気の向くままに

KLOの風の吹くまま気の向くままの日常雑記 

ニコライ堂 (東京復活大聖堂)

2011-11-12 13:30:10 | 
父親が東京医科歯科大学病院に入院し、
そのおかげでお茶の水へ足繁く通うこととなった。
面会時間はすぐ終わってしまうので、
せっかくだから、滅多に来ないお茶の水を散策。

子供の頃からその名前は知っていても、
一度も訪れる事のなかったニコライ堂。→official site
ニコライというのでロシア正教の関連教会堂と思っていたが、
実はロシアに限定したものではなく、
正式な名称は東京復活大聖堂。
東方教会と呼ばれる、最も正統的なキリスト正教会の、
日本の総本山だった。

正教会は、
カトリックのようなマリアの無原罪懐胎や、
プロテスタントの聖書のみに真実があるなどの、
後々付け加えられた教義を一切認めず、
可能な限り古代キリスト教を継承する教会。



入口アーチの上に掲げられた
正教会の八端十字。
一般的な十字架の上下に1本ずつ横棒があり、
下の棒が斜めになっている。

堂内は撮影禁止だが、
様々なイコンがかけられ厳かな空気に満たされた内部は、
なかなか東京の教会堂では味わえない雰囲気。
映画マトリックスのような法衣を来た敬虔な信者が、
何度もイコンに手を合わせ、
跪いて床に口づけをしていた。







正教の教会堂なのに何故ニコライかというと、
日本に正教会の教えを伝えた、
ロシア正教の大司教ニコライが創建したことに由来するらしい。







訪れた日はバザーをやっていたので、
ボルシチを頂いた。
あまり食べた事はないので、基準もあるわけではないが、
これまで食べたボルシチより、
かなりサラサラで酸っぱい味のものだった。







夜のニコライ堂。
おそらくかつてはライトアップしていたんではないだろうか。
入口のアーチにかかげられたロシア語は、
「最高の神に栄光あれ」という意味だそうだ。
ニコライ堂という俗称や入口のロシア語を見れば、
ロシアの教会堂だと思うのも無理はない。

お茶の水のお茶の水

2011-11-09 06:58:09 | 
父親が東京医科歯科大学病院に入院し、
そのおかげでお茶の水へ足繁く通うこととなった。
面会時間はすぐ終わってしまうので、
せっかくだから、滅多に来ないお茶の水を散策。



思えば子供の頃から慣れ親しんで来たお茶の水。
しかしよくよく考えると「お茶」の「水」とは、
変な地名とも思える。

お茶の水の由来は、
駅西口をでて横断歩道を渡った交番の横に、
石碑として伝えられている。

現在の順天堂病院のあるあたりにあった、
高林寺という大きな寺に徳川二代将軍秀忠が立寄り、
出されたお茶がとても美味しかったことから、
お茶の水高林寺呼ばれる様になり、
その「お茶の水」が付近の地名になったとか。

現在、寺は文京区の向山に移転し、
今は駅横の小さなスペースに箱庭が造られ、
水道水が流れるばかり。

神田神保町さぼうる

2011-11-08 00:55:09 | 
父親が東京医科歯科大学病院に入院し、
そのおかげでお茶の水へ足繁く通うこととなった。
面会時間はすぐ終わってしまうので、
せっかくだから、滅多に来ないお茶の水を散策。



もう30年以上も前になる高校の頃、
良く訪れた神田神保町。
当時、書泉グランデが、
もっとも自分の好みに合う蔵書を抱えていたので、
そこに通っては、帰りに必ず寄っていた『さぼうる』

時々メディアでも取り上げられるので、
まだ営業しているのは知っていたが、
これほどまでに当時のままとは思わなかった。







当時、
店内にこれほどの落書きがあったかは覚えてないが、
夥しい数の落書きの中には、
90年代の初頭の頃のものもある。
店長の話だと、
落書きを公認しているわけではないそうだが、
それでも白ペン持参で思い出を書いて行く人は、
後を絶たないという。







お茶がメインの店だが、
お酒もだすので、食事も充実している。
ナポリタンやウインナー炒めなど、
昭和の香りがするつまみがあるのが嬉しい。