闘う母の笑タイム

左乳房早期乳癌温存手術・リンパ浮腫・髄膜腫摘出手術・左乳房全切除手術経験。がんばろう~♪

前進!…後退?

2007年03月06日 | 社会勉強(老い・福祉)
3月6日(火)


今日は!とても暖かい一日でした。


昨日、仕事が終わって帰宅して間もなく
兄からで連絡が入る。

入院中の実母のことでした。

「体調が少し悪くなり、脳梗塞が進んでいるようだ。」
との連絡を聞いて早速、今日午前中に母の様子を見に行ってきました。


母は点滴をしてベットに横になっていました。


 「おばちゃん!調子はどう?」
 「何だか嫌だなぁ~!と思うと気持ちが悪くなっちゃうんだよ~!」
         ↑
日曜日の昼食時に”嘔吐”した事を説明してくれた。

   母は、結構神経過敏なところがある為、
   食べ物の外見(見た目)で、食欲が無くなるのです。


兄の連絡(情報)よりも…母は、しっかりしていたので
少し安心しました。
・今日の天気。梅の開花。など…話して…

午後から仕事があるので、直ぐに帰らないといけないこと。
明日、仕事が休みなので、また来ること。
を話してた途端…母との会話が成り立たなくなったのです。


 「明日来る時は、ゆっくりできるからね!」
 「今日帰るんだから明日は居ないんだよ!」
 「えっ?帰るって…誰と帰るの?」
 「団体で来たんだから…バスでだよっ!」
 「おばちゃんが家に帰っても大丈夫なように準備してから迎えに来るからね!」
 「二泊で来たんだから、今日帰るんだよっ!」


ただ単に、退院する事を言っていると思って


 「また、明日来るからね!」
 「明日は、居ないからムダ足だ!今日帰るっていうのに!」
            ↑
   だんだん、怒りはじまってしまいました。


そんな会話をしている所に…看護師さんがやってきました。

 「分かりました?」←私のことを分かったか?確認です。

看護師さんの話しでは・・・
・今まで同様、麻痺もなく、こちらからの働き掛けにも今まで通り反応してくれる。
・ただ…「場所」の認識が違っているらしい。

”群馬県に二泊三日の団体バス旅行に来ている”設定になっているようです。


それで…今の母とのやり取りが繋がりました!(苦笑)



「それでは・・・お元気でね!」 



そう言って・・・病室を後にしました。



事態が分からず…母の主張を笑って聞き流したので
母は、凄い”けんまく”で怒ってしまいました。


改めて・・・「認知症」の難しさを実感してきました。


はてさて・・・明日、母の病室での会話は?
何とも、可笑しく楽しい会話になりそうな…予感がします!(笑笑笑)