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t-rockの…

毎日の適当な生活を。。。

より速く、より早く

2009-09-08 00:21:31 | 読んだ本
仕事が速くなる プロの整理術
吉越 浩一郎
日経BP出版センター

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元トリンプ、吉越さんの整理術。


「『何のために情報を整理するのか』をしっかり意識してください。
 仕事をスピードアップするといった目的を明確化することで、自分に
 あった情報整理の方法も見えてきます。それが成果に結びつくのです。」


仕事でGメールとグーグルカレンダーを重用するのはどうかと思うが、
それは、セキュリティとユーザビリティを天秤にかけた結果だろうから、
他人がとやかく言うことじゃない。


それ以外のクリアファイルを使って、原則A4で管理する方法は、
結構使えそうだ。


わたしゃ、昔読んだ野口悠紀雄さんの超・整理術を使わせて
もらってるんだけど、この方法も一部取り入れることとしよう。


まあ、整理が苦手だから、なんとか簡単に整理したいんだけどね。
一番いいのは捨てちゃうことなんだろうけど、今の組織はなかなか
モノを捨てさせてくれないから、整理はきちんとしとかないと。。。


最後は、吉越さんの仕事術。
あちこちで書かれていることが、まとまっているという点ではよし。


★★★

仕組みよりも大切なこと

2009-09-06 22:33:34 | 読んだ本
リーダーになる人の たった1つの習慣
福島 正伸
中経出版

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わかっていても、福島さんの本にはジワッと来てしまうものがある。


3人の起業家の卵たちが、事業経営の勉強のために
赤字のカラオケ店を1年間で業績回復させるために
それぞれが奮闘するストーリー。


そんなに難しいストーリーではない。
こんなによくできた話は少ないかもしれない。


でも、この本のテーマの大切さは今の職場でも身に浸みる。


「経営では、よく効率ばかりが問題視されがちですが、
 どんなに効率的な仕組みであったとしても、その結果は
 そこに関わる人の意欲によって大きく変わってしまいます。」

「相手を変えるのではなく、自分自身を見直し、自分を変える
 ことによってしか、相手を変えることはできません。」


そうなんだよね。

どんなに強く言ったって、噛んで含むように教えたって、
聞く相手が受け入れてくれなきゃ、暖簾に腕押し・糠に釘。


さらっと読めるけど、実践は難しい。


こういう本は、忘れそうになったときにスッと手に取れる
ところに置いておけばいいんでしょうね。


★★★★


通勤1往復で読みきるほど集中!

2009-08-21 00:27:23 | 読んだ本
臨床真理 (このミス大賞受賞作)
柚月 裕子
宝島社

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「このミステリーがすごい!」第7回大賞受賞作に、引き込まれ。
ドラクエ9を脇においても(カバンにしまっても)、一気に読み進んだ作品。


ミステリーなので、ネタバレは避けますが、これはかなりのオススメ。


最初の導入部分が妙に説明ぽかったり、中だるみしたりするストーリーも
多いけれど、この作品はそんなことない。


しかも、小難しくかき回すだけのストーリーでないところもgood。


しかし、人が発する言葉の本意が分かるような生活って、しんどいだろうな。
みたくないもん、知りたくないもんなんて、一杯あるもんね。


ストーリーの中で不快感も生まれるんだけど、
実際にありそうなところがまた嫌な感じを増幅させる。


★★★★★

読書法??

2009-07-30 23:08:16 | 読んだ本
ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
小宮 一慶
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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疑問に思いながら、「○○力養成講座」シリーズの読書力版を手に取る。

全般的に、自分の読んだ本の紹介と読み方。

確かに、流行っている速読術と一線を画しているのはいいけれど、
「速読(ななめ読み)」「通読」「熟読」「重読」の方法論が説いてある。

普通だ、普通。


この本の中で意識しようと思ったのがコレ。

「変に一般向けにアレンジされたものより、
 専門家を目指す人向けの入門テキストのようなものを読んだほうがよい。」

これはその通りだよね。

安易な「これを読めば○○が分かる!」なんて本を読んでも、
結果として遠回りだったりするからね。
するしね。

★★

間違い探しをしなくても

2009-07-27 23:41:02 | 読んだ本
間違いだらけの経済政策 (日経プレミアシリーズ)
榊原 英資
日本経済新聞出版社

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分かりやすく間違いを指摘しようとして、ざくっとまとめすぎているような。。。


確かに、マクロからミクロへの流れ、経済分析は現場へ戻れというのはそう思うし、
第5章 展望なき資源政策には、激しく同意できる。

「消費者庁は必要ない」とか
「資源省の創設こそ国家の責任」なんての。

特に、資源省のところについては、こないだ、
タメ撮りしといたカンブリア宮殿で出光の天坊社長の回を見たから、
インプットされていたのかもしれないけど。


マクロ経済学を中心とした政府の政策を
改めて概要を理解するための入門書としていいのかも。


★★

「管理」より「支援」

2009-07-07 22:43:37 | 読んだ本
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
石川 拓治,NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班
幻冬舎

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評判になっている、リンゴ農家・木村さんの本を読んでみた。


久しぶりに、電車の往復の時間で一気に読了してしまった。

機械好きだった若者が、養子に入った農家のリンゴ農協を引き継いで、
それからの苦難の連続。

農薬を使うことをやめてから、葉がつかず、花が咲かず、実がならなくなった
自分の畑のリンゴの木。

追い詰められて、死のうと思って入った森の中でドングリの木を見て、

「なぜ農薬をかけていないのに、この木はこんなに葉をつけているのか。
 (中略)
 森の木々は、農業など必要としていないのだ。
 今までどうして自分は、そのことを不思議に思わなかったのだろう。自然の
 植物が、農業の助けなど借りずに育つことを、なぜ不思議に思わなかったの
 だろう。
 (中略)
 自然の中に、孤立して生きている命はないのだと思った。ここではすべての
 命が、他の命と関わり合い、支えあって生きてきた。そんなことわかってい
 たはずなのに、リンゴを守ろうとするあまり、その一番大切なことを忘れて
 いた。」

それから、木が持つ本来の力を取り戻すための行動も、驚きばかり。


その、木村さんの一言一言には重みがある。

「自然のお手伝いをして、その恵みを分けてもらう。それが農業の本来の姿なんだよ。
 今の農業は、残念ながらその姿から外れているよ。ということはさ、いつまでも
 このやり方を続けることはできないということだよ。
 私も大規模農業に憧れたけれど、その大規模農法地帯はどんどん砂漠化している
 わけだからな。アメリカの穀倉地帯も、昔のソ連の集団農場も、今どうなっている
 のか見たらすぐ分かる。
 どんなに科学が進んでも、人間は自然から離れて生きていくことはできないんだよ。
 だって、人間そのものが、自然の産物なんだからな。」

木村さんが経験したことを、上っ面かもしれないけれど自分の中に取り込める。
やっぱり、読書ってやめられません。


農業だけじゃないのかもしれないけれど、「管理」しようと思っても難しくて、
「支援」を意識すると上手くコトが流れ出すことが多い。

前の職場でもそうだったなぁなんてことを考えたりして。


★★★★★

おまけ

引用した言葉を最初に読んだとき、
「天空の城ラピュタ」のクライマックスシーン、
シータの言葉を思い出しました。

『どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを
 操っても、土から離れては生きられないのよ!』

どうでもいいですけど。

誰が儲けてる?

2009-06-30 23:55:59 | 読んだ本
久しぶりに、読んで気分が悪くなる本に出会いました。


冷戦の崩壊からグローバル化、この間にだれが暴利を得たのか、
不愉快になるようなことが満載。

内容を抜粋するのも気分よろしくないので
各章のタイトルをここで。

・イスラエル人が女を買えば、アラブが儲かる
・超借金でアメリカは破産する
・アスリートたちは、なぜ用心棒になったのか
・中国は、カオスを食べて繁栄する
・偽造品と中国の熱い関係
・あなたの結婚指輪は血で汚れていないか
・ダークな欲望を操るネット起業家
・漁業海賊は日本へホンマグロを運ぶ
・なぜ政治家は大衆を怯えさせるのか
・市場国家は神話を好む
・ギャング団はグローバル化に抵抗する
・「ならず者経済」に対抗するイスラム金融


知らないことの罪も、もう少し考えなきゃいけないようです。
気分は悪いけど、手に取ってよかった本ですね。

★★★

演出のヒント

2009-06-16 23:02:36 | 読んだ本
あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント (講談社文庫)
鴻上 尚史
講談社

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自分の苦手ごとの一つ。

上手に自分を表現すること。まあ、景勝ほどじゃありませんが。

「 なんとかセンスの問題をぎりぎり技術の問題にしようというのがこの本だと
 言いました。(略)
  それは、言葉を発し続けることで、やっと、『言葉にならないもの』が見えて
 くるという感覚と同じかもしれません。言葉にならないからといって、なにも
 言葉を発しないと、なにも始まらないだろうということです。
  言葉にならないからこそ、言葉を注ぎ続けた果てに、『言葉にならないもの』
 が見えてくるのではないかと思うのです。」

なかなか、鴻上さんのような視点で、声、体、言葉を考えることがなかったから、
参考になった内容でした。

最低でも、第一の輪、第二の輪、第三の輪は意識するようにしよう。
それだけでも、この本を手に取る価値があったような気がする。

★★★

わしも該当してますわ

2009-06-01 22:05:47 | 読んだ本
9割のへたくそドライバーに告ぐ
渡辺 修
幻冬舎ルネッサンス

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最近、ちょっと気になりだしていたので、思わず手に取ってしまった。


昔と比べて、運転してて「怖い」と感じるようなことが多くなったので、
周りのせいなのか自分のせいなのか、ちょっと理解しておきたくて。


「うまいとへたの違いは何だろうか。
 その違いが、情報を積極的に取り入れ、瞬時に的確な判断ができるか否かと
 いうことにあるのはもちろんのことだ。しかし、それ以前に、へたくそ運転
 がどのようなものなのかを知っていることも重要なのではないだろうか。」


これは、その通りだとは思う。
知ることって大事だし、運転が独りよがりになっているかもしれないし。


でも、この本の中に書かれていることは、思い当たることがあったり、
同じように感じる部分もあるんだけれど、著者の独りよがりな部分が多い。


まあ、そういうふうに感じる人がいることもわかったし、
さらっと流し読みできるくらいだったから、まあいいか。


77個の至言のうち

2009-05-11 23:18:28 | 読んだ本
心に書きとめておきたい名経営者の至言
日経ベンチャー編
日経BP社

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日経ベンチャーの経営者インタビューの中から抜いてきた言葉が77個。


たまたま手に取ってしまったんだが、響いたのはその中から2つかな。


「経営者の先見性というものは、単に未来を予測するということではなく、
 むしろ未来を創造していく点にある。
                          ~松下幸之助~」

「デッドコピーを繰り返すことで、独学なら10年かかって会得するような
 設計の神髄を短期間で自分のものにできる。
                          ~酒巻久~」


しかし、確かに著名な経営者の方々のメッセージではあるんだけれど、
『賢者55人の教え』というのは、あまりにも言い過ぎ感がある。

もひとつ気になるのが、「はじめに」にある
「1冊でビジネスの要諦を学べる骨太の教科書を目指しました。」にも、???

まあ、読み手の受け取り次第とは思うんだけど、そんなに都合のいい本は
ないでしょ。

ワシみたいに、流して読んでるからダメなんでしょうかね。
だって仕方ないじゃない、ひっかからないんだもの。

★★