春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

ロッド・マッケンの素敵な歌詞とヘンリー・マンシーニの美しい旋律🎧️🎶

2023-07-22 11:53:10 | 音楽
「ナタリーの朝」Me, Natalie(1969米)
監督:フレッド・コー
音楽:ヘンリー・マンシーニ
作詞・歌:ロッド・マッケン
出演:パティ・デューク、ジェームズ・ファレンティーノ、マーティン・バルサム、ナンシー・マートャンド、フィリップ・スターリング、サロメ・ジェンズ、デボラ・ウィンタース


7月も残すところあと一週間程度となりました。お元気ですか、吉田春太郎です。今回はヘンリー・マンシーニの名曲の一つ「ナタリーの朝」を取り上げてみようと思います。

映画の物語ですが、主人公ナタリーは幼少の時に近所の悪童に''ちんくしゃ''とからかわれて以来、自分の容姿にコンプレックスに悩んでましたが、やがて大学生になってブルックリンに出て、見初めてくれた男性と恋をする歓びを描いた青春の物語ですね

音楽はヘンリー・マンシーニでして、マンシーニはご存じの通り実に多くの名曲を残しておりますが、私個人といたしましては、この「ナタリーの朝」が一番の秀作ではないかと思っております。

そして主題曲「八月のふたり」に詞を書いて歌っているのがロッド・マッケン。独特の魅力のあるしわがれ声で聞いている人をうっとりさせてくれますね。

それだは「ナタリーの朝」からお聞きいただきましょう。
そしてジョニー・マティスの歌でもどうぞ。

如何でしたでしょうか?氷の入ったグラスに、ブランデーを注いで呑みながら聴くのも乙なものかと思いますね。

これから夏本番。梅雨明けした所も増えてまいりました。くれぐれも熱中症にはご用心の上、楽しいをお過ごしください。では次回このブログでお会いしましょう!




サーカスの絶妙なハーモニーとすぎやまこういちとN響の壮大なシンフォニー🎧️🎶

2023-07-13 18:36:31 | 音楽
「シリウスの伝説」(1981年 サンリオ)
監督:波多正美
音楽:すぎやまこういち
演奏:すぎやまこういち指揮NHK交響楽団
歌:サーカス


サンリオ創立20周年記念作品。劇場用アニメーション。

ロミオとジュリエットをモチーフに、火の国と水の世界の禁じられた悲しい恋の行方を描く。仲のよい火の神テミスと水の神グラウコス姉弟嫉妬した風の神アルゴンは、悪い噂を流して2人の仲の引き裂こうと企む、こういったお話ですね。

音楽はすぎやまこういちで、サンリオでは、アニメーションとしては当時初めてのフル編成のNHK交響楽団の演奏と映像の競演を「シンフォニメ」と呼んでました。

2つの主題歌を歌っているのがサーカスで、とても素敵なハーモニーを聞かせてくれてます。作詞は山下路夫。サーカスは当時押しも押されぬ大ヒットコーラス・グループで、「MR.サマー・タイム」や「愛で殺したい」などのヒット曲を歌い、また映画音楽では、これはサウンドトラックではなくカバーの方ですが、ミシェル・ルグランの「火の鳥」のテーマ曲も歌ってます。

すぎやまこういちは、この人もおなじみの方も多いかと思いますが、1970年代にはいると特撮音楽、中盤になると多くのアニメ音楽を手がけています。劇場版「科学忍者隊ガッチャマン」を担当し、NHK交響楽団もこの「科学忍者隊ガッチャマン」で初のアニメのサウンドトラックを演奏しています。

それではお聞きください。「シリウスの伝説」。

とても暑い日が続いております。どなたさまも熱中症には十分お気をつけください。それでは、次のブログで!