
立山から1日早く下りてきたこともあり、今夜は久々にランナウトで、リハビリクライミングしてます。
だいぶ体のキレも戻ってきた気がします。ただ、前腕の持久力はイマイチか… まだまだ要トレーニングです。
21日から22日にかけ、立山の龍王東尾根に行ってきました。
予定は八ツ峰Ⅵ峰Dフェースだったのですが、先週の土曜日あたりから、日本付近は秋雨前線のようなものが漂うありさま・・・。入山した21日も室堂は既に濃ーいガスの中・・・おまけに風もあり、剣沢にさえ入ることもはばかられるような雰囲気。おまけにこれまた室堂の警備隊の皆さんには散々脅され・・・・
結局室堂山荘で停滞し、翌22日のわずかな雨のやみ間を狙って、龍王東尾根を登る計画に変更したのでした。
翌日はやはり朝から天気はぱっとせず、立山周辺はすっぽりとガスにつつまれたまま。遅めに朝食をいただき、7時45分に山荘を出発。一路一の越へ。
たどり着いた一の越から伺う龍王岳は、これまた濃ーいガスの中。わずかに東尾根の舌端が見え隠れする程度でした。
9時30分にロープをつけて登攀開始。今日は岩が濡れていて、取り付きから見上げる岩稜もかなり威圧的。
岩もヌルヌルのコケのせいか、かなりスリッピー!緊張させられるクライミングを強いられました。そこで今日はスタッカットを多用。慎重にスタンスを拾って高度を稼ぎます。
しかし行けども行けども龍王の頂上は、濃いガスの中の中に隠れたままで、たどり着けません。
ようやく最後の岩稜帯を抜け、11時に龍王岳の山頂へたどり着くことが出来ました。やっとたどり着いた山頂は、やはり濃ーいガスの中・・・今日は360度まったく展望のない山頂でした。
帰路は縦走路に出てから再び一の越へ。皮肉にも、ようやくガスの上がりかけてきた中の下山でしたが、道端には既に秋の花々が。
山はもうすぐそこまで、秋の気配が来ているのですね。
次回は快晴の秋空の下で、思いっきりクライミングを楽しみたいですね!