拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

コンテンポラリーこれでいいのか?

2016年05月10日 | 必撮無眼流
 2年おき?だったか催される、『Bienne写真フェスティバル』第20回を7日(土曜)にローザンヌから電車で一時間の仏独言語境界の街『ビエンヌ』へ行って写真を見てきた。

 このフェスティバルが開催中であることを、相方ニコルの友人から聞いて知った。 おお、、よかった・・・と思っていたら、
 その友人いわく『私は写真のことよく知らないからかもしれないけど、な~んかさっぱりわからんわぁ・・・』、っと言っていたという。
 まぁ、このフェスティバルについては過去3回は見に行っていたので、この人の云うこともよくわかる気がしていた。

 ・・・・が、これほどとは! というのが、今回ボクが見て感じた感想。
 いわゆる『コンテンポラリー写真』ということであるが、なんだか見ていて『情けない』・・・気がしてきた。
 ビエンヌの街7ヶ所に会場が分散されて(といってもいつもの場所である)、次はどんな写真かな?なんて期待するだけど、その都度ガッカリ。

 『コンテンポラリー』の場合、期待してはいけない!・・・っていうのが正しい見方なんじゃろか?(今、フールーで2010年NHK朝ドラ『てっぱん』を見ているので
  語尾が自然と広島弁になってしまう)

              
              これは写真ではないけれど、同じ会場に展示してあった鏡と鉄線の作品で、今回のフェスについてどこか象徴的印象

 第20回・・・っていうと、2年おきだから40年の歴史があるのであるから、かなり力が入っていて面白い展示であろう・・・と思ったら、肩すかし。
 昔のように人々の姿を自由に撮れる環境にない現代(コンテンポラリー)・・・コンポラ写真がこうなのもこれが第一の原因じゃろか?
 とも思わせる元気の無い写真群の前でボクはうなだれたのであった。写真がつまんない現代=コンテンポラリー・・・だからそれでいいのか、なるほど。


              
              こんな普通の写真はだめなんじゃろか?コンテンポラリーの場合。じゃったら俺は普通でいいわ!・・・の図