しゅう太郎の囲碁ブログ

主に自戦譜やプロの棋譜について思うがままにコメントするブログです

第36期碁聖戦第3局をもう1度振り返る

2011年07月31日 23時19分58秒 | プロの棋譜

 

この碁聖戦の記事 http://kk.kyodo.co.jp/pb/gosei/goseiindex.htm をみると、どうも毎日新聞・幽玄の間の解説や私が思っている感じとは違うようだ。坂井碁聖は下辺で3子を取って良くなったと思っていたとのことだし、途中白が右下隅に手を戻したところでは形勢は互角のようだ。

これは今回も週刊碁を買わねばなるまい^^;。

明日はNECカップ1回戦、羽根九段対小県九段戦があります。そして8月4日には1年で一番暑くて熱い日、名人戦最終一斉対局があります!果たして誰が井山名人に挑戦するのでしょうか?

それでは今日はこの辺で。


第36期碁聖戦第3局

2011年07月30日 16時16分48秒 | プロの棋譜

今日は7月29日に行われた碁聖戦第3局をみてみたいと思います。

この碁は終始穏やかな進行で、終始わずかに黒が良い感じの碁でした。

ただしそんな中でも1度、羽根九段の強手が飛び出します。

 

黒番:羽根直樹九段

白番:坂井秀至碁聖

結果:281手まで黒番羽根直樹九段の3目半勝ち

 

 

右上、右下と坂井碁聖は地を選択しました。羽根九段得意のシノギ勝負に持ち込ませないための作戦でしょうか?

 

 

 

 

黒3子は逃げ出せるのですが、結局捨てて打ちました。これが良い判断で黒が打ちやすくなったのかもしれません。

 

 

この黒1からの手がこの碁唯一(?)のハイライト。白8で9にポン抜くと黒1子を逃げ出されて白6子がとられですね。

 

 

この後はお互いに淡々と寄せて最後は盤面10目の差でした。先日の本因坊戦第6、7局が凄まじい碁だったので、この碁はやや物足りなく感じてしまいますね^^;。もちろん対局者はかわらず深いところまで読んでいるのでしょうが。

羽根九段は待望の碁聖戦初勝利。坂井碁聖に対しても初めての勝利です。果たして本因坊戦のように羽根九段の反撃はあるのでしょうか?第4局は8月18日に羽根九段のホームである中部総本部で行われます。

それでは今日はこの辺で。


第36期棋聖戦リーグ 羽根直樹九段対瀬戸大樹七段戦

2011年07月27日 23時46分33秒 | プロの棋譜

今日は7月25日に行われた棋聖戦リーグの羽根九段対瀬戸七段の対局を振り返ってみたいと思います。

この碁は羽根九段の落ち着きすぎともいえる打ち回しが特徴で、非常に興味深いものでした。

この碁のキーワードは「一間飛び」です。

中盤から終盤にかけて、羽根九段が一歩一歩、じわりじわりと追い詰める様子を是非堪能していただきたいです。

 

黒番:瀬戸大樹七段 白番:羽根直樹九段

結果:216手まで白番羽根直樹九段の中押し勝 

 

 

 

平明な布石でスタート。羽根九段のこのツケは比較的珍しいのではないでしょうか?

私はよく打ちますが^^。

 

 

ここまでの上辺のワカレはどうなんでしょうか?黒が厚くて不満がないように見えるのですが。白としてはF18にハネたいところではないのかなあ・・・

 

 

一間飛びその1。(実はD14とかK17も一間飛びなんですが省きました。)D4の出を緩和し中央に頭を出した手ですね。

 

 

一間飛びその2。みなさんこの局面をみてどう思われるでしょうか?私ははっきり黒優勢だと思いました。白はそれほど地があるわけではない上に黒に弱い石がないからです。

 

 

一間飛びその3。着実に一歩一歩。

 

 

一間飛びその4。Q7の出切りを緩和し、一歩一歩。

 

 

一間飛びその5。一応右上黒の分断・薄みを狙って一歩一歩。

 

 

一間飛びその6。一歩一歩、一歩一歩。ちなみに上辺から右上のワカレはちょっと黒が騙されたんじゃないかと思います。上辺の白はなんだか頼りない格好をしていますが、これは意外にカライんじゃないでしょうか?代わりに黒は白3子を取り込みましたが、得していないと思います。白N12の顔が立った感じです。

 

 

一間飛びその7。白石の整形と黒地の削減を兼ねて。

 

 

一間飛びその8。着実に。

 

 

一間飛びその9。トドメの一間飛び。

 

 

気が付けば盤面で良い勝負くらいのようです。面白い碁を見せてもらいました。

これで羽根九段は土付かずの3連勝。順位が3位なのでまだまだ安全圏とはいえませんが、次の河野九段戦がポイントとなりそうです。もしここで勝って山下本因坊が井山名人に負けると、最終局を待たずして羽根九段の挑戦者決定戦進出が決まります。頑張ってほしいですね。

それでは今日はこの辺で。


第66期本因坊戦第7局感想その1

2011年07月24日 23時25分33秒 | プロの棋譜

 結果:284手まで山下道吾本因坊の白番4目半勝ち

 

 

既報の通り、第7局は山下本因坊の白番4目半勝ちとなり、4勝3敗で防衛となりました。

第6局に続いて大激戦となった第7局を振り返りたいと思います。

 

封じ手はG9ハネでした。一番石の張った手ですね。

 

 

 

山下本因坊の攻めっ気100%の手。中央の黒への攻めに期待した手ですね。

 

 

これはいかにも羽根九段らしい手です。地を取ったということもあるんでしょうが、弱い石を無くして厚い手と思います。

 

 

この手も隅の地を取ったのと、33打ち込みから逆に黒石が攻められるのを防いだ大きい手ですね。ただし中央の黒がどうなるか・・・。

 

 

当然読み切りなのでしょうが、このツケコシがうまい手で黒ぴったりしのぎました。この局面では毎日や幽玄の間の解説でも「白の攻めは空振り」「黒良し」との評判でした。

 

 

この手が山下本因坊、渾身の勝負手。

 

 

これに対して黒は飛びましたが、左辺を受けるなどもう少し安全な打ち方では駄目だったんでしょうか?

 

 

羽根九段は緩まず最強手をどんどん繰り出します。幽玄の間の解説では「黒はあとはどう決めるかだけ」「このオキが厳しく白に良い図ができない」との評。

 

 

実戦は1と押しましたが、終局後羽根九段は真っ先にAと打つべきだったと感想を述べました。ただしそれで黒が良いのかどうかは詳しく検討しないとわからないとのことでした。

 

 

黒の大石はなんとか生きましたが、左下の黒石が全滅しては勝負ありです。

 

今期の本因坊戦を振り返ると、山下本因坊が3連勝した時は”これは終わっちゃったかなあ”と思っていました。羽根九段は山下本因坊とは対戦成績も悪いので。しかし第4局の半目勝ちから流れが変わり、第6局の羽根九段会心の打ち回しで成績をタイに持ち込んだ時は、流れからしてこれは羽根九段の本因坊奪取だろうと予想していました。事実第7局の1日目では黒が打ちやすい局面で、対局後山下・羽根両対局者もそれを認めていました。ところが終盤の山下本因坊の勝負手に対し、羽根九段は1歩も引かず最強手で応じ、結果的にこのことが負けにつながってしまいました。

今期の本因坊戦は歴史に残る屈指のシリーズだったと思います。

羽根九段は棋聖リーグや碁聖戦第3局などこれからも重要対局が続きます。どっと疲れが出て負けが続く可能性も十分あるでしょう。ここは踏ん張りどころだと思います。持ち前の精神力で頑張ってほしいですね。


第66期本因坊戦第7局1日目

2011年07月20日 22時11分30秒 | プロの棋譜

 山下本因坊の3連勝で始まった今期の本因坊戦。その時点で第7局までもつれると予想した人はほとんどいなかったのではないでしょうか?この激闘に勝利するのは果たしてどちらになるのか。

 第7局は改めて握りなおして、羽根九段の黒番となりました。

 黒:羽根直樹九段 白:山下本因坊

 

出ました、羽根九段得意の布石!

 

この白のボウシの手では左辺の3連星に打つのが普通ですよね。

 

 

I15とI17を保留してツケた手は、幽玄の間の解説の予想にも無かった手。

 

 

こうなれば白うまいかなと思いました。ただ黒C10の石を軽く見て、2のように伸びないのでしょうね。

 

 

封じ手の局面です。幽玄の間の予想は以下のA~D。私ならとりあえずDに一本切っておきます。

 

三村先生のtwitterでは黒がうまくやったのでは?というコメントもありました。

今回は前局と違って、今のところ静かな展開です。しかし嵐の前の静けさという言葉もあります^^;。

明日の夜に決着の見通しです。

それでは今日はこの辺で。


週刊碁を買ってきた

2011年07月18日 21時16分10秒 | 日記

今日は週刊碁を買ってきました。1面トップはやはり本因坊戦第6局の記事。

「羽根3連勝。山下を捉えた!最終局突入」

さて内容のほうですが、自分が気になった序盤の右下隅の評価については、はっきりとは書かれていなかったです。黒は35手目の曲がりが打ち過ぎだったようで、下辺黒に生きを強要して右辺に肩をついたところではやや羽根九段ペースになった模様。

後は自分が予想した通り右辺のカカエはぬるく、中央に打つ方が勝ったことと、最後の右上のコウは白が危なかったこと等が書かれていました。詳細が知りたい方は週刊碁を買ってください^^。

注目の本因坊戦第7局は明後日ですね。

では今日はこの辺で。


第36期棋聖戦リーグ

2011年07月17日 14時17分47秒 | 日記

本因坊戦の第6局は本当に凄い碁でした。歴史に残る名局といっても過言ではないと思います。明日は祝日ですが週刊碁は発売されるとのことなので、是非買って本因坊戦の記事を読んでみたいと思います

さて今回は棋聖戦リーグを見てみたいと思います。

 

Aリーグ

1  井山 裕太名人
8月

6月

9月

7月

5月
1―2
2  山下 道吾本因坊
8月

9月

7月

5月

6月
1―1
3  羽根 直樹九段
6月

9月

5月

8月

7月
2―0
4  加藤 充志八段
9月

7月

5月

6月

8月
1―1
5  河野 臨九段
7月

5月

8月

6月

9月
2―1
5  瀬戸 大樹七段
5月

6月

7月

8月

9月
0―2

  Bリーグ
1  高尾 紳路九段
8月

6月

5月

7月

9月
3―0
2  山城 宏九段
8月

5月

7月

9月

6月

1―2

3  依田 紀基九段
6月

5月

9月

8月

7月
1―1
4  柳 時熏九段
5月

7月

9月

6月

8月
1―2
5  小林 光一九段
7月

9月

8月

6月

5月
1―2
5  秋山 次郎八段
9月

6月

7月

8月

5月
1―1

 

まず今期の棋聖戦リーグで目につくのが、年齢層の違いです。Bリーグの棋士の平均年齢はAリーグの棋士に比べて10歳以上高いです。特に山城九段や小林光一九段がリーグ入りしているのは凄いとしか言いようがありません。山城九段なんて前期は4勝1敗でしたからね。

今後の展望ですが、Bリーグは高尾九段でほぼ決まりといっていいでしょう。棋聖戦リーグは順位が非常に重要で、同じ勝敗の場合、順位が上の棋士が挑戦者決定戦に進出できるルールだからです。

問題はAリーグですね。井山名人は1位とはいえ早くも2敗してしまい、リターンマッチは苦しくなったか。2位の山下本因坊はかなり可能性が高そうです。8月の井山名人との対局が天王山となるでしょう。成績だけからみれば2-0の羽根九段でしょうが、順位が3位ですしまだまだわかりません。羽根九段は、本当に棋聖リーグを7月に打てるの?というくらいに忙しいので、対局過多による疲れが心配です。

それでは今日はこの辺で。


第66期本因坊戦七番勝負第6局2日目

2011年07月14日 20時49分15秒 | プロの棋譜

 

結果:279手まで羽根直樹九段の白番7目半勝ち

 

 

 

 いや~昨日激しい碁になるかもと予想はしましたが、まさかここまで激しくなるとは。それでは封じ手の局面から振り返ってみたいと思います。

封じ手は予想が全てはずれ、F15の一間トビでした。終局後の山下本因坊の感想では「一日目では苦しいと感じていたのでこの手を選んだ。」とのことでした。

 

毎日新聞の鶴山七段の解説ではF16と下辺を突きぬいて、白が良くなったとのことでした。

 

幽玄の間ではL8からK9のツケギリがうまく、白が良くなったとのことでした。

 

この白1と打ったところが本局のハイライトだと思います。シノギ勝負かと思われていたところ、羽根九段はあっさりと中央の白12子を捨ててしまいました。これには感心しきりでした。ちなみにまだ右下には手を入れていません^^;。

 

この手が山下本因坊の勝負手。

 

以下のようにコウになりました。自分はこれは黒の花見コウで白負けたかなあと思って観てたのですが、

 

実際はそうでもなく、フリカワリとの解説でした。白解消した後、下辺でさらに激しいことに。再びコウ争いが始まりました。

 

鶴山七段の解説ではこの抜きが冷静な判断で決め手とのこと。

 

S18に白が手入れしたところで、鶴山七段と幽玄の間の解説から白の勝ち確定が出ました。

 

序盤から最後まで戦い続けた一局でした。右下なんか170手まで手入れしないし^^;(結構大きいと思うんだけどなあ)

気になるのは黒がどこで形勢を損ねたかということ。山下本因坊はすでに1日目であまりよくないと思っていたそうです。私は中盤の手厚いP9が少しぬるかったんじゃないかなあと思いましたが、いかがでしょうか?

 

さあこれで星は五分。勢いからすればやや羽根九段有利かもしれません。ちなみに囲碁界では過去に3連勝から3連敗して1勝を返せたことは2回のみです。一方3連勝から4連敗は過去に6回あります。

注目の最終局は7月20日(水)21日(木)に静岡県伊豆市「東府や」で行われます。


第66期本因坊戦七番勝負第6局1日目

2011年07月13日 21時12分24秒 | プロの棋譜

いやはや驚きました。

画像フォルダにアップした画像を整理のために削除したら、ブログに表示されなくなってしまいました><

なんてこったい!もうアップしなおす気力はありません・・・。

 

と、そんなこんなで始まりました、本因坊戦第6局。

羽根九段が星を五分に戻すのか、山下本因坊が防衛を果たすのか。

注目の大一番です。

 

黒:山下道吾本因坊 白:羽根直樹九段

 

この9手目のコスミツケは初めて見ましたが、結構打たれているそうですね。

 

 

三村先生のブログでは実戦のAでは白1くらいが相場となっているとのことでした。

 

 

封じ手の局面です。日本棋院の候補手はA,B、C、D、高尾九段の予想はEの押し。あとはFに覗いたり、Gに置いてみたり、Hにすべって右辺を囲いに行ったりするのはどうでしょうか?いろいろあって非常に悩みますね。

 

いつも序盤は苦しくみえる羽根九段ですが、今回は打ちやすそうに見えます。

これからさらに激しい戦いになっていく予感がしますね。明日が楽しみです。

 


第36期碁聖戦第2局その2

2011年07月11日 19時56分38秒 | プロの棋譜

昨日に引き続き第36期碁聖戦第2局です。

結果:292手まで坂井秀至碁聖の黒番1目半勝ち

 

途中までは黒優勢を意識しているのではないかとの評でしたが、下図のあたりでは中央の白にいくらか地がつけば白良いだろうとのことでした。ただし実戦のオオゲイマでは一路控えたI10のほうが堅かったとのこと。

 

下図のところでは、「黒は空振りした。黒に勝ちはなさそう。はっきり白よし」(小林&横田)

とのこと。

 

このブツカリでは左辺の白2子を助けた方がよく、それで白勝ちだったようです。

 

これで羽根九段は本因坊戦に続いて後が無くなりました。

しかし過去に3連敗から4連勝の経験もあり、このままでは終わらない予感があります。

第3局は7月29日(金)、石川県金沢市で行われます。


第36期碁聖戦第2局その1

2011年07月10日 14時19分00秒 | プロの棋譜

さあ、いよいよ始まりました!

羽根九段が碁聖戦そして対坂井碁聖戦で初勝利を挙げることができるか?大注目の一番です。

 黒:坂井碁聖 白:羽根九段

羽根九段はAの割打ちではなく右上にかかりました。本因坊戦第4局ではBに黒石があったのでAに打っていました。難しい話ですが^^;

 

 

黒N10のオオゲイマが雰囲気の出た良い手との評判。

 

白生きましたが、白3子を引き離されて大丈夫なんでしょうか?誤算ではないとは思いますが・・・。

 

現局面です。ここまで黒が手堅い手を選んでいるそうで、黒が優勢のようです。

 

ここまでは羽根九段らしい打ちぶりと思って観てましたが、坂井碁聖のほうが良いのですね。

左上にどの程度白地がつくかが勝負と見ました。

それにしても日曜日のタイトル戦はいいですね。のんびりと観戦できます。これからも増えていくことを期待します。

決着は本日の夜の見通しです。


明日は碁聖戦第2局

2011年07月09日 19時39分34秒 | 日記

いよいよ明日から碁聖戦が始まりますね。日曜日にタイトル戦が行われるのは非常に珍しいです。おかげでのんびりと観戦することができそうです。

第1局は関西棋院のHPと幽玄の間の両方で観戦していました。私は特に羽根九段が打ちやすいとは思いませんでしたし、解説でもそれほど形勢に差がある感じはなかったのですが、碁聖戦のHP  (http://kk.kyodo.co.jp/pb/gosei/goseiindex.htm)に以下の記事を見つけました。

 

坂井秀至碁聖
 序盤で打ちにくくした。左辺への勝負手にも自然に対応され、苦戦を強いられた。運良く逆転できたが反省の多い碁だった。

羽根直樹九段
 打ちやすくなり、安全に行こうと思っていたが、(自分の石が)危なくなっているという危機感が足りなかった。誤算がありました。

 

どうやら羽根九段のほうが打ちやすい碁だったようです。坂井碁聖の左辺への深い打ち込みに関しても納得できました。

先日溝上八段に負けたばかりの羽根九段。明日負けるようだと一気に崩れるかもしれません。明日は目の離せない一戦になりそうです。


第36期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦

2011年07月07日 23時09分39秒 | 日記

今日行われた名人リーグの記事が出ました。(案の定、対局中継は無し)

 

結果は次の通り(左が勝ち、△が先番)。

山下敬吾(5勝2敗) 3目半 △高尾紳路(4勝3敗)

張栩(4勝3敗) 半目 △結城聡(5勝2敗)

溝上知親(3勝5敗) 1目半 △羽根直樹(5勝2敗)

△林漢傑(3勝4敗) 中押し 趙治勲(1勝6敗)

 

これで5勝2敗で結城、山下、羽根の3人が並ぶ展開に。最終局は山下ー結城の潰し合いであり、羽根九段はやや苦しくなった。しかも最後の相手はまだ1度も勝ったことが無い坂井碁聖。羽根九段としては今日は絶対に落としたくなかった試合であろう。一応井山ー羽根戦が希望だが、井山ー山下・井山―結城の番碁も見てみたかったので、今期の名人戦は面白くなった。


自戦譜 対三村智保九段戦 3子局

2011年07月06日 19時20分16秒 | 自戦譜(対プロ)

ネタはそこそこあるのですが、参考図を作るのが非常に面倒くさいのですね。総譜を載せるだけなら簡単なんですが。名人リーグも佳境に入り、明日は注目の大一番、羽根ー溝上戦があります。しかし名人リーグは中継されないので棋譜は恐らく手に入らないでしょう。日曜日の碁聖戦第2局まで、自戦譜や碁の話でつないでいければいいかなと思います。

どの棋譜を載せるか迷いましたが、日頃ブログに書き込みもさせていただいている三村先生との指導碁を選びました。

結果に関しては普通勝者基準で書きますが、このブログではしゅう太郎を主語にしています。

結果:しゅう太郎の黒番14目負け

 

もうこれは何も言うことなしです。左辺の白石をくどく追いかけまわして、95手目のカケでN8の黒石が動けないのでは勝負あり。実戦は動いて、全部取られました^^;。右辺コウはあったようですが、勝敗には関係無いでしょうね。幽玄の間の指導碁で5本の指に入る完敗譜になってしまいました。