すずらん便り

多機能型障害者通所施設すずらん工房です。ファミレスと手作り雑貨のお店をやっています。

うちは、A型事業所です

2024年08月14日 | Weblog
今日、新聞に「A型事業所廃止で、5000人も失業した」とのってましたが、そりゃー そうなるでしょ

うちも、この4年間、売上はひどいもんでした  コロナ前は、飲食店を中心に売り上げもバンバン上がって、順調だったのに、コロナに全部つぶされて、  

飲食店はもちろん、商品を出していた場所は観光客の施設だし、移動販売で売り歩いていた先は医療・福祉・介護の施設ばっかりだったから、全部「出禁」になってしまった  それでも、できる仕事を探して 「コロナにならなきゃ なんとかなる」を合言葉に 頑張ったんです 赤字の分は、役員が報酬を返納して補填しました

昨年は国が「コロナ終わった」なんて、勝手に宣言して、おかげで みんな コロナに感染しちゃって…  私も1月に感染して、後遺症で味覚と嗅覚が戻らなくて   飲食店の厨房に入らなくちゃならないのに すごく困った  このまま 戻らなかったら店 閉めようか…  と、悩みました

4月には、幸い体調が戻ったけど、1月から3月は ろくに仕事ができなかったから また ひどい 赤字

4月に 「よし、コロナ前に もどすぞ」と、宣言して、バンバン仕事を入れたら、誰も 着いて来れない  かえって、作業は遅くなる、不良品や欠損品が出る、出席率も悪くなる…  「何やってんだよ」なんて、毎日イライラしてました 

2ヶ月やったところで「あー、そうか、無理なんだな」と、諦めた コロナの影響って、こんなに大きいんだと改めて実感したし、一度 壊れたものは 簡単に元には戻らないんだと、悟って、力を抜いて「自分らしく、ぼちぼち 行こう」と、思った途端に…

売上がバンバン上がって、みんな ノリノリに なってきたんです  とりあえず、今のところ廃業しなくても何とかなりそうなので、A型事業 継続してます 

怖いのは、諦めて 廃業した事業所ではない です 失業なら 他に行けばいいだけ  問題にしなくちゃならないのは、コロナ前順調だった事業所です 

管理者が焦って「前はもっと できた」と、労働強化 になってしまっている事業所がいっぱいあることです  まるで「ああ野麦峠」みたいな状態になっているA型です  真面目な事業所ほど危険です。 犠牲者が出ちゃうよね  

国は障害者の安全とか幸せとか かっこいいこと言うんだけど、施設の管理者も職員も、障害者の親兄弟も 全員不幸なのに、障害者本人だけが幸せなんて、あり得ないですよね 

国の考え方が 根本的に間違っていると 思ってます。  そろそろ制度 代えてもらえないかな    
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