雀の手箱

折々の記録と墨彩画

初夏の彩りの庭で

2018年05月16日 | 日々好日
 夏の気配が濃くなってきたので、画題への刺激を求めて降り立った庭では、花たちも初夏を謳歌していました。
 ツツジが終って少し寂しくなった庭に今はサツキが一斉に花を咲かせています。まさに暦どおりの皐月です。

 庭に咲く花のうち私の一番好きなバイカウツギが上品な香りと共に白い顔を俯けて咲きだしました。山アジサイはもう花を散らし始めていますが、楚々とした佇まいを愛しています。
 令法(リョウブ)も花盛りのようです。毎年影も形も見ないうちに小鳥たちに奪われてしまうグミの実が今年は目に留まりました。亡くなった夫はうちのグミは実がならなくなったようだと言っていましたが、今年は他にもっと美味しいものがあるのでしょうか、それとも食べごろを見計らっているのでしょうか。大きな粒を垂らしています。
 山桜桃梅(ユスラウメ)は、例年通り赤い実を揺らして健在です。




















ゴールデンウイークも終わって

2018年05月07日 | すずめの百踊り
どこにも出かけることなく、私のゴールデンウイークが終わりました。
 ヘルパーさんはお休みもなく、きっちりと仕事をこなして行かれました。夫は生前、「ゴールデンウイークは、日ごろ忙しく働いている人たちが愉しむためのものだから、時間がたっぷりある年寄りがうろうろ出掛けて混雑を増加させるものではない」と言っていたのを想いだしながら、下手な絵を愉しんだり、久しぶりに本をじっくり読んでみたり、気が向けば庭掃除をしたりで、私なりの愉しみの時を過ごしていました。
 何事も集中が続かないのを嘆いています。このところ体力の衰えを今更ながら自覚します。
 思いがけず贈呈された川柳の同人誌に目を通しながら、クスリと頬が緩む嬉しさもいただいて、過ぎし日を思い出すおまけつきでした。
 そうした日々の足跡の中から、その日の気分が出ている6枚を迷いながら選びました。