老人の寝言

頭の体操

蜜柑畑

2009-11-05 14:11:21 | 日記・エッセイ・コラム

今日も何時もの散歩道です、途中蜜柑畑があり柿も色づいてきています、昔桃栗3年柿8年と教わりましたが蜜柑は何年でしょう、 摘果が終わると木を切ってしまう所があります 素人目にはもったいないと思い 何で切ってしまうのかとお聞きすると もうこの品種は農協で扱ってくれないので次の品種に植え替えるのだそうです、折角丹精込めてここまで育てたものをと思ったのですが販売政策上の都合があるのでしょう、完全に植え替えたり 接木をしたりしています。  そういえばこの蜜柑農家の年間所得が三桁農家と言われたのは確かもう50年も昔の話でした、当時聞いた瞬間吃驚しました 他の業種でも三桁は中々いかなかった時代でした、これだけの収入を上げるには相当の面積と努力が必要でしょう、又お客さんにここのブランド名を浸透させるには並々ならぬご苦労があったと思います、OO産として全国に通じるには当時の為政者のずば抜けた商才があったお蔭ではないかと考えられます。 そろそろ黄色に色付き始めました やはり品種の違いでしょうかまだ新鮮なグリーンでいる物もあります、聞くところによると後継者不足で年々老齢化が進み段々とこの作業も出来なくなると言っていた農家の方がいらっしゃいました。 此の頃の産業界のリストラなど見ます時蜜柑作りに従事していればと門外漢は思います、確かに重労働ですが近年は機械化され昔の事を思えば随分楽になったといっていました、摘果が済めば直ぐからもう次の仕事が待っています 本当に年中休む事もないのだそうです、やはりこまめに手をかけないと良い品種の維持は大変なようです、他人の仕事は楽で良く見えますが その道に入れば又大変な仕事が待っています。 何をやっても良いものを作ろうと思えば それなりの努力が必要です 余所から見た以上にしんどいものです、結局何をやっても一流を目指せば人に知れない苦労があるものです、この年になってつくづくそれが分かるようになりました。 元気な限りこのBlogを続けたいと思っております。


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