老人の寝言

頭の体操

党首討論を聞いて

2009-08-14 15:45:41 | 政治

自由党麻生さん民主党鳩山さんの討論を聞いて一言。 全部の感想を述べるには至りません、私の気付きました箇所のみ申し上げます、 1、低所得者層に支払らわれる年金について、恐らく国民保険加入者に多い問題と思います、過去に保険料の納付が少ないかまったく納めていなかった人達が私の回りにも随分居ました、それを彼等は却って喜んでいた時があったのは事実知っています、全部では無いでしょうが納付が少ないのは手取りが多くなると言う事です、彼らなりに却ってそれを喜んでいた節があります、今は大きな社会問題になっていますがその昔はその程度の認識を持った方達が大勢見えられました。 当時(と云いましても30年余の昔です、時間は違うかもしれません)当市の足立市長さんが『君らは一生懸命に働きなさい、日本も北欧並みに高福祉の国となり頑張って働けば老後は国で年金を下さり老人になってからは国で面倒をみてくださる、働いて保険料を積み立てていけばその金額に見合った老後の保険金を国から支給される事になった、精々頑張んなさい』というお話をなさいました。 私はそれを目指して働いて来ました、人にもその話をしてきました、その後個人事業者など国保保険者から我々は君らのようにそんな沢山払わなくても宜しい、却って収入が減るのは厭だからこの方がいいよと聞かされました、サラリーから毎月相当額を天引きされた金額を眺め恨めしく思ったものです。 それが現在ではどうですか事情にもよりけりでしょうが低年金層に手厚い保護がされようとしています、負担が少ないといって喜んだ人達になんで今急に思いたったように善政を施そうかとするのですか、ニート・アルバイターと自らその道を選んだ人達も大勢居ます、彼等は自分で選んだ道です、色々事情はあるでしょうが、その日喰えなければそんな生温いことは言っては通れません、政府も其の辺の峻別をはっきりとして下さい。 一生懸命頑張った者もチンタラやってきた者も同列に考えられたらこんな理不尽な話はありません。 (働きたくても何らかの事情で働けなかった人は別です)   2、景気浮揚策の違い。 内需拡大を優先するか、景気拡大を優先するかの違いが両党首の討論から推測出来ます、先にバラ蒔きありきはちと早とちりと思いますが如何でしょう、労せずして入ったお金で財をなした話は聞いたことはありません、我慢・努力で生き方を覚えていくのです、親の甘えに頼っていては何時までも自立出来ません、働く先さえ確保してくだされば後は自分の努力で食っていくことが鉄則です。 何時までも幼児ではあるまいに与えられるままに頼っておれば到底人様と同じ生活は覚束ないでしょう、こんな事は世界中にありません。 働く場所が出来れば後は本人の努力如何です、徒に何でも与えてやる事は何の進歩・発展は望めません。 人それぞれ能力の違いはありますが努力を怠ればただの人です、私はそんな人は生きる価値のない人と思います。 3、鳩山さんの言葉尻を捕まえるようですが電気自動車のことを言っておられました、次期乗り物として研究・発達していく事でしょう、彼の話は庶民感覚から可なり離れた考えです、この電気自動車の販売価格はおいくらと思っているのでしょうか、売り出されている三菱の車でさえ色々の政策的援助を差し引いても230万円はしますしかも軽自動車の範疇の車です、普通の軽自動車より100万円は優に高いのです、車マニアか余程の成金でなければ買えません、コスト的に庶民の車とはいえません、余りにも物を知らな過ぎるのに吃驚しました、またこれを省資源などと結びつけた感覚には2度吃驚です、庶民が買えない物です、買えるようになってから色々と考えて下さい、世の中を知らないお坊ちゃんの絵空事です、選挙目当ての思いつきでしゃべられたら迷惑します。 現行のハイブリットカーも然りです、買える人だけが恩典に預かるシステムです、従って買えない人は税金の出しっぱなしで終わりです、内需拡大で外国もやっています特定のメーカーの後押しです、ある時期が過ぎれば何時までも続けるべきではありません、税金の不公平な使い方の見本です。 4、海外派兵について、鳩山さんは海上保安庁を主としているようですが英訳でも沿岸警備隊と出ます=Coast Guardが正解です、読んで字のとおり遠隔の地までの出動はありえません、任務が違うのです、党内での意見集約が先決です。 海上の燃料補給も考え違いです、飛行機に使われと仰いましたがあの燃料が飛行機に使えますか、門外漢の私でさえ違いが分かります、麻生さんの読み違いも甚だしいですが鳩山さんの早とちりも見ものです、話すまえに専門家に聞いてください。 世間知らずのお坊ちゃんの戯言に終わらないよう選挙を戦ってください。


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