春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

ジョエル・リンドバーグとスヴェン・スコルドの音楽は寒くも物悲しい音楽🎧️🎶

2023-01-31 15:41:25 | 音楽
「雪わり草」(1945年 スウェーデン)
監督:ロルス・ハズバーグ
音楽:スヴェン・スコルド、ジョエル・リンドバーグ
出演:ハンス・リンドグレン、ジョン・エリクソン、ドーラ・ヤーダバング、ラグナル・ファクルほか


寒い毎日が続きますねえ。ヒンヤリヒンヤリです。厭ですねえ。この映画も寒いスウェーデンのプロモス山を舞台にしてます。観ていたら風邪を引きそうです。とにかくくどいようだが、寒ぶっ!クーッ!!

今回は1945年のスウェーデン映画の「雪わり草」のサントラから。この作品が公開されたのが、日本の場合は1970年ですからね。ジョエル・リンドバーグのテーマ曲も、後の公開にちなんで加わった模様ですが、日本人による後付けサントラとは、また違う感じですね。

寒い山の中で物哀しく流れる旋律は、私なんか風邪薬飲んでなきゃ観れないし聞けませんね。だから、今も葛根湯を飲んでみたんですぜ!クーッ!!

聞いてみましょう!
「プロモス山のこども達」
ようつべにもありましたね。この寒い音楽!クーッ!!クヒッ!

何やら考えているみゅうちゃんです(=^ェ^=)♪🍀

じゃあ、また会おうね☺️✌🏼




ジャン・ミュージーの幻想的でクールなアレンジで奏でられるフランシス・レイ・メロディ🎧️🎶

2023-01-22 16:33:26 | 音楽
『ビリティス』Bilitis(1977年 フランス・イタリア合作)
監督:デヴィッド・ハミルトン
音楽:フランシス・レイ
編曲:ジャン・ミュージー
出演:パティ・ダルバンビル、モナ・クリステンセンほか


女性同士の同性愛をモチーフにしてますね。デヴィッド・ハミルトンは少女たちをソフトフォーカスで映画を作成することで知られていますね。美しいんだ―!クーッ!!

独特のソフトフォーカスによるヌード写真は、日本でも定評があり、何人かのモデル写真集も手がけていますね

ここではクリスチャン・ゴベールが久し振りに降りて、当時の新鋭アレンジャーとして知られるジャン・ミュージーがアレンジを担当しており、ゴベールとはまた異なった感じの幻想的な編曲をしております!クーッ!!

ジャン・ミュージーは1947年12月にフランスはルヴァロワ・ペレ生まれで、ジョー・ダッサンの「オー・シャンゼリゼ」もジャン・ミュージーによるアレンジです

その他にも多くのフレンチ・ポップスのアレンジも手がけていますよ

『ビリティス』に始まり、レイのソロ・アルバム「パリ-ニューヨーク」の編曲などやサントラも数多く手がけるようになりました

ちなみに私生活では、フレンチ・ポップスの歌手のクレア・ダスタの旦那様ですね

では、『ビリティス』のサントラを聞いてみましょう!
いかがです!なかなかいいですねえ!クーッ!!
もっとあんまり人が知らない音楽の良さに夢中になろうではありませんか!ケッ!!クーッ!!

冬の寒い鶴見川です❄️


それでは、また会いましょうね☘️




ジョン・スコットが放ったタイムスリップSFミリタリーサウンド🎧️🎶

2023-01-20 12:16:28 | 音楽
『ファイナル・カウトダウン』The Final Countdown(1980年 アメリカ合衆国)
監督:ドン・テイラー
音楽:ジョン・スコット
出演:カーク・ダグラス、マーティン・シーン、キャサリン・ロスほか


1980年と言えば、もう一つタイムスリップもののラブストーリー『ある日どこかで』がありましたなあ

こちらの戦争SF映画は、壮大なメイン・タイトルで始まりますね。超最新兵器を満載して航行中の原子力攻撃空母が、突然タイムスリップに遭遇し、1941年の日本海軍による真珠湾攻撃時のハワイに出没するという筋書きであります!クーッ!!

ジョン・スコット1930年生まれの作曲家で、現在92歳。本名はパトリック・ジョン・オハラ・スコットという、長い名前をお持ちですね!クーッ!!クッ!!クヒッ!!

『アントニーとクレオパトラ』で素敵なスコアを書いており、この『ファイナル・カウトダウン』の6年後に『キングコング2』でベテランの健在ぶりをみせてくれましたなあ

イギリス人らしいダイナミック且つリリカルな作風を得意とする作曲家です。映画だけでなくTVシリーズでも活躍しております

長寿ですから、ますます健康で長生きして欲しい作曲家ですね!クーッ!!

ではサントラを聞いてみますか
『ファイナル・カウトダウン』オリジナル・サウンドトラック
そうそう!知っての方も多いとは思いますが、愛のテーマの「ミセス&ミスター・タイドマン』、このメロディーを今は亡きキース・モリソンこと木森敏行が、岩崎宏美の『火曜サスペンス劇場』の主題歌「聖母たちのララバイ」の作曲をする際にパクってしまい、ジョン・スコットとの間で訴訟沙汰になった経緯がありました。木森敏行というとショーグンと近しい関係のミュージシャンで、ショーグンのKC.ランキンも早く他界しているし、奥さんの元ぺトロ&カプリシャスのボーカリストだった前野曜子もまたしかりで、何となくこの不幸続きは、何かしらあるのではと震えて眠っておりましたぜ!グーッ!!クッ!!

今度、3月22日18時より私の戯曲「再会」をもう一度だけ上映することになり、主演は水野哲と近藤奈保希の二人で、前回とは話の流れを大幅に変えており、朗読劇史上革命的試みをしております。場所はマドンナ原宿で、明治神宮前から2分のライブハウス。入場料は大人5500円で、お食事お飲み物は別途です!是非ともいらしてくださいな。安くない分観に来て損はさせません。3人のミュージシャンによるライブもありますぜ!クーッ!!



宜しくお願う!ということで、またお目にかかりましょう🍀✌🏼






センシュアルでセンシティヴなモーリス・ジャールの叙情詩🎧️🎶

2023-01-19 11:01:00 | 音楽
『ブリキの太鼓』LE TAMBOUR
(1981 西ドイツ フランス合作)
監督:フォルカー・シュレンドルフ
原作:ギュンター・グラス
音楽:モーリス・ジャール、フリードリッヒ・マイヤー
出演:ダービット・ベネント、マリオ・アドルフ、アンゲラ・ビンクラー、ダニエル・オルブリフスキー、カタリナ・タルバッハ、シャルル・アズナブール、ティーナ・エンゲル、オットー・サンダーほか



いやまたお久し振りです。相変わらずマイペース更新の当blogではございますが、まあ継続は力なりということで(^_^;)

というわけで、今回はモーリス・ジャールの1981年に担当したサントラから『ブリキの太鼓』をご紹介してみます!まずはクーッ!!

この『ブリキの太鼓』、数多くあるジャールのサントラの中でも、一風変わった作品かと思いますね。『アラビアのロレンス』等のスペクタクル巨編の音楽の多いモーリス・ジャールですが、『ブリキの太鼓』もジャールお得意の打楽器を多用した音作りをしているわけでありますが、この作品は1920~40年代のポーランドを舞台に、3歳で自らの成長を止めた少年オスカルの視点から大人の世界を描いた、後にノーベル文学賞を受賞した作家ギュンター・グラスの長編デビュー作を原作にした、ニュージャーマンシネマを代表するフォルカー・シュレンドルフがメガホンをとった映画ですな!クーッ!!クッ!クヒーッ!!

モーリス・ジャールの音楽は、まず「カシュバイの野」という牧歌的な出だしで始まり、そして打楽器による「オスカルの太鼓」からフヤラという異様な土着的息吹きのサウンド、シベリウスやボロディンさえ想い起こさせる、朗々たるチェロの男性的・北方的なカンタビレ主題へぶつかってゆく。哀しい性をうたう主題は、三木実の「ソネット」さえ連想させる、官能的な流れとなり、意表をついたピアノ・ソロできびしく盛り上げるのですよ

たーまらんですよ!グーッ!!

では、ここら辺で聞いてみましょう♪
モーリス・ジャール『ブリキの太鼓』オリジナル・サウンドトラック
[作曲・指揮]モーリス・ジャール
[演奏]ナショナル・フィルハーモニック・オーケストラ
[フヤラ独奏]ミカエル・ムスケット
[ピアノ独奏]ヤン・ラタム・ケーニッヒ
[コンサート・マスター]
シドニー・ザックス

なかなかいいですなー!クーッ!!

吉田春太郎雑誌者のインタビューを受けました

また、面白いユニークな愛聴盤を紹介してまいりますぞ!お楽しみに!!

では、また会いましょう✨🍀✌🏼







ピート・タウンゼントが音楽監督を担当した、ザ・フーのロック・オペラの映像化🎧️🎶

2023-01-07 19:51:34 | 音楽
『トミー』(1975 イギリス)
監督:ケン・ラッセル、ロバート・スティグウッド(英語版)
音楽:ピート・タウンゼント
出演:ロジャー・ダルトリー、アン=マーグレット、オリヴァー・リード、エルトン・ジョン、エリック・クラプトン、ティナ・ターナー、キース・ムーン、ジャック・ニコルソン


1969年にザ・フーが発表した史上初のロック・オペラ・アルバム『トミー』を映像化した作品である。主人公のトミーをザ・フーのロジャー・ダルトリーが演じた

ケン・ラッセル監督はこの作品を監督するまで、クラシック一辺倒だったと言うそうです!クーッ!!

かくいう私も洋楽の中でもロックは、どちらかと言えば苦手なジャンルでしたが、この映画を観てから途端にロックも断然好きな音楽になりましたよ!

それにしてもロックの持つスケールの大きさに、ここで改めて感服したものでしたね。このシングルのA面はラストシーンでロジャー・ダルトリーとコーラスが歌う「リスニング・トゥー・ユー/シー・ミー・フィル・ミー」。B面の「トミー序曲」は、もともとは映画の中で使用予定の楽曲だったそうだが、未使用のだった。2枚組のLPの中には収録されず、こちらのシングルでの収録となったそうです

では、聞いてみますかね!クーッ!!
『トミー』オリジナル・サウンドトラック
「トミー序曲」

2023年サファイアとみゅうちゃんの写真です(=^ェ^=)♪🍀





まあ、年もあっという間に明けては過ぎて、また日常の日々ですねえ☺️

また会いましょう✌🏼