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雀の手箱

折々の記録と墨彩画

松永文庫 懐かしの銀幕

2010年10月03日 | 雀の足跡


 松永文庫は門司港レトロ地区から歩いて12,3分の老松公園の一角にある映画資料館です。
 私も最近までその存在を知りませんでした。北九州市に住んでいてもまだ知らない人も多いのではないかと思います。出光美術館からは徒歩8分のところです。
 日曜日の今日はあいにくの雨になりましたが、小倉での所用のついでに足を延ばして行ってきました。
 私のほかには見学者は誰もいない館内はよく整備されていて、12000点を超える映画資料は松永 武さん個人の蒐集品です。ご自宅で松永文庫として開設されていたものを昨年、一括北九州市に寄贈されたものです。1階の展示室には懐かしのポスターやパンフレットなどが展示されていて、第一書庫にはシナリオ、スクラップブック、プレスシート、書籍、雑誌などが納められていました。鍵を開けて見せてくださった未公開の書庫には、まだ段ボール箱に詰められたままの資料が積み上げてありました。年4回の展示替えが行なわれるそうです。今年の夏休みの8月は戦争映画をテーマにレトロ地区の海峡ドラマシップで展示が行なわれたようです。
 2階の多目的ホールでは、次回は「田中絹代~海峡が生んだ日本映画の華~」と題した企画展が今月23日から組まれています。まだ一般家庭にテレビのなかった私達世代なら知らない人はいない大スターでした。


館発行の栞より



1962年 松竹映画  監督 篠田正浩  主演 山村 聡



第一書庫 3面の壁面に資料が並んでいます。