なんか疲れた

Bullshit, crap, whatever you want to call it.

Leafy Sea Dragon

2006-02-27 | Biology
リーフィーシードラゴンは、ヨウジウオ目の魚
http://www.divegallery.com/Leafy_Sea_Dragon.htm

魚には色々と変わった形のモノが多いが、ヨウジウオ目(トゲウオ目と分類する学者もいる)は、かなり面白い。日本産のヨウジウオ(Syngnathus schlegeli)は、細長い体をし、色が緑から茶色とアマモの葉にそっくりな形をしている。泳ぎ方もアマモの流れもが漂っているかのようだ。ユーモラスな形をしたタツノオトシゴ(Hippocampus coronatus)は、ヨウジウオの仲間で最も有名な種だろう。その他にも、カミソリウオやウミテング、ヘコアユなど変わり種が多い。

その中でもリーフィーシードラゴンは、きわだって特異的な形をしている。隠れるのもいい加減にしろと言いたくなる程、徹底的に海草に擬態している。昆虫並みの擬態だ。近縁種にウィーディーシードラゴンというのもあるが、葉っぱのような突起(皮弁)が少なくて、思いっきりが足りない。リーフィーに軍配が上がる。

ヨウジウオの仲間は、雄の腹部または尾部に育児嚢(いくじのう)と呼ばれる子育てのための器官が発達し、雄が子育てをするという面白い生態を持つ。カンガルーの袋が雄についているようなものである。育児嚢(卵がむき出しの場合もある)には、子供を単に敵から守るだけではなく、浸透圧調節をしたり、ガス交換をしたりと色々な生理的な機能もある。雄のお腹のなかで子供が育つ、通常の生物での雌雄が反対になった不思議な生物だ。

これにまつわる面白い話は、またの機会に書いてみたい。

・・・なんだかこれじゃ日記じゃないな。






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