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坐花酔月 徒然日記

 「花咲く処に腰を下ろし 月を眺めて酒を楽しむ」 この一年、どんな年になるのか。

『ワッパ騒動』リーフレット完成

2024-12-12 19:25:39 | 本・映画・音楽etc.
『ワッパ騒動』リーフレット(A3:8ッ折、A5仕上がり)が納品された。
「ワッパ騒動」農民蜂起150周年にあたり、ワッパ騒動義民顕彰会では記念行事として、5月に大人の修学旅行『田中正造を巡るツアー』を実施した。また毎年発刊の顕彰会誌は論考も充実し紙数を増やした。そして、11月中旬に「『ワッパ騒動』自由民権運動の先駆け」と題して、致道博物館と鶴岡市郷土資料館で同時にワッパ騒動展の開催されることに合わせて、リーフレットを完成させる予定でしたが、確認作業などで時間が掛かってしまい完成が今日になってしまった。う〜む。
しかし、松平親懐への禁獄判決文書など、予定外の新しい記事も載せることができたのは良かった。
多くの方々から手に取ってもらい、知ってもらいたいものである。

書体設計士 鳥海 修 講演会

2024-12-07 18:59:15 | 本・映画・音楽etc.
今年3月14日付の山新に載った鳥海修氏の記事。物知らずな私は、この記事で初めて写研書体やヒラギノ書体などを設計・制作した人が遊佐町出身の人だと知った。
そして本日の講演会を知り、早速申し込んだわけだが、準備されたパレス舞鶴の会場は満席状態の大盛況だった。さすが地元だねぇ、素晴らしい‼︎


講演は、フォントの歴史から始まり、フォントとの出会いや、絡んだエピソード。そして実際にリクエストされたフォントを書き出す実演と、講演時間をオーバーしての内容に、観衆は喜んで最後はワイワイガヤガヤとなりお開きとなった。アットホームな故郷講演会は、それも有りだなと感じた。
モリサワ「リュウミン」やアドビの小塚書体などの作者である小塚昌彦さんが言った「文字は、日本人にとって、水であり米である」という言葉に、「これはまるで庄内、古里遊佐ではないか」と鳥海氏が心を打たれた話。谷川俊太郎さんの詩のために作った「朝靄書体」エピソード。藤沢周平など時代小説作品の活字として使える書体作成と装幀家平野甲賀さんとの思い出など、興味の尽きない講演だった。


                (写真:スポーツ報知・瀬戸花音)

「水のような、空気ののような」書体づくりが本望だという。なかなか素敵な話を聴くことができた。人柄も良く、70歳にはとても見えなかった。

松元ヒロ Solo Live

2024-10-13 19:57:28 | 本・映画・音楽etc.
昨日、中央公民館で開かれた「松元ヒロソロライブ」。政権批判(特に故安倍政治)が痛快だと、楽しみに会場に足を運んだ。いやはや思った以上に楽しく笑わせてもらったし、紀伊国屋ホール繋がりからの本の紹介では、しんみりする場面もあり充実した話芸だった。面白い。
「山形市では3,000円‼ 鶴岡では1,000円、あっちとこっちじゃ貨幣価値が違うのでしょう。でも話すことは変わりませ~ん!」と、人柄も悪くない。充実した2時間でした。満足!

Yamaha CG150CA がやってきた

2024-10-10 11:51:21 | 本・映画・音楽etc.
ナイロン弦のギターが欲しかった。
高価でなくても良いのだが、ベニヤ板で作られたようなものではなく、それなりの材で作られたものを探していた。
YAMAHA CG-150CA を購入した。25年程前に製造されたギターのようだ。全体をスベスベに磨き、指板はオレンジオイルで拭き上げ、早速DADDARIOの弦に張り替えて鳴らしてみた。単板TOPのきれいないい感じの音がした。そしていきなり深爪になってしまった指先が痛い。トホホ。

ちなみにCG-150SAという姉妹器(?)があって、違いはTopの材が、CAはCedar(シダー=杉)、SAはSpruce(スプルース=松)のようだ。そしてサイドとバックは両方共にOvancol(オバンコール)材が使われているとのこと。そしてネックはNato(ナトー)材、指板はRosewood(ローズウッド)材のようだし、久々の幅広の指板だぁ、練習が楽しそうなギターだね。

う〜む、しかしなんだなぁ、ギター後ろの煩雑さが気になるところである。

演劇「オッペルと象」

2024-04-10 14:09:16 | 本・映画・音楽etc.
 
人形劇団プークが上演する「オッペルと象」を鑑賞した。
ステージで演じる人形劇が、どんなものかイメージが掴めなかったが、実際に観て、感情溢れる人形の動きや、風景を現す演技、そして白象や月のセリフ……、そこには確かに宮沢賢治ワールドが広がっていた。感動しました。素晴らしい!


あぁ、「働け、働けーッ‼」と嗾けながら飛び回る、オッペルの鸚鵡の声が耳について離れない。

原作の「オツベルと象」は、青空文庫で読める。


本日の山荘(=太陽建築研究所)裏山の公園桜、まもなく開花だな。

文字のきほん 著 伊達千代

2024-03-14 20:58:23 | 本・映画・音楽etc.
 
たまたまブックオフで目に止まった。
「フォントの話かぁ」と、パラパラと頁を捲れば、活版や写植機などの懐かしい記事や、書体の効果的な使われ方。そしてフォントメーカーの紹介など簡潔に読み易く纏められている。なかなか面白い本と出会えた。

今朝の山形新聞の9面の載った、遊佐町出身の書体設計士・鳥海修氏が吉川英治文化賞を受賞したという記事を読み、知らなかったことに驚いてしまった。本当に物知らずなんだなぁ…と反省。


字游工房の歩みと書体へのこだわり

「游明朝体」いいじゃないか‼ (単純なのである)

演劇『モンテンルパ』

2024-02-07 22:43:48 | 本・映画・音楽etc.
 
鶴岡市民劇場会報「さじき」の表紙作りを、HERO'S DOOR 代表のYamazakiさんから依頼されるまで、モンテンルパを私は知らなかった(相変わらずの物知らずなのである)。イメージを膨らませるため『モンテンルパ』を調べ、初めてその史実を知った。そして『あぁ、モンテンルパの夜は更けて』を聴き、イメージするとともに演劇への期待が膨らんだ。そして期待以上に、大和田獏や島田歌穂たち5人の俳優が演じる『モンテンルパ』は、とても良かった。感動した。

『日米の市街戦で妻と娘を失ったキリノ大統領自身も日本兵を憎んでいた。「私がおそらく一番日本や日本兵を憎んでいるだろう。しかし、戦争を離れれば、こんなに優しい悲しい歌を作る人たちなのだ。戦争が悪いのだ。憎しみをもってしようとしても戦争は無くならないだろう。どこかで愛と寛容が必要だ」』。

学習会で「演劇は教育でもある」と語ったトムプロジェクト代表の高橋さんの顔も浮かんだ。


より一層、演劇を楽しませてくれたYamazakiさんには、心より感謝いたします。

オレンジ・ランプ 監督 三原光尋

2023-12-14 20:36:19 | 本・映画・音楽etc.
 
若年性認知症をテーマにした映画。なかなか重たい映画なのかな…と想像しながら観た。
内容は、ドラマ的で思った以上に明るく感じた。結構泣かせどころもあったしね。貫地谷しほり演じるママ役がとても良かった。
『スウィングガールズ』が2005年だから、それから約20年が経ったのかぁ。
「オレンジ・ランプ」……、そんな温かい世の中になってもらいたいし、したいものと感じた。

朗読劇『柏戸少年紀』

2023-12-02 23:07:18 | 本・映画・音楽etc.
 
櫛引歴史バトンプロジェクト第2弾の演劇『柏戸少年紀』が、櫛引地区「横綱柏戸記念館」で上演された。
2021年に上演した、言語学者 齋藤秀一の物語『野に咲く花は空を見ている』に続き、池田はじめ氏が脚本を書いている。そして今回の朗読劇は、大杉良氏の演出によるものだ。

私の柏戸関の記憶は、白黒テレビを前に祖父が晩酌を楽しみながら観戦している姿と共にある。しかし残念ながら記憶の中の柏戸関に強かった印象はない。
今回の劇での柏戸(富樫剛)の少年時代に触れ、改めて横綱柏戸関に興味を持った。柏戸記念館の展示物を見る視点も違ったように思う。
朗読劇としては、第一弾に続き良かったと思う。
が、稽古不足(2週間程度しかなかったとか…)による、セリフの噛みや読み間違いが非常に残念だった。