資料2の要点を引用
1、大気汚染による日照時間の減少により農作物が育たないことだ。その被害も莫大な額に達するとみられ、食品関連業界では対策を急いでいる。
中国農業大学の何東先教授によると、今回の北京などを襲った大気汚染の状態はこれまでで最悪レベルで、中国全土で、核攻撃で生じる大量の煤煙・粉塵で太陽光が遮られ、地表が氷点下の状態になるという「核の冬」のような状態となった。
2、何教授の研究室で調査したところでは、温室栽培で、通常は20日程度で生育するトウガラシやトマトが、その3倍以上の2か月間もかかったという。それでも、収穫できるだけマシで、生育途中で枯れてしまうケースもみられたという。
3、 中国全体で昨年7000万トンもの食糧が輸入されている。今後、大気汚染による農作物被害が大きくなれば、食糧の輸入量も一層増加し、国庫を圧迫する可能性も出てくることから、その影響は深刻だ。
中国は世界の穀物輸出の40%(7000万トン)余りを輸入している。この数量が、大気汚染が原因で食料生産が減少すれば、さらなる穀物輸入の増加に転じることは間違いないと思う。これは中国が抱える時限爆弾と言わねばならない。
1、大気汚染が拡大 汚染被害を隠蔽する当局
http://www.youtube.com/watch?v=5K3erXkty3g 6分
2、中国 PM2.5による大気汚染悪化で農作物にも深刻な被害の予測
http://www.news-postseven.com/archives/20140302_243891.html
3、中国からの大気汚染拡散 対策はマスクではなく外出を控える
http://www.news-postseven.com/archives/20130205_169611.html
4、中国が抱えるもう1つの時限爆弾「食糧問題」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20140114/258128/?rt=nocnt