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世の中の不思議な事を勝手に追求する中年親父、何処まで行くのか?何の意味があるのか?

イヴリン・キースさん91歳で死去

2008-07-15 14:34:51 | Weblog
『風と共に去りぬ』で、ヴィヴィアン・リー扮する主人公スカーレット・オハラの妹スーレン役を演じ、ジョン・ヒューストン監督や名クラリネット奏者のアーティ・ショウらを夫としていた女優イヴリン・キースさんが4日、子宮がんのため91歳で死去した。1916年、テキサス州ポート・アーサー生まれとされるが、州の出生証明によると、実際はそれより後年という説もある。父親が不在の貧しい家庭環境のもとアトランタで育ち、17歳でハリウッドに移住。大プロデューサーのセシル・B・デミルと7年契約を結び、『海賊』など、いくつかの端役を経て、1939 年、代表作となる『風と共に去りぬ』に出演、コロンビア・ピクチャーズとの契約を手にする。主な出演作には、ロバート・モンゴメリーの愛人役を演じた『幽霊紐育を歩く』(41)、主人公の妻役を演じた『ジョルスン物語』(46)、ディック・パウエルの妻役だった“Mrs. Mike”(49)などがある。
晩年には、批評家たちから“フィルム・ノアール”の佳作として称えられた小規模作品“Johnny O’Clock”(47)、“The Killer That Stalked New York”(50)、“The Prowler”(51)、“99 River Street”(53)、“The Big Combo”(55)などにも主演している。私生活は、女優としてのキャリアに悪影響を及ぼすこともあった。ショウ、ヒューストン監督、テレビ映画「名探偵は演出家/疑惑の淑女」のチャールズ・ヴィダー監督らとの波乱の結婚生活のほか、『八十日間世界一周』の製作準備と撮影の3年間には、らつ腕プロデューサーのマイク・トッドと同棲生活をおくっていた。同作にはカメオ出演し、宣伝に一役買っている。幾多の結婚と離婚によって、ゴシップ記事やファン雑誌にたびたび登場したが、中でも最初の結婚相手である英国出身の実業家バートン・ベインブリッジが別居中に銃自殺を図った事件は、センセーショナルに報道された。アーティ・ショウが2004年に94歳で亡くなると、遺産の配分をめぐって法廷で争うこともあった。
女優のキャリアやひと通りの結婚生活を終えた後は作家に転向し、自叙伝的小説“I Am a Billboard”、回顧録“Scarlett O’Hara’s Young Sister” と“I’ll Think About It Tomorrow”、映画の脚本、記事などを執筆した。
1999年のインタビューの中では、自分の人生とキャリアについて率直な見方を述べている。「ジョーン・クロフォードのような大スターになるには、目隠しをして自分のキャリアに一心不乱にまい進しなければいけない。自分を含めて、誰も私に注目してくれなかった。私は典型的なシンデレレラ・ガール。おとぎ話のハッピー・エンディングを求め続けていた。でも、私の空想の王子様は現れなかった」

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