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坐花酔月 徒然日記

 「花咲く処に腰を下ろし 月を眺めて酒を楽しむ」 この一年、どんな年になるのか。

演劇 「龍の住むまち」 作 阿部利勝、演出 佐藤あゆ子

2022-07-23 18:30:00 | 本・映画・音楽etc.
 
「深川の飛龍伝説と立谷沢川流域の龍神信仰の物語」と謳った、演劇『龍の住むまち』を庄内町文化創造館 響ホールで観ることができた。どのような演劇なのか皆目見当が付かないままの鑑賞でしたが、なんとなくイメージしていた内容とは随分と違った。
庄内町の新たな祭り「第1回しょうない氣龍祭」が8月11日(木・祝)に開催される旨のチラシが会場で配布された。その祭りに向けてのPR演劇としての制作されたもので、獅子舞、神楽、飛龍太鼓の出演など祭りに向けての盛上げ感満載の演劇内容でした。


感想としては、良くも悪くも笑わしてもらった…、って感じかな。「しょうない氣龍祭実行委員会」のますますのご活躍と氣龍祭の御盛会を祈念いたします。


当初、演劇ポスターやタイトルからイメージしていたのは、藤沢周平 作の『龍を見た男 - 海と船と善宝寺 - 』でした。

Tim Ries The Rolling Stones Project

2022-07-22 17:09:01 | 本・映画・音楽etc.

「サックス奏者、ティム・リーズが仕切ったローリング・ストーンズのジャズ・カヴァー・アルバム。ノラ・ジョーンズやビル・フリゼールが参加した“Wild Horses”、キース・リチャーズ、チャ-リー・ワッツ、ロン・ウッドらをバックにシェリル・クロウが歌う“Slipping Away”など、企画モノながらメンバーも超豪華だ。どれもが原曲の持つコクをリラックスした空気で割って、ホロ酔い加減のストーンズを味わわせてくれる」bounce (C)川島 健次 (タワーレコード (2005年06月号掲載 (P96))

類聚近世風俗志 : 原名守貞漫稿 上下巻  喜田川季荘 著

2022-07-20 17:03:40 | 本・映画・音楽etc.
類聚近世風俗志 : 原名守貞漫稿


以前読んだ「下級武士の食日記」や「大江戸の飯と酒と女」で参考資料として上げられていた「守貞漫稿」の上・下巻が届いた。つらつらと眺め興味あるところから読んでいこうと思っている。


時節柄、うなぎ蒲焼きの項目を見れば、
『鰻蒲焼賣 京坂は諸具とも擔(担)ひ巡りて阡陌に鰻をさき焼て賣之 江戸にては家にて焼たるを岡持と云手桶に納れ携へ巡る [ケダシ]京坂大道賣のかばやきは大骨を去ず一串十六文に賣る 又江戸上製鰻蒲焼一種のみを賣店無之 唯大坂淡路町丼池に鳥久と云者此一種を賣る 蓋得意に非れば現金と雖[イエド]も賣ことを聽かず 京坂唯此一戸のみ其他は諸肴と並賣る而も普通の料理屋とは別にて鯉のみそしる鮒の刺身等河魚を専[モッパラ]とし 又海魚も交へ然[シカレ]ども掛行燈には必ず萬川魚と記せり 俗に是を[ゴウシ]て生洲と云 いけすと訓ず又大坂には諸川岸に屋根舟二三艘を客席とする者あり 是を船生洲とす 京都にも無之 又因曰[マタチナミニイワク]京坂蒲焼は朱漆の大平椀に盛る 大價銀三匁 小二匁 江戸は陶皿に盛る 大一串 中二三串 小四五串を一皿とす 各價二百銭 天保府命後百七十二文に賣る家もあり 又因曰京坂は鰻をさきて大骨を去り首尾全體にて焼之而後斬て椀に盛り焼之時鐵串を用ひ串を去て椀に盛る 江戸は大骨を去り鰻の大小に應じ二三寸に斬り各竹串二本を貫き焼て串を去す皿に盛る 江戸は焼之に醤油に美醂酒を和す 京坂は諸白酒を和す 諸食とも京坂にては諸白を交へ江戸にてはみりんを交ゆ也 又京坂は鰻を腹を裂き江戸は脊をさく也』と記されている。


面白い書籍が手に入った。フム。

Keith Richards ・ LIVE IN BOSTON

2022-07-19 17:01:34 | 本・映画・音楽etc.

「Recorded live at Orpheum Theater, Boston, February 13, 1993. 01- SOMETHING ELSE 02- HOW I WISH 03- WICKED AS IT SEEMS 04- GIMME SHELTER 05- 999 06- RUNNING TOO DEEP 07- LOCKED AWAY 08- TIME IS ON MY SIDE 09- WILL BUT YOU WONT 10- WORDS OF WONDER 11- HATE IT WHEN YOU LEAVE 12- BEFORE THEY MAKE ME RUN 13- EILLEN 14- BODYTALKS 15- BAND INTRODUCTION 16- WHIP IT UP 17- I COULD HAVE STOOK YOU UP 18- HAPPY 19- TAKE IT SO HARD」

う〜む、イイじゃないか! 私はいままでキース・リチャーズを誤解していたのかもしれないな。

大江戸の飯と酒と女 安藤優一郎 著

2022-07-14 20:05:24 | 本・映画・音楽etc.
 
名物料理に舌鼓を打ち、ほろ酔い気分で遊郭へ。
人目を忍ぶ二人が向かう先は出会い茶屋。
百万都市、”百花繚乱”の舞台裏は? (Bookcoverより)


近世期の食文化を第1章「飯・花開く食文化の舞台裏」では、以前読み終えた『下級武士の食日記』の紀州藩勤番侍酒井伴四郎日記や、私が通う古文書サークル『温故の会』で解読している庄内藩士金井国之助日記などを参考資料として当時の食生活、そして流通過程や外食産業、作物の特産化について書かれている。
第2章「酒・幕府と居酒屋と料亭と」では酒流通の発展と酒造制度、居酒屋など盛り場の風景を。
第3章「女・百花繚乱、色恋の秘密」として遊郭・岡場所・出会い茶屋などから見た食の現場……、が全体の流れ。
「江戸の人々、武士や町人が、どれほどバラエティーに富む暮らしをしていたか、そして、その食文化を享受できた要因を解き明かしていきたい」と記している。

「東都名所一覧」葛飾北斎画

この本も『下級武士の食日記』と同様に面白く読むことができた。人々の暮らしぶりが立体感を持って現れて来る。そしてここでも、江戸末期の喜田川守貞による風俗誌的な随筆『守貞漫稿[もりさだまんこう]』からの挿絵が効果的に使われていた。

朝日新書736【大江戸の飯と酒と女】
〇著者:安藤優一郎 〇発行:令和1年(2019)10月30日 〇発行者:三宮博信 ◯カバーデザイン:アンスガー・フォルマー 田嶋佳子 ◯図表作成:谷口正孝 〇印刷所:凸版印刷株式会社 ◯発行所:朝日新聞出版

CROSSEYED HEART Keith Richards

2022-07-12 19:58:02 | 本・映画・音楽etc.
 
「前作1992年発売の2nd.ソロアルバム『Main Offender』から実に23年ぶりとなる待望のソロ・アルバム(通算3作目)が9月18日に全世界同時発売決定!!」と紹介されていたこのキース・リチャーズのアルバム。2015年の発売からさらに7年経った今、気持ちよく聴いている。


CROSSEYED HEART

Featured vocal を務めた Norah Jones も良かった。確か先週末に観たDVD『リックト・ライヴ・イン・NYC』で共演してたのも Norah だったような……。

いきなりスティングの曲のようだった第1作目、新しいスタイルを試みた第2作目、やっぱり落ち着く3作目だね。

インテリジェンス都市・江戸 藤田 覚:著

2022-07-06 20:47:32 | 本・映画・音楽etc.
 
私だって新刊本を買うのである。と云うのも本屋さんに入るのは稀で、普段は古書店やBookOffで面白そうな書籍を物色することの方が最近は多い。どうしてかな?と考えてみれば、週刊誌や月刊誌などの雑誌は買わなくなったし、ムック誌も余程惹きつけるものがないと手に取らなくなったことに思い当たった。流行を気にしなくなったことは確かだな。年のせいかねぇ。

おっとなんてこった、話が全然違う方に行ってしまった。
『インテリジェンス都市・江戸 - 江戸幕府の政治と情報システム - 』を読了した。前々回の「ワッパ騒動史料学習会」で、江戸後期から明治時代に掛けての諜報活動や実態などの話が興味深かく記憶にあったことから、この本を読み始めた。


「近世政治史の泰斗が貴重な「隠密報告書」から幕府の情報戦略の実相を解き明かす!」と記されているように、Contentsを見ただけで興味を唆られたし、近世期の情報網、特に第6章の文化露寇事件に関しての情報sys.と政局については、蝦夷地での記録であり、後の庄内藩にも関係があり興味深く読んだ。知らなかったことを識るのは面白い。

朝日新書863【インテリジェンス都市・江戸】
〇著者:藤田 覚 〇発行:令和4年(2022)5月30日 〇発行者:三宮博信 ◯カバーデザイン:アンスガー・フォルマー 田嶋佳子 ◯図版:師田吉郎 〇印刷所:凸版印刷株式会社 ◯発行所:朝日新聞出版

Elton John

2022-07-05 20:50:47 | 本・映画・音楽etc.
 
エルトン・ジョンのアルバムを購入するのは今回が二度め。高校生の時に買った『青い肖像[BLUE MOVES]』以来だから46年ぶりかぁ? しかも今回買ったのはデビュー後2作目のアルバムで、Used CD 。
早速、カーステレオで流してみれば、懐かしい曲が流れてきた。邦題「僕の歌は君の歌」……、あぁ懐かし過ぎる、いい曲だね。


今宵は、『Elton John』を聴きながら一献傾ける…、としよう。


Your Song

It's a little bit funny this feeling inside
I'm not one of those who can easily hide
I don't have much money but boy if I did
I'd buy a big house where we both could live

If I was a sculptor, but then again, no
Or a man who makes potions in a travelling show
I know it's not much but it's the best I can do
My gift is my song and this one's for you

And you can tell everybody this is your song
It may be quite simple but now that it's done
I hope you don't mind
I hope you don't mind that I put down in words
How wonderful life is while you're in the world

I sat on the roof and kicked off the moss
Well a few of the verses well they've got me quite cross
But the sun's been quite kind while I wrote this song
It's for people like you that keep it turned on

So excuse me forgetting but these things I do
You see I've forgotten if they're green or they're blue
Anyway the thing is what I really mean
Yours are the sweetest eyes I've ever seen

And you can tell everybody this is your song
It may be quite simple but now that it's done
I hope you don't mind
I hope you don't mind that I put down in words
How wonderful life is while you're in the world

捨てない生きかた 五木寛之:著

2022-07-04 20:54:56 | 本・映画・音楽etc.
 
決して「捨てること」を否定するものではない。「依代」・「憑代」=「記憶を呼び覚ます装置」という言葉が心に残った。古いものから繋がる記憶を大切にすることで、「下り」の後半期人生を有意義に、膨よかに生きられるのではないか…、と説く。
私も物を捨てれない質であり、それに収集癖という趣味(最悪?)が加わっている。なので、この本は読んでいて頷く箇所が沢山あった。
例えば、建築物の話し。欧州に見る古い歴史的建造物から文化的薫りを想起させるという話から、建築家・故井山氏が遺したSolarchisや、酒田大火復興での町並み建造物を補修し残す必要性。
そして、戦争の記憶。悲惨だったこと、当時人は「悪人」であったことから、戦争は何をもたらしたかというEvidenceがあるにも関わらず、この国は「防衛のため」の軍事費増、「侵略・侵攻」と国民の不安を煽る。強く語り継がなければ大切な記憶が消えてしまう。大事なことだと改めてそう感じた。いい本に出会った。

マガジンハウス新書001【捨てない生きかた】
〇著者:五木寛之 〇発行:令和4年年(2022)1月27日 〇発行者:鉄尾周一 ◯ブックデザイン:TYPEFACE(CD渡邊民人、D清水真理子 ◯校正:古庄圭子 ◯写真提供:仲本徳豊 ◯編集協力:尾崎克之 ◯発行所:株式会社マガジンハウス 〇印刷・製本所:中央精版印刷株式会社

幕末単身赴任 下級武士の食日記 青木直己 著

2022-06-03 20:22:09 | 本・映画・音楽etc.
 
とても面白く読め、且つ参考になった一冊でした。 下級武士の食日記というのが良かった。
著者の青木氏の文章も読みやすくて、私には良かったですねぇ。


古文書サークル温故の会で、読み下した文章を会員諸先輩方からご教示いただいている『金井国之助日記』でも、天保14年に庄内藩士金井国之助が江戸勤番となっている。その日記(記述)を、岩淵令治先生が論文『江戸の武家屋敷 ー江戸勤番武士の行動と交際ー 』で解説している。論文は国立国会図書館webでも読めそうです。

生活人新書165【幕末単身赴任 下級武士の食日記】
〇著者:青木直己 〇発行:平成17年(2005)12月10日 〇発行者:大橋晴夫 ◯装幀:山崎信成 ◯校正:古庄圭子 ◯地図:クスノキミワ ◯DTPデザイン:佐藤裕久 〇印刷:啓文堂・近代美術 ◯製本:田中製本 ◯発行所:日本放送出版協会

the ghost of tom joad bruce springsteen

2022-06-02 06:07:34 | 本・映画・音楽etc.
 
仕事帰りにBookoff酒田店に立ち寄った。面白そうな本は見つからず、Used-CD売り場を覘いてみた。もちろん格安コーナーだ。「Rock & Pops B 」の仕切り板のエリアで発見したのが、この『the ghost of tom joad(トム・ジュードの亡霊)』。やはり先日聴いた、ダイアナ妃へのトリビュートアルバムの中でのブルースの歌声《Streets of Philadelphia》を懐かしく思い出していたからだろう。

photo:CD Journalより

この怪しげなジャケットを見て「う〜む、どんな曲が入っているんだろう?」と思わず唸ってしまったが、1980年前後頃のブルースの曲しか知らない私にとっては期待と不安で、20代の頃のように胸が膨らんだ。
鶴岡までの小一時間、カーステレオから流れたブルースの曲には、正直……イイ意味で「裏切られた!」。
帰宅後、自室で再び聴いた、いいアルバムだね。ブルースの心が響いた。

劇団いでは特別公演 『父と暮せば』

2022-05-29 14:00:00 | 本・映画・音楽etc.
あなたは私の光です

脚本:井上ひさし 演出:池田はじめ 出演:佐久間としひこ・渡邊 凛(劇団だいこん座)


渡邊 凛の好演が光った、臨場感溢れるいい朗読劇だったと思う。しかし、いくら熱演したからといっても佐久間としひこの鼻水はいただけない。なので私的には☆ひとつ減だな。


前回の斎藤秀一を題材にした朗読劇といい、今回の作品といい、池田さん‼いい仕事してますね。

Downtown Train Rod Stewart

2022-05-19 21:10:58 | 本・映画・音楽etc.
Selections from the storyteller anthology

ダイアナ妃へのトリビュートアルバムを聴いていたらロッドスチュワートの声が聞こえてきた。曲は Love Minus Zero/No Limit で、ボブデュランの1965年発表曲のカバー。いい曲だと思う。ロッドの収録はこのトリビュートアルバムだけなのかね。
そんなこんなで20代前半によく聴いてた頃を思い出してしまった。1990年にリリースされたこのCDはなかなか良い。ロッドの声も若く懐かしい。