ヨーロッパから帰国後最初のガイド山行は立山の龍王東尾根に行ってきました。
おりしも台風21号が急接近する中、直前の晴天を狙っての入山。やっぱこの時期の日本は台風やら前線やら天気が悪い…。
龍王の東尾根は、ガイド山行、研修、そしてプライベート山行での足慣らしと、とてもよく使っているルート。この春もスキー板を背負って登り、山頂ツインシュートを滑ったばかり。
今回は一ノ越から御山谷へ延びる踏み跡をたどり東尾根の末端へ。そこから10分ほどの登り返しでルート取り付き。今回は忠実に末端の岩稜から取り付いてみました。
3級程度の岩稜はステップ、ホールドともに豊富で、バリエーションルートのトレーニングとしては最適。
途中ハイマツのやぶこぎや歩きを交えて10m程度の岩場を二つ三つ越えていきます。
山頂直下のルンゼは崩壊がすすんでおり、すこし危ない感じでしたがクライマーズライト側のハイマツをたよりに木登り。
ルンゼを越えてからの山頂までの歩きでは雷鳥の歓迎??も。
台風間近の北アルプスは、雲が多いながらも槍ヶ岳や笠ヶ岳まで遠望出来ました!
龍王の東尾根、こじんまりしている中にも変化があり、なかなかいい山行を楽しめました。