魚鱗の書 3

　グアニンは諸刃の剣


今回はグアニンについてまた個人的に解析してみようと思います


グアニンは知っている人も多いと思いますが魚の表皮に形成されている物質

あのキラッと銀色に輝く物質です

多くの弱い魚は保護色を有効に活用しています

上が黒系、青系、茶系が多いのは空から見て水面がその様に見える為

下が白系が多いのは水中から見て水面が明るく白っぽく見える為

そして側面が鏡の様な銀系のグアニンとなります

このグアニンは鏡効果により周りの景色を写し込むマルチマッチング的な優れた保護色ですが唯一致命的な弱点を持っています

それは角度が合うと光を反射してしまう点

これがフィッシュイーターが餌を認識するシグナルともなっていて正に「諸刃の剣」な訳です

キラッ、ガボッ、は誰でも体験した事はあると思いますがあれは正にグアニンの反射を利用した方法

グアニンの様な反射色は他カラーとの組み合わせによりまだまだ様々な効果を発揮する可能性を秘めていると考えています







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