この記述を、特養への入所を希望者が読みことはないだろう。
生涯青春の会で、多少の活動をしてきたが、一番重い事実は「人は使わなければ、予想をはるかに超えるスピードで退化する」ことである。特養への入所希望者52万人は、通常の生活が出来ないほど、心と体が退化している人たちである。
厚生労働省は25日、特別養護老人ホーム(特養)への入所を希望している待機者が、全国で52万1688人に上るとの調査結果を公表した。この会が活動を始めた10年前は、30万人であったので、約20万人増えたことになる。特に要介護4、5の在宅者は8万6051人に達していることは、まさに介護難民と言わねばならない。
特別養護老人ホームの施設数は3458、定員は23万5992人しかないのである。ここに、入所を希望している待機者が、52万1688人もいる。このような実態を、社会に広く公表すべきである。
特養の入所待機52万人=在宅重度者は8万6000人-厚労省
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2014032500625
特別養護老人ホームの都道府県別の状況
http://www1.mhlw.go.jp/toukei/s-fukusi/1-6.html