ソウル・フォト Soul Photo

魂に響く写真を届けたい・・・。

ぴーちくぱーちく

2008-03-21 21:56:05 | 
写真:オオイヌノフグリ/射水市

 ひばりの父さん
 高いお空で
 ぴーちくぱーちく

 青いお空に 浮いたまま
 ぴーちくぱーちく
 ぴーちくぱーちく

 君の 元気な鳴き声
 今年も聞けて うれしいよ
 お嫁さんとひなちゃんはどこだい

 ぴーちくぱーちく
 ぴーちくぱーちく

 ああ のどかだねぇ
 ああ 春だねぇ


金沢未来図2

2008-03-20 21:01:04 | 金沢
写真:ヤツデ/金沢市東山

 今撮り続けているのは、旧市街地。
 観光客の来訪も多い。
 blogで発表するには、いささか食傷気味かもしれない。

 それでも、撮り続けるだろう。
 なぜなら、もてなしがあるからだ。

 前田利家が入城以来の礎は、絶え間なく変化している。
 幼少のころ見た光景とは確実に違う。
 記憶を頼りに新たな街屋を再発見してる。
 使命とはいわないが、この街に住むものとして
 できることをするつもりだ。

 さて、昨日書いた郊外はどうだろうか。
 まだ見ぬ光景も多い。目に留まる街屋を発見できたら
 ファインダーを覗いてみたい。


金沢未来図

2008-03-19 21:21:22 | 金沢
写真:水門/金沢市主計町(かずえまち)

 金沢市旧市街地(金沢城下)の整備は近年著しい。
 加賀百万石の威光、
 明治から昭和初期のモダン、ハイカラ。
 駅前から武蔵を経、香林坊、片町は現代のデザイン創生。
 郊外は、山側環状道路、海側環状道路の整備がすすむ。
 新幹線もいずれ開通するだろう。
 新しい住宅地もどんどん出来上がる。

 残念なのは、城下外には金沢がない。
 これからの金沢がない。どこにでもあるような代わり映えのない街。
 だが悪いことではない。
 観光都市金沢は内輪の盛り上がりで過ぎていく。
 地理上は郊外も金沢であるのに線引きが見える。
 「エンジョモン」(よそ者)が入りにくい境がある。
 いや、住み慣れたものさえ、どこか遠慮してしまう。
 古き城下町の性質がいまだに尾を引く。
 生活、文化にも漫然としかし確実に隔たりが生まれている。

 金沢の人口はさほど増えていない。
 増えれば良いわけではないが、街は外に拡大している。
 これから数十年数百年。郊外の金沢が金沢を創っていく。
 もちろん旧市街地も残るだろうが、鍵は郊外だ。
 金沢は金沢人が創るのだから。

ハレの日

2008-03-18 22:13:40 | 
写真:鹿児島紅/金沢市卯辰山

 県内では 小学校の卒業式
 惜しまれつつ 数校が廃校になる

 巣立った多くの人たち
 最後の卒業生
 「寂しいと」一言で片付けられないことだろう

 「中学生になっても頑張ります!」

 凛々しく 力強い言葉だった
 志しあふれる まなこ

 思い出は あなたたちの胸に刻まれた
 いつまでも 元気で
 さようなら 学び舎
 さようなら 友よ


時は疾風の如し

2008-03-17 22:10:30 | 
写真:浅の川園遊会/金沢市東山

 街は模様替え
 兼六園では 雪吊りが外されている
 替わりに ぼんぼりが取り付けられている
 街行く人は薄手のコート

 昼過ぎ
 中学生の集団
 みな晴れがましい顔
 そういえば
 ラジオで卒業式のニュースが流れていた


 思えば いと疾し この年月
 今こそ 別れめ いざさらば
 

ソウル・フラワー

2008-03-15 20:57:51 | 
写真:近畿豆桜/金沢市元町

 午後青い空が戻った
 澄んだ空が戻った

 三日前に咲いた桜を撮る
 もう数輪咲いていた

 薄紅の花は 青空に似合う
 節目の季節に 桜は似合う

 もっと早くからいろんな花が咲いている
 素敵な花ばかり
 けれど 待ち遠しいのは桜

 魂に届く花
 桜 今年も咲いた


あしたのために その20

2008-03-14 21:14:39 | あしたのために
写真:明日天気になーれ/金沢市東山

 今日もどこかで卒業式
 あの歌じゃないけれど
 何を卒業するのだ?

 まあ いいけどな

 これからいろんな場面で 卒業を迎えるだろう
 本当に 何を卒業するか分からないけれど

 脱ぎ捨てるもの
 身に着けるもの
 見分けが肝要

 まずは 重いコート脱ごう
 あしたは きっと晴れるから


春風

2008-03-12 21:48:50 | 金沢
写真:暗がり坂/金沢市主計町(かずえまち)

 風が冷たい
 霞んだ空は次の季節の証し

 季節の風が 陰鬱な湿り気を吹き飛ばす
 ホコリっぽい風が 街の色を覆う
 淡い色に 街を覆う

 早咲きの桜が 一輪
 花の季節を告げた

 風は
 暮れた街に まだ吹いている