春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

音楽監修ラルフ・バーンズ エディット・ピアフの波乱に満ちた47年の生涯🎧️🎶

2023-12-20 14:51:00 | 音楽
「愛の讃歌」Hymne a' L'amour(1974年 フランス)
監督:ギイ・カザリル
音楽:ラルフ・バーンズ
出演:ブリジット・アリエル、パスカル・クリストフ、ギイ・トレジャン、ピエール・ベルニエ、ジャック・デュビー、アヌーク・フェルジャック、シルヴィー・ジョリー、イヴァン・ヴァルコ、ミシェル・ペディティ


愛に生きた女性エディット・ピアフの伝記映画。こちらは1974年制作。

大道芸人の娘でパリの舗道に生まれた歌手エディット・ピアフの、世に出るまでの不遇な青春時代を描いた作品。

1950年にピアフが作詞し、ピアフの親友の女流作曲家マルグリット・モノーが作曲した、シャンソンを代表する楽曲として親しまれていますね。

この作品の歌詞はピアフの恋人のプロボクサー、マルセル・セルダンが1949年10月28日に飛行機事故で亡くなったのを偲んで作られたと言われていたが、実はセルダンの生前に書かれていたもので、妻子を持つセルダンとの恋愛に終止符を打つために書かれたものだと考えられています。レコーディングは1950年5月2日。

多くの歌手によってカバーされております。

音楽監修のラルフ・バーンズは、「レニー・ブルース」「ニューヨーク・ニューヨーク」などの音楽も手がけている大ベテランですね。

エディット・ピアフのオリジナルの音源を見事に映画の中に使用されていました。

あと4日目にはクリスマス・イヴ。そしてその一週間後には明けましておめでとうとなるわけです。

どなた様も体調崩されないようにお気をつけてお過ごしください。クーッ!!




鐘の音で始まるフランツ・ワックスマンの荘厳なサウンドトラック🎧️🎶

2023-12-17 20:13:43 | 音楽
「ペイトンプレイス物語」PEYTON PLACE
(1964年~1969年 ABC)
音楽:フランツ・ワックスマン
出演:ドロシー・マローン、ワーナー・アンダーソン、ライアン・オニール、バーバラ・パーキンス、ミア・ファロー、ケイシー・ロジャース、ティム・オコナー


こんばんは。今回もかなり間が空いてしまい、大変申し訳ございませんです。一週間ほど爆食いが祟ってイレウス(腸閉塞)で入院しておりました。いやあこんなに痛いとは思いをしませんでした。点滴だけで手術することなく退院できたのは、何とも有難いものです。

というわけで、早速記事に行ってみましょう。今回とりあげますのは、1964年から
6年間ABC-TVで放映された「ペイトンプレイス物語」のオリジナル・サウンドトラックのシングル盤からです。映画のタイトルでは「青春物語」としても知っておられる方も、少なからずおられるのではないでしょうか。

音楽はドイツ出身のアメリカの作曲家フランツ・ワックスマン。またドイツ帝国といわれてた1906年12月に生まれています。1920年代後半にはドイツのジャズ・バンド、ヴァイントラウブ・シンコペーツに編曲と演奏のために加入し、このバンドに数曲提供していたフレデリック・ホランダーによって、マレーネ・ディートリヒを一躍有名にした「嘆きの天使」の音楽監督を務めてました。

そして1950年「サンセット大通り」、1951年「陽の当たる場所」で2年連続オスカーを受賞しております。

大御所の音楽家で、TV作品ではこの「ペイトンプレイス物語」の他、「ガン・スモーク」「逃亡者」を手がけています。

1967年2月24日に癌のためロサンゼルスで死去してます。60歳没。

「ペイトンプレイス物語」。フランツ・ワックスマンの音楽でした。

今年も残すところ二週間をきりました。一週間もすれば今年もクリスマスです。私のようにドカ食いをしないように、どなた様もお気をつけください。

それでは次回お会いしましょう!




キース・ジャレットの名高いケルン・コンサートがサントラになった🎧️🎶

2023-12-03 12:02:49 | 音楽
「ジェラシー」Bad Timing
(1979年 イギリス)

監督:ニコラス・ローグ
音楽:リチャード・ハートレイ
挿入曲:キース・ジャレット 「ザ・ケルン・コンサート」ほか
出演:アート・ガーファンクル、テレサ・ラッセル、ハーヴェイ・カイテル、デンホルム・エリオット、ダニエル・マッセイ


古都ウィーンを舞台にアメリカ人の精神科医と奔放な娘との危険な愛を描いた映画。

全体の音楽はリチャード・ハートレイ。

作中ではトム・ウェイツの「ブルースヘようこそ」、ザ・フーの「フー・アー・ユー」やビリー・ホリデイの「イッツ・ザ・セイム・オールド・ストーリー」はたまた「パッヘルベルのカノン」等!実に多種多様の音楽が使われていましたが、極めつけはキース・ジャレットの「ケルン・コンサート」の冒頭の旋律が流れます。

キース・ジャレットはジャズ・ピアニストとして知られたいますが、クラシックのピアニストでもあり、演奏楽器もピアノだけではなく、ハープシコードの他ソプラノサックスやパーカッションなども演奏できるマルチ・プレーヤーです。

「ケルン・コンサート」はキースの作品として最も人気は高かったですが、同時に批判も多く、日本のジャズ喫茶でも「ケルンお断り」というリクエスト拒否の貼り紙を出していたところもあったそうです。

このサントラのシングル盤は、トリオレコードからリリースされたもので、「ケルン・コンサート」の冒頭の旋律に映画のセリフを入れて「ジェラシー愛のテーマ」とした、なかなか面白くレアなレコードに仕上げており、さすがサントラ大国日本と思わせる一枚ですね。

ここではそのセリフはありませんが、「ケルン・コンサート」を聞いてみましょう。

いかがでしょうか?
とても長い作品ですが、何度聞いても名盤と思わせますね。

今朝の夜明け。これから一日の活動が始まるぞというエネルギーみたいなものを感じさせてくれます。。


更新が遅くて誠に申し訳ございませんが、ゆっくりお待ち頂けると有難いです。

では、次の記事でお会いしましょう!