碑の部分
平成25年6月、写す。
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