春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

ラリー・ネルソン・オーケストラの異色カップリングEP盤🎧️🎶

2023-10-24 19:47:02 | 音楽
「1941」~1941のマーチ
作曲:ジョン・ウィリアムズ
演奏:ラリー・ネルソン・オーケストラ
「象物語」~風の大地の子守り唄
作曲:宇崎竜童
演奏:ラリー・ネルソン・オーケストラ


またまたしばらく振りにブログの更新です。このブログがどうも更新が遅いのが玉に瑕ですが、意外にネタを探すのに苦労しますもので(^_^;)
そんなわけで今回も遅れて更新と相成りました。

今回ご紹介するのは、とても面白い組み合わせのシングルレコードです。もちろん映画音楽でありますが、ジョン・ウィリアムズ作曲の「1941のマーチ」と宇崎竜童作曲の「象物語~風の大地の子守り唄」のカップリング盤です。「1941」は1979年の作品で、「象物語」は1980年の作品です。何れも演奏はラリー・ネルソン・オーケストラ。この楽団は日本の楽団であることは知られていますが、アレンジャーなどについては明かされてません。ひと頃スタンリー・マックスフィールドは大野雄二、ミシェル・クレマンは都倉俊一、ラリー・ネルソンは久石譲とも言われておりましたが、当の音楽家はそれぞれ否定をしていることもあり、所属レーベルのスタジオ・ミュージシャンによるオーケストラであろうと言われてます。だからこそこのようなユニークなカップリングEPも作られるのでしょうね。

「夜のスクリーンミュージック」でオンエアされた宇崎竜童二作の中から聞いてみましょう。

「象物語」はサウンドトラックでは、この「風の大地の子守り唄」をちあきなおみが歌っておりました。また黛ジュンのカバーもあります。この時代の歌謡曲の代表的なスタイルに仕上がった曲ですね。この頃には宇崎竜童も映画音楽家として馴染みの顔となりました。特に「駅」は彼の最も優れた作品と言えるかも知れません。

それではまた遅れてしまうかも知れませんが、更新は続けてまいりたく思ってますので、よろしくお願いいたします。では、今回はこの辺で!



フランシス・レイとジャン・ムジーのコンビの第二作目🎧️🎶

2023-10-13 13:27:08 | 音楽
「インターナショナル・ベルベッド緑園の天使」
監督:ブライアン・フォープス
音楽:フランシス・レイ
編曲・指揮:ジャン・ムジー
出演:テイタム・オニール、クリストファー・ブラマー、ナネット・ニューマン、アンソニー・ホプキンス、ジェフリー・バイロン、ジェイソン・ホワイトほか


1944年のエリザベス・テーラーの「緑園の天使」の続編で、両脚を失った少女が、オリンピック馬術競技の金メダルを目指して青春を賭ける姿を描いた映画。

音楽をお馴染みのフランシス・レイが書いて、編曲を「ビリティス」でレイとコンビを組んでこれが二作目のジャン・ムジー。クリスチャン・ゴベールのアレンジとはまた違った趣がありますね。その他では、「愛と悲しみのボレロ」や「レッスンC」等でも一緒に仕事をしています。音楽は独学で学んでおり、日本では大貫妙子のインストゥルメンタル版の「夏に恋する女たち」のアレンジも手がけています。


フランシス・レイとジャン・ムジーのコンビによる「インターナショナル・ベルベット」を今回は取り上げてみました。

間もなく暦の上では冬になりますね。皆さまにおかれましても、お体お大事になさってくださいませ。

では、また次回のblogで(^^)d

マックス・スタイナーが手がけた不朽の名作のあまりにも素晴らしい名スコア🎧️🎶

2023-10-09 11:01:22 | 音楽
「風と共に去りぬ」(1939年 アメリカ)
Gone with the Wind
監督:ヴィクター・フレミング
音楽:マックス・スタイナー
出演:ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、レスリー・ハワード、オリヴィア・デ・ハヴィランドほか


当時は無名の主婦マーガレット・ミッチェルの同名のベストセラーをヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブルの共演で映画化し、1940年の第12回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞など10部門に輝いた不朽の名作。

音楽担当のマックス・スタイナーは1888年オーストリア生まれのアメリカの映画音楽作曲家。残念ながらこの「風と共に去りぬ」は受賞できませんでした。彼は数多くの名曲を多くの映画の中に書いており、「カサブランカ」「キング・コング」TV「サンセット77」「恋愛専科」「避暑地の出来事」はそのよく知られている作品ですね


今回は不朽の名作として知られる「風と共に去りぬ」をご紹介いたしました。寒さも感じる秋となりました。皆さん体調管理には充分お気をつけください。それでは、また次回!




鬼気迫るジュリアーノ・ソルジーニのホラー・ミュージック🎧️🎶

2023-10-05 21:55:47 | 音楽
「悪魔の墓場」(1974年 イタリア・スペイン)
NON SI DEVE PROFANRE EL SONNO DEI MORTT
監督:ホルヘ・グロウ
音楽:ジュリアーノ・ソルジーニ
出演:レイモンド・ラヴロック(レイ・ラヴロック)、アーサー・ケネディほか


田舎町を舞台に、害虫駆除の超音波で甦った死体たちの恐怖を描いたホラー作品。

音楽担当のジュリアーノ・ソルジーニ。詳しい情報がないため、イタリアの作曲家の中でも謎めいた人としての認知度は、映画音楽のよほどのマニアの間こそありましたが、近年になってようやくこの作品以外のサントラも紹介されるようになりました。とはいえまだまだミステリアスな作曲家で、これ以上情報を探るのは今の段階では難しいようです。


ということで、今回はジュリアーノ・ソルジーニのイタリアン・ホラー「悪魔の墓場」をご紹介しました。では、また次回!!