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t-rockの…

毎日の適当な生活を。。。

守成は創業より難し

2008-12-07 23:55:47 | 読んだ本
「貞観政要」のリーダー学 守成は創業より難し
守屋 洋
プレジデント社

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最近、唐の太宗時代の、皇帝と臣下の問答集を収めた「貞観政要」にはまってる。


守屋さんの解説も分かりやすくまとめられたこの本は、
入門書としては最適。


しかも、現代語訳、書き下し文、原文が並べられてる上に、
各単語の注釈も添えられていて、漢文の復習にも使えるようになっている。


ちなみに、この守屋さん、当社の周年記念事業の
ビデオ講座にもご出演いただいているようで。


久しぶりの漢文。
なかなか読み進められないので、
とりあえず現代語部分だけを拾い読み。

さて、ちょっとづつでも頭にいれていこうかの。

コーヒーハンター

2008-11-24 20:45:42 | 読んだ本
コーヒーハンター―幻のブルボン・ポワントゥ復活
川島 良彰
平凡社

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やっぱり、「好き」にまさるモチベーションはないのかな。


昨年の春ころ、新聞等でも話題になった100gで7,000円のコーヒー、
ブルボン・ポワントゥを生み出した方の自伝。

高校を出て、コーヒー豆の生産を勉強するために、
単身でエルサルバドルの大学に進学して、
国立研究所に日参して学ばせてもらえることに。


UCCの前社長に招かれて、
ジャマイカ、ハワイ、インドネシアの自社農園設立の
立役者として活躍。

そして、研究中に知った、現在では失われていた豆種を
マダガスカル沖の小さな島に探しに出向き、島民と一緒に
産業として復活させるお話。


あらすじを書くとこんなもんですが、
どの産業にも、どの品物にも、強い思い入れを持って
お仕事をされている方がいることに、改めて感じ入る。


「希少性や歴史的な裏付けだけのユニークさが売り物のコーヒーには
 まったく興味がない。植物学的にも根拠があり、そのうえ美味しい
 コーヒーを求めて世界中旅をしてきた。」

「最近のスペシャルティ・コーヒー・ブームのなかで、スペシャルティーと
 ユニークネスが混同されているきらいがあると思う。ユニークネスは
 物珍しさや希少性だけをうたい文句にしているコーヒーで、
 スペシャルティーとは違う。スペシャルティーは、品質が高い
 コーヒーにのみ使われる名称だ。」


今はサステイナブル・コーヒーの普及に取組んでいる著者。
生産者の視点と消費者の視点から、豆を見続ける著者を
単純に素晴らしいと思ってしまう。


★★★★

底力

2008-11-21 23:53:11 | 読んだ本
知っておくべき日本人の底力
渡部 昇一
海竜社

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好きじゃないからと言って、読まないのもどうかと思うので、手に取ってみた。

渡部さんの考えのほとんどはちょっと極端な気もするけれど、
一部分の考え方は理解できる部分もある。


「西洋の王様と日本の皇室の違いがここにある。日本では、すべての
 戦いが天皇からの勅許、天皇から示される権威の奪い合いだったの
 に対して、ヨーロッパでは、自身が王になること、つまり王権の
 奪い合いだったのである。」


「誰が一番頑張ったのか。その基本的なことが見えない者は、やがて
 足元から掬われていくことになりかねない。
 だからこそ、論功行賞の人事には最善の注意が必要なのだ。これを
 軽んじたり、見誤ったりすると、今日の味方も明日の敵となってし
 まうのである。」


「大和言葉、日本文学こそが、揺るぎない日本のアイデンティティー」


源氏物語も、枕草子も通読してないよな。

自分で読んでみて感じ取れるものもあるだろうけれど、
受験勉強でしか古文に取り組んでいないことを考えると、
相当ハードル高そうだなぁ。

誰かの現代語訳だと意味ないしなぁ。


だけど、

日本人として、

受験勉強でない日本語を学ぶことは

必要なのかもしれない。

★★★

映画の復習

2008-11-11 23:35:54 | 読んだ本
不都合な真実
アル・ゴア
ランダムハウス講談社

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今さらながら、図書館で「不都合な真実」を借りてきた。


中身を改めて復習するのは大切なことだと思う。


ちょっと、本としては重たいのがたまに傷ですが、


書いてあることを知っておくことは必要ですよね。


しかし、近所の図書館はあまり大きくはないけれど、
この本が6冊も並んでた。


それが、ある意味「不都合」だったりして。

多様化と進化の時代 その2

2008-10-21 22:55:40 | 読んだ本
カンブリア宮殿 村上龍×経済人II
村上 龍
日本経済新聞出版社

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引き続き、カンブリア宮殿の続編も読む。

番組が進んでいるせいか、ゲストのチョイスも第1巻より面白い。


便利なものはではなく必要なものだけつくれという人がいれば、
あったらいいなをコンセプトにモノをつくる人もいる。


いろんな考えの人がいろんな方向性を持って形作る社会なんだというのが
とてもよくわかる。


そして、堀場さんいわく、
「神は二物を与えないと言っているが、
 その裏は必ず一物は与えているということ。
 その一物をいかんなく発揮できれば、
 必ずオンリーワン、ナンバーワンになれる。」


わしの一物はなんなんだろう。
それをいかんなく発揮しているんだろうか。


なんてことをちょっと考えちゃったりして。


★★★

やや期待はずれ

2008-10-20 23:24:09 | 読んだ本
稲盛和夫の論語
皆木 和義
あさ出版

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論語を、京セラの稲盛さんの語録とかを絡めながら紹介してあるんですが。。。

はじめにで、

「儒教を、稲盛名誉会長がどのように実践されてきたのかということを
 私の好きな論語の章句から考察するという意味合い、」
「なお、本文中の稲盛名誉会長のお言葉はご著書を中心として」

とあった段階で、

「本から抜いて来たんかいな!」というツッコミを入れたくなる。
著者はもっと稲盛氏に近しい人かと思っていたんだけど。。。

そう思って読むと、なんだか上っ面っぽく感じられるからいけません。
著者よりも内容なんて思いながらも、どうにもこうにも身が入らず。
「虎の威を借る狐」のように思えちゃうとねぇ。。。


コレを読んで思ったのは、
論語の解説本はあまたあれど、自分なりの解釈を加えていかないと
いかんのでしょうね。

そういった読み方から考えていくと、この本の解釈・解説には、
すんなり頭に入ってこないものが多い。

文体の好みの問題なんだろうか、それ以前の問題なのか。


弱気は最大の敵

2008-10-19 00:10:26 | 読んだ本
もう一度、投げたかった―炎のストッパー津田恒美最後の闘い (幻冬舎文庫)
山登 義明,大古 滋久
幻冬舎

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さよなら市民球場のDVDを見たのをきっかけに、
津田関連本を探す。


2冊入手して、まず読んだのがコチラ。

NHKスペシャルで放映された、
「もう一度投げたかった」の書籍版。

津田の生い立ちから始まり、
新人王獲得、度重なる故障、
そして、脳腫瘍との闘病生活。

改めてこの頃の記者発表が「水頭症」だったことを思い出す。

40勝41敗90セーブという数字だけでははかれない、
津田恒美という人の大きさ、強さと弱さ。

「敵は敵にあらず、敵は内なる我なり。弱気は最大の敵」
を胸に投げられるだけ投げ続けた男。

結果、病という内なるものには勝てなかったわけだけど、
今でも、カープファンの胸に残るその剛球。


この映像、NHKに行けばライブラリで見られるんだよね。
一度、行ってこようかな。

★★★★

多様化と進化の時代

2008-10-17 22:20:28 | 読んだ本
カンブリア宮殿 村上龍×経済人
村上 龍
日本経済新聞出版社

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タイトルとコンテンツが一致しませんが、テレ東で唯一気になる番組だよね。


番組の対談録のサマリーと村上龍流の事後コメント付き。
第1巻では21人の経営者が登場。


そのなかでも、

ソフトブレーンの宗文洲さん、

サマンサタバサの寺田和正さん、

ジャパネットたかたの高田明さん。


この3名のトークはなかなか参考になりました。


月曜日22時から、毎週録画しようかな~。

★★★

いつでもどこでも気の持ちよう

2008-10-15 22:20:08 | 読んだ本
どんな仕事も楽しくなる3つの物語
福島 正伸
きこ書房

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たまにはこういう本を読んで気持ちをリセットするのも大切です。


駐車場のおじさんの話、
タクシー運転手さんのお話、
ペンキ屋さんのお話。

3つのショートストーリーは、
どれも、仕事で凹んだときに読みたいお話。


「つまらない仕事はありません。仕事をつまらなくする考え方が
 あるだけです。
 意味のない仕事はありません。意味のない仕事にしてしまう
 考え方があるだけです。」

「不満を作り出しているのは、他でもない自分自身なのである。」


100ページちょっとの本で、あっという間に読み切れる。

いつも手許においとかなきゃいけないほど凹むことはないけれど、
たま~~に読み返してもいいのかな。


たま~~に食べたくなる天下一品みたいなもん。
違うか。

★★★

じゃけえカープが好きなんよ

2008-10-10 20:25:51 | 読んだ本
カープ創設期から広島市民球場ができるまでのエピソードをまとめた本。

真っ赤な装丁、「じゃけえカープが好きなんよ」というサブタイトル。
(この写真ではわかりませんが、大きい画像を載せるほどのものでもなく。)

ものすごく、カープファン意識をくすぐる『見てくれ』に過大反応。


「雑学にも当たらないものなんじゃねえか?」なんて思いながらも、
ついつい購入。
(しかし、アマゾンでも取り扱っていないのね。ちょっとびっくり。)

石本初代監督の資金集め行脚、「小さな大投手」長谷川良平の獲得秘話。
私くらいの年齢では、とても知りえない(あまり興味を持たない)情報が
1冊にまとめられていて、思っていたよりも興味深い。

しかし、この頃は、広島の各地域にカープ同好会的な組織があって、
資金集めと選手との交流を兼ねた会合が開かれていたのね。

ピカドン(広島では原爆をこう呼びます)の後、食うに困る時代にあって、
カープ選手が地域に出向いた紅白戦は、地域の盛り上げに一役買うだけでなく、
選手にとっても飯を食わせてもらえたり、募金があったり、メリットもある。

昔はちゃんとしてたんじゃん。

カープも収益事業が上手になって来ているけど、昔みたいに、
もう少し選手を利用したほうがいいと思うんだけどなぁ。


まあ、温故知新じゃありませんが、小難しい歴史ばかりでなく、
こういう歴史に触れるのも、たまにはいいもんです。

★★★★