春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

ジョン・ケージの名曲、演奏はヘリオス四重奏団🎧️🎶

2024-07-07 18:33:56 | 音楽
「ジョン・ケージ/クレド・イン・アス」
1.Credo in US(クレド・イン・アス)(1942)
2.心象風景Ⅰ(1939)
3.インフレッツ(1977)
4.心象風景Ⅲ(1942)
5.だが「しわくちゃの紙」シリーズを描くために使ってきた紙をしわくちゃにする音、あるいは「裂かれた紙」を作るために紙を引き裂く音についてはどう?
(1986)
演奏:ヘリオス四重奏団
録音:2000年1月フランス/ヴァンドゥーヴル・レ・ナンシー、アンドレ・マルロー文化センター



今回はこのblogでは初めて取りあげるジョン・ケージの作品から5曲が収録された盤で、「クレド・イン・アス」「心象風景」他を収録したもの。

「4:33秒」という作品が有名なケージは、キノコの専門家でもあり、キノコのことも何でも知っている。現代音楽に私はかねがね関心を抱いており、遂にこのCDを入手。聞き入っているわけです。なかなか心が冷静になる不思議な効果があり、いいものです。

演奏しているヘリオス四重奏団は現代音楽を演奏する四重奏団で、ケージの作品を数多く演奏している。

心をシーンとさせたく思っている方には、とてもおすすめの音楽だと思います。
前衛芸術に大きな影響を与えたジョン・ケージの作品に注目していきたい。

「クレド・イン・アス」

https://youtu.be/rnXtYEf7IXQ?si=9aDjIIhLaxaEEvXV


「ジョーズ」の二番煎じとはいえ音楽ロバート・O・ラグランドのスコアは素晴らしい❕ 🎧️🎶

2024-06-07 18:51:46 | 音楽
「グリズリー」Grizzly
(1976年 アメリカ)
監督:ウィリアム・ガードラー
音楽:ロバート・O・ラグランド
出演:クリストファー・ジョージ、アンドリュー・プライン、リチャード・ジャッケル、ショージ・マッコールほか


北米大陸の山岳地帯に住む灰色大熊グリズリー対人間の戦いを描いた作品。「ジョーズ」の舞台を海から山へ移し、多くの部分で「ジョーズ」の骨格をそのまま用いていますね。

音楽はロバート・O・ラグランド。この人についてはそれほど多くの情報はありませんが、他に「ドーベルマンギャング2」「シャークトレジャー」「ジャガーNo.1」「メッセンジャー・オブ・デス」などがあります。「グリズリー」のサントラに収録されている「男の冒険」では歌も披露しています。が、この曲は映画の中では流れてませんでした。

演奏はロバート・O・ラグランド指揮のナショナル・フィルハーモニー管弦楽団。甘美で壮大な音楽ですね。

それにしても鬱陶しい暑さになってきました。電気代が上がったとはいえ、エアコンなしには過ごせませんね。どなた様も体調にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください🍀✌🏾

エンニオ・モリコーネの壮大で美しいラヴ・テーマ🎧️🎶

2024-06-03 13:39:35 | 音楽
「サン・セバスチャンの攻防」Guns for San Sebastian(1968年 アメリカ)
監督:アンリ・ヴェルニイユ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:アンソニー・クイン、アンジャネット・カマー、チャールズ・ブロンソンほか


エンニオ・モリコーネはアメリカ西部劇の音楽も幾つか担当していて、この「サン・セバスチャンの攻防」もその一つです。マカロニの時とは違い、ギターをギンギンに唸らせることはここではせず、スケールの大きな美メロを作り上げております。

このMGMから出ていたサントラのシングル盤はあいにくモノーラルなのですが、美しい「愛のテーマ」がA面に収録されており、映画を盛り上げております。

では、聞いてみましょう!
今は物質的にはいい時代になったもので、こうしてもう聴けないと思っていた音源もCD化され、YouTubeなどでも聞けるのはありがたいことですが、ただ金がかかり過ぎて、我々庶民にはそうやすやすと手に届かないのが、何とももどかしいですなあ😅

まあ、YouTubeで聞けるには聞けるのですけど、どーもそれだけでは満足しないんですよ~(^_^;)

水沢有美さんと
浜田晃さん、水野哲さんと

では、また次回に🍀✌🏾







敏腕音楽プロデューサー長戸大幸の音楽家プロデビュー作。シーチャン・ブラザーズの演奏🎧️🎶

2024-05-23 07:58:58 | 音楽
「世界の空軍 AIR FORCE'77」
(1976年 東映洋画)
音楽:長戸大幸
演奏:シーチャン・ブラザーズ


ロッキード事件やミグ25戦闘機の函館不時着など航空関係の事件が慌ただしく起こっていた時代の渦中に制作された、ドキュメンタリー作品。監督不在の映画作品。

音楽は長戸大幸で、長戸の音楽家としてのデビュー作。音楽プロデューサー、実業家として名を馳せた人物で、この人が世に送り出したアーティストはB'z、ZARD、大黒摩季らかなりの数です。

シーチャン・ブラザーズについては、この映画の音楽を録音するにあたってのグループだと思っていますが、いかにも1970年代半ばのフュージョン風のインストゥルメンタル曲に仕上がっています。「愛の翼」はラブ・テーマとして作られて、この作品のメイン・テーマでもありますね。とても美しいロマン溢れる好ナンバーです。また「ソニック・ブーム」はウエズ・モンゴメリーを思わせるギターをフィーチャーした、躍動感のある曲となっています。
「愛の翼」
「ソニック・ブーム」

今回は「世界の空軍 AIR FORCE'77」を取り上げてみました。また面白いレアなレコード等、紹介させていただきます!
それでは、次回✌🏾




ダニエル・パトゥキ、「モア」に続いてジョン・バリーの「キングコング」をディスコ・アレンジ🎧️🎶

2024-05-21 23:31:53 | 音楽
「ディスコ・キングコング」
DISCO KING KONG(1976年)
A:ディスコ・キングコング
King Kong's Theme
B:ドワンのバラード
Maybe My Changed
ダニエル・パトゥキ・オーケストラ
Daniel Patucchi Orchestra


1976年のジョン・ギラーミン監督作品「キングコング」の''キングコングからその2つのテーマ曲を、ダニエル・パトゥキがディスコ・アレンジしたもの。作曲はジョン・バリー。

ファンキーでエレガントな仕上がりになっていますね。

ダニエル・パトゥキ(正確にはダニエーレ・パトゥッキと発音するそう)はイタリアはトリノの生まれ。音楽院を卒業してからはすぐに音楽の道へは進まず、友人と二人で放浪の旅へ出ていたという、一風変わった経歴を持つ音楽家で、作曲と編曲・指揮の他にベーシストとして活躍していた人で、有名なヘンリー・マンシーニの「ひまわり」やジェリー・ゴールドスミスの「カサンドラ・クロス」のサントラでもベースを担当していたことがあります。とても美しく甘い曲を得意としており、前回の「モア'77」に続きこの「キングコング」のドワンのバラードでも、ジョン・バリーの綺麗な曲を軽快なディスコ・サウンドで聞かせてくれます。美しい名曲をこのようにディスコ・アレンジした先駆けは、パーシー・フェイスの「夏の日の恋'76」だと記憶してます。特にイタリア人のダニエル・パトゥキによる演奏は、聴く者をファンタジックの世界ヘ誘ってくれます。
如何でしたでしょうか。今回もだいぶ間を空けてしまいましたが、ゆっくりながらも更新はしてまいりますので、よろしくお願いいたします✌🏾

ヒルザキツキミソウの群生です。綺麗ですね。とても雑草のようには見えませんね🌸

では、また次回にお会いしましょう❗️