このところ歯が悪く 昨年作り直した義歯が折れてしまい困っていたところ、 今度は顎の奥の方が痛み出し 3度の食事が苦になってきた。
顎の奥(噛むときの蝶番の役目をするところ)の痛みのようだ、 今迄この経験はなく 噛み合せのときに音がする、 隣でも聞こえる位までになってきた、 そればかりではない口を大きく開けれない 例えばリンゴを噛む時に大口でがぶっと噛み付くことができない、 暫く様子を見ていたが一向に良くはならない、 食事の都度だから始末は悪い、 これは今迄のお医者さんではちょっといけないかと思いinter net で検索、 口腔外科を探す ありました、 早速予約をいれ通うことに決定。
生まれつき歯は丈夫でなかった、 兵隊の時軍医は居ても歯科医は居ない、 奥歯がぼろぼろで復員、 それから歯医者さんと仲良しになってしまった、 健康ならば医者とは疎遠のほうがいいのだ、 最近では義歯(入れ歯)のお世話になっている、 技術の発達で入れ歯も精度が良くなり快適な食生活が出来るようになった。
掛かり付けの医者が病に倒れ 仕方なく他に代わったが この方も後期高齢者の仲間入り、 最近では診療時間も短縮してやっている、 息子さんと意見がかみ合わずまた東京に帰ってしまった、 詳しい事は分からないが親子の喧嘩というより 技術的な違いがあったのではないかと思われてならない、 これは今回の先生にお世話になって初めて分かったことだが 昔のままの技術との相違がはっきり体験できた事です。
昨年暮れに一度作り直していただいた だが調子が今一しっかりと来ない、その内一部が欠け落ちたのだ 普通はこんな事はありえない、 未だ1ヶ月過ぎたところだった、 私が感じたのは年には勝てないと言う事です、 昔はこんな事はなかった 微妙な調整が難しくなってきたのではないかと思われる、 歯の噛み合せなど千分の一ミリの単位ではないかと 素人の私の体験から分かった事です。
永い間の歯医者通いで 私なりに掴んだ経験です、 ほんの少しの違いが痛みを起こし 噛み合わせを狂わせる、 精密機械である 正に職人技を要求するのだ、 矢張りある年令になればこれは無理な注文です、 視力のいい技術の良い先生を探さないと困るのはこちらである。
最新技術を身につけた若い医師の台頭を期待したい、 今回はこの先生に懸けてみよう。