最初にNHKが大河ドラマとしての制作を発表したのが2003年の一月だったということで、脚本家の野沢尚氏の自殺やら原作者の司馬遼太郎氏の生前の意向やら、様々な紆余曲折を経ての今日の放送は、関係者の方々にとっては”ようやくここまでこぎつけた~”といった風情なのではないでしょうか
渡辺謙のナレーションの重厚さから始まって、秋山兄弟や正岡子規の幼少~学生時代を通して明治という時代の日本を描写していたのが第一話でしたが、いやー、期待にたがわず面白かったです!
前半の松山での田舎のシーンではあまり抑揚の無い展開がメインではありましたが、(成長した)モッくんが上京する辺りから俄然、目が離せない展開になってましたね
文明開化の時代の横浜の描写なんかは、中国にある巨大な映画村を使って撮影してるようですが、世界各地でのロケや要所で使ってるCGなんかも非常に効果的だったと思います……通常の大河ドラマよりも遥かに大きなスケール感を感じられましたし、何より、”明日を夢見るエネルギー”に満ち溢れていた時代を舞台にしてるのが素晴らしいですね
あとこの頃の時代の日本の描写はドラマとして表現されること自体が少ないので、背景とか風俗とかを見てるだけでも(物珍しくて)面白いですねえ(…個人的には、幕末・明治・大正にかけての和洋折衷というか、和服と洋服が入り乱れてる様子とか大好きです)
全ての放送が終了するのは再来年と、気の遠くなるような長さの付き合いになってしまいますが(汗)、まずは年内の全五話分の放送を楽しみに待ちたいと思います!!
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