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2014年11月10日 | 日記
早い日はあさ、5時15分に家を出ます。まだ夜明け前、ほんの僅かに山の端の夜が薄くなって行く時間。
でも東の空はまだ深い夜で、ちらほらと星が見えています。
この前、その東の空の向かいの家の屋根のすぐ上に思いがけず大きな丸い月がありました。
玄関を出てすぐ、前を見ると地平近くの月は大きく白く、空は晴れていたので深い夜に静かに光っていました。

とても美しく清らかな月だったのでしばし見とれてしまいました。
気づいてスマホのカメラで撮ろうとしたけど、性能が悪すぎてただの電灯みたいに撮れてしまいがっかりです。


月といえば、数年前仕事が遅くなってバスがなくなり、仕方なくタクシーで帰った時のこと、それまで沈黙していたタクシーの運転手さんが当然、窓の外の空を見てごらん、と言い出したことがありました。

なんのことかよくわからなかった私は、曖昧に窓から外を覗き込んでみたのですがその運転手さんはさらに言いました。

「今日は満月でとても見事な月なんだよ、仕事ばっかりしてないで、時々空を見てみるといいよ。」

もう5、6年前の事なのにその時の月の美しさは今でも覚えています。

今思うと、あの時そんなに私は切羽詰まった顔をしてたのかなと気になりますが、今の状況はあの時と似通っていて、多分おんなじように切羽詰まった顔をしているのかもしれない。

そんな私を昔と変わらず慰めてくれる、月の光はなんて優しいんだろうと思った朝でした。