大災害のあとも変わることなく、季節は初夏になりました。
田吾作も変わることなく、
梅雨のなか晴れ間を探して、カメラ遊びに浮き身を窶しています。
見つけました、
≪ノビル(野蒜)≫ の蕾。
野蒜 (のびる)・・・・・
図鑑によれば、
≪百合科・ネギ属≫ 鱗茎や若葉を食用にする。
鱗茎は直径 1~2センチ、の球状、根性葉は長さ25~30センチ。
花茎は高さ50~80センチになり、先端に花を咲かせる・・・・・
と、あります。
春先、一面の枯葉色の土手の中に緑の ノビルの葉を見つけ、
土を掘って≪小型 ラッキョウ≫のような根を採り、
生味噌を塗って食べた味は まことに結構でした。
それが今は花を咲かせようとしている。
根の味も結構ですけど、
花も清楚で、なかなか結構・・・。
「なかなか結構だよ」
と、田吾作が花に語りかけていると、
小さな アブ が飛んできました。
アブ は花の蜜に惹かれたらしい。
左右から良く眺め、
蜜を舐めはじめました。
アブの食事を邪魔しないように
田吾作は眺めていたのですが、
携帯用の酸素ボンベに限りがあります。
田吾作は明日を約束して、
その場を離れましたのでございました。