偶然雑誌で見てから気になっていた風景を見に、長野県飯田市上村にある「下栗の里」へ行きました。標高800m~1100mに耕地や民家が点在する「下栗の里」は、「にほんの里100選」に選ばれています。また、景観の美しさ、自然と暮らしの調和、こうした姿がオーストリア・チロル地方に似ていることから「日本のチロル」とも呼ばれているそうです。
狭い山道をひたすら走り、しらびそ高原を過ぎ、ようやくビューポイントのある「そば処はんば亭」にたどり着きました。
日曜日だったので観光客が多いかなと思いましたが、それほどでもありません。まずは、そばと田楽を食べて腹ごしらえをしてから「天空の里ビューポイント」に向かいました。
山林内の遊歩道を20分ほど歩くと「天空の里ビューポイント」に到着します。
「天空の里ビューポイント」から見下ろす景色は、確かに以前雑誌で見た風景でした。僕はこの景色を見て、ペルーのマチュピチュを思い出しました。似ていると思いませんか?
何だか不思議な感じがします。はるばるやって来た甲斐がありました。なかなか素晴らしい景色でしょ。おすすめの観光スポットです。
さて、上諏訪温泉に一泊し、翌日は、「万治の石仏」(まんじのせきぶつ)を見に行くことにしました。10年近く前に友人からもらった年賀状に、面白い大仏のような石像が写っていました。一体それが何なのか、どこにあるのかもまったくわからないまま、ずっと気になっていました。最近になって、諏訪湖のあたり(諏訪大社下社春宮の境外)にあることがわかったので、行ってみることにしました。
かつて写真で見た面白い石像がそこにありました。やっと実物に会えました。何だか懐かしい気がします。近くで見た「万治の石仏」は、想像よりも小さくて高さ2メートルほどでした。
「万治の石仏」の伝説が案内板に書かれています。
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画家の岡本太郎氏や作家の新田次郎氏が絶賛したことで有名になり、最近はメディアに取り上げられることも多いそうです。
まず一礼し、手を合わせ「よろずおさまりますように」と念じてから、願い事を心の中で唱えながら時計回りに石仏を3周し、正面で「よろずおさめました」と唱え、最後に一礼するのがお参りの作法だそうです。
見れば見るほど味わい深い表情をしています。ほのぼのとしたユニークな石仏です。後でネットで調べたら、パワースポットとしても紹介されていましたよ。これもおすすめの観光スポットです。