幽玄の間で初めて教えていただいたプロの先生が桐本先生です。
この局の1年くらい?前に3子で教えていただいた碁がそれなんですが、1年以上前の棋譜は全て記録から消えてしまいました。
ちゃんと保存しておくんだった(涙)。
それでは対局を振り返りたいと思います。
黒番:しゅう太郎(2子)
白番:桐本和夫 四段
結果:160手まで黒番しゅう太郎の中押し勝ち
白の初手小目に対し、黒は2と目外しに打ち大斜を目指します。
白は3から5と道策流。
黒は守りを固めてからドカンと10に打ち込みました。
黒12ではR7が普通ではとの指摘が桐本先生からありました。
一応それも考えたのですが、実戦の方が眼形が豊富かなと思いやめました。
Aの伸びですね。
黒が厚くなったので再度のドカン(黒10)。
白は実戦的に5の1間飛びと変化球。
黒は6ともたれ攻めを狙います。
白は黒8に対してもさらに手抜きで、手厚い9の曲がり。
黒1を1つ利かしてから黒5とのぞきました。
これはA,B,Cのシチョウアタリの意味です。
白1と受けられたので、これでギリギリシチョウが成立しています。
ただ黒も4と抑えて頑張りました。
この抑えに受けてもらえば、そこでシチョウに取ろうということです。
白も5と反発。
ただ、黒6下がりが厳しかったと局後に桐本先生から指摘がありました。
Aの断点を睨みながら、黒は中央へ出て行きます。
白は11と守りました。
黒は1,3と守り、白4に対して黒5と上辺へ。
さて右下の黒石の死活は?
白3が形の急所ですが、黒4から2子を捨て、アタリが利くので黒8まで生き。
黒1からは定型の受けですが、黒5では9割方Aに受けたほうが得です。
ただし、実戦の場合は下辺の黒が堅く白からの手段が無い上に、左辺の白は固めても惜しくは無いところなので、黒5から頑張りきる意味があります。
白は16と中央を広げつつ後述の踏み込みを見た手でした。
私としてはここまで(善悪はともかく)後悔するような手は無かったのですが、この黒1だけは後悔しました。
この手はB14から受けるかC13から受けるか白に聞いた手なのですが、白2と手抜きされてしまいました。
黒はF4コスミとしっかり受けておくか、G12と曲がり中央の白模様を制限するか、いずれにせよはっきりした手を打つべきでした。
黒は白を小さく生かすことを目指します。
実戦は黒まあまあうまくいったほうでしょう。
コウから振り代わりになりました。
右上と左下を取り、形勢は黒良しのようです。
ちなみに黒6で7のコスミは残念ながら成立しません。
黒は左上を治まりにいきます。
コウになりましたが、白はコウザイが足りません。
白12は利きません。
黒は13とコウを解消。
黒2とつないで白の投了となりました。
この碁は自分なりにしっかり打てたんじゃないかと思います。
さて、棋戦のほうですが、12月はほとん無いようですね。
記事をどうしようか^^;
それでは今日はこの辺で。