歩道でぶらぶらするのは犯罪ではない

[米ニューヨーク州アルバニー　21日　AP]　歩道でぶらぶらするのは犯罪ではない。たとえ友人と２人で混雑したタイムズスクエアの道をふさいでも。
ニューヨーク州控訴審裁判所は21日、2004年に秩序紊乱罪と逮捕に抵抗したとして起訴され、有罪となったマシュー・ジョーンズの判決を差し戻す決定を下した。
ジョーンズは一晩拘留されて一度は有罪を認めたが、後に控訴した。
ニューヨークでは「意図的に公衆の不便・迷惑・動揺の原因を作る」などすると、秩序紊乱罪に問われる
ジョーンズは午前２時１分に友人たちと歩道の真ん中に立っていただけで、秩序紊乱の定義には当らないととした。「さもなければ、知り合いと挨拶するために立ち止まった人や、道を聞いたりする人たちまで、この罪に問われてしまう恐れがある」というのが控訴審の判断だ。