ねこもしゃくしも

イラストレーター/ハンドメイドアーティスト津田蘭子のブログ。仕事や手作り服やその他もろもろ。ネコも度々出てきます。

ボタンの博物館

2019-10-24 20:34:31 | 日記

宝石が並んだショーケース。

かと思いきや、、これぜ〜んぶボタンです!

かつて、ボタンは装飾品として代々受け継がれるものでした。

服が傷んでも、ボタンは取り外して財産として残していたんですね。

そういう意味では、宝石と変わりません。

実際、宝石が埋め込まれていたり、細かい装飾がされていたり。

実用というよりも、富の象徴でもあったのですね。

 

 

 

 

 

古くはローマ時代のものから、現代まで、素材やデザインの移り変わりを見ることができる、ボタンの博物館

国内最大手のボタンメーカー、株式会社アイリスが運営しています。

最近は、ボタンというとアイリスで購入することが増えました。

なんといっても、種類やサイズが豊富!

ボタンをお探しの際は、一度アイリスのオンラインショップを覗いてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボタンのことならなんでも知っている金子さん。

こちらの収蔵品のすべてを知り尽くした男!

ボタンの歴史から、豆知識、聞けばなんでも答えてもらえます。

しかしながら金子さん、今年度いっぱいで退職されるとのこと。

ボタンに興味がある方は、金子さんがいるうちにボタンの博物館へ急げ!

 

 

 

 

 

 

なんと、ラリックのボタン。

ラリックというと、花瓶とかインテリアの装飾のイメージでしたが、ボタンまであったんですね。

こんな貴重なボタンつけてたら、絶対に前に転べない!

 

 

 

 

 

 

こちら、ルーシー・リーのボタン。

これまた、花瓶や器をイメージする作家ですが、こんなに小さな作品もあったとは。

花瓶や器の作品とはまた違った雰囲気です。

 

 

 

 

 

 

数あるボタンの中で、私が気に入ったのはこれ。

このネコの顔がたまらん。

一体どんな服につけられていたボタンなんだろうとか、きっと持ち主はネコ好きだったに違いないとか、

いろんな想像が膨らむ可愛いボタンです。

私なら、ベレー帽の横ちょにくっつけたい!

 

 

 

 

 

私のシャツを見て、金子さんが「そのボタンはおそらく10mmですね」と、ニヤリと笑いました。

なんでも、シャツボタンの世界標準は、11.5mmなのだとか。

ボタンの大きさなんて、適当でいいだろうと思ってた!

シャツのボタンは11.5mm。メモメモ。

 

とにかく、ボタンに関して幅広い知識のある金子さん。

天職とも言えるこのお仕事を退職して、その後どうするのかと思ったら、フランスに移住して、ボタンの研究をするのだとか!

どんだけ好きなんだよ、ボタン!

ちなみに、休日は骨董市やマルシェでビンテージボタンを売っているのだとか!

どんだけよ!

 

 

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