人流の増減にかかわらず感染者数の波は「4カ月周期」? ロックダウンの妥当性は
>緊急事態宣言も、海外のロックダウンも、解除した途端に感染者が増えただけではなかったか。そもそも感染者数の波は定期的に訪れるもので、人流抑制に意味はないというのだ。
>感染症の波とは上がっては下がるものだから。感染者数が天井知らずに増加するというのは間違いで、人流は主要因ではありません
>昨年の第1波も、緊急事態宣言が出された4月7日にはすでにピークアウトしていましたが、宣言を出してからも、感染者数の減少スピードは一定でした。緊急事態宣言による人流抑制が、感染者数に影響するなら、減少スピードは加速するはずです。第3波も同様で、12月末にはピークアウトしましたが、今年1月8日に緊急事態宣言が出され、以後、減少スピードはむしろ遅くなりました
>現象論として、第1波から今回の第5波まで、4カ月周期で非常に規則正しく波がやってきています。対数目盛で見ると、波の増減速度もほとんど同じ。なにがあっても4カ月ごとに新たな流行の波が訪れ、2カ月後にピークを迎え、その後、急速に下がっています。GoToキャンペーンや五輪がウイルスの流行に影響を与えたなら、これほど規則正しく周期的に波がやってくるのはおかしい。なにかが原因で流行し、対策をしたから下がった、というものではなく、かなり自然要因で増減しています
>ウイルスの性質によるものなのか、季節が関係しているのかわかりません。いずれにせよ、人為的にコントロールできるものではなく、可能なのは波の高さを変えることくらいです。実は、WHOによる世界の感染者数と死亡者数のデータを見ても、4カ月周期の同じ傾向がわかります
>次の波は先の周期から考えると、おそらく12月ごろに来る。波が来ないように、制限をロックダウンなど、より強固にすることは意味がありません。インフルエンザは毎年約1千万人が感染し、約1万人が亡くなりますが、コロナでも同様に受け入れられるか。それが今後のカギになります。尾身茂会長は、今後2、3年はコロナとの戦いが続き、国民の不安が解消されないと言いますが、ワクチン接種が進み、抗体カクテル以外の経口薬も間もなく登場すれば、そこまで怖がる必要はなくなると思います
>政府分科会も医師会も、感染症対策といえば、人流抑制しか言ってきませんでした。尾身会長をはじめとする医療の専門家も、対策はサイエンスとかけ離れた人流のみ。日本医師会も本来は医療体制の改善、構築の具体案を出すべきなのに、人流に関する政府や分科会の対策が甘いと批判することで、存在感や優位性をアピールし、国民を脅迫するのみでした。それが少しおかしいのではないか、となったのは、第5波になってから。人流の制限にも効果はあったかもしれませんが、解決策にはなりませんでした。人流一本足打法でやってきてしまったことを、政府分科会も医師会も反省すべきだと思います
>緊急事態宣言も、海外のロックダウンも、解除した途端に感染者が増えただけではなかったか。そもそも感染者数の波は定期的に訪れるもので、人流抑制に意味はないというのだ。
>感染症の波とは上がっては下がるものだから。感染者数が天井知らずに増加するというのは間違いで、人流は主要因ではありません
>昨年の第1波も、緊急事態宣言が出された4月7日にはすでにピークアウトしていましたが、宣言を出してからも、感染者数の減少スピードは一定でした。緊急事態宣言による人流抑制が、感染者数に影響するなら、減少スピードは加速するはずです。第3波も同様で、12月末にはピークアウトしましたが、今年1月8日に緊急事態宣言が出され、以後、減少スピードはむしろ遅くなりました
>現象論として、第1波から今回の第5波まで、4カ月周期で非常に規則正しく波がやってきています。対数目盛で見ると、波の増減速度もほとんど同じ。なにがあっても4カ月ごとに新たな流行の波が訪れ、2カ月後にピークを迎え、その後、急速に下がっています。GoToキャンペーンや五輪がウイルスの流行に影響を与えたなら、これほど規則正しく周期的に波がやってくるのはおかしい。なにかが原因で流行し、対策をしたから下がった、というものではなく、かなり自然要因で増減しています
>ウイルスの性質によるものなのか、季節が関係しているのかわかりません。いずれにせよ、人為的にコントロールできるものではなく、可能なのは波の高さを変えることくらいです。実は、WHOによる世界の感染者数と死亡者数のデータを見ても、4カ月周期の同じ傾向がわかります
>次の波は先の周期から考えると、おそらく12月ごろに来る。波が来ないように、制限をロックダウンなど、より強固にすることは意味がありません。インフルエンザは毎年約1千万人が感染し、約1万人が亡くなりますが、コロナでも同様に受け入れられるか。それが今後のカギになります。尾身茂会長は、今後2、3年はコロナとの戦いが続き、国民の不安が解消されないと言いますが、ワクチン接種が進み、抗体カクテル以外の経口薬も間もなく登場すれば、そこまで怖がる必要はなくなると思います
>政府分科会も医師会も、感染症対策といえば、人流抑制しか言ってきませんでした。尾身会長をはじめとする医療の専門家も、対策はサイエンスとかけ離れた人流のみ。日本医師会も本来は医療体制の改善、構築の具体案を出すべきなのに、人流に関する政府や分科会の対策が甘いと批判することで、存在感や優位性をアピールし、国民を脅迫するのみでした。それが少しおかしいのではないか、となったのは、第5波になってから。人流の制限にも効果はあったかもしれませんが、解決策にはなりませんでした。人流一本足打法でやってきてしまったことを、政府分科会も医師会も反省すべきだと思います