雀の手箱

折々の記録と墨彩画

今年のお盆

2019年08月12日 | できごと
今年は賑やかなお盆になりました。私にとっては曾孫になる4歳と2歳の子を連れての孫の帰省でした。娘と11日からは孫娘も加わって7名で過ごす時間は、久しぶりの活気にあふれた声が響いています。明日からはお盆の入りです。迎え火は、子供等が手にする小さな花火になりそうです。
 大人も一緒での水鉄砲の掛け合い,蝉時雨のなかを捕虫網を振り回して駆ける姿は、今は父親となった孫の昔を思い出し、子煩悩で、幼子をこよなく愛しんだ夫が存命なら、どんなに喜んだことかと残念です。
 慣れない久方ぶりの多人数の日々にいささか疲れ気味ですが、それも、私のために混雑の中をはるばる来てくれたことを思えば贅沢なことでしょう。




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遺された作品

2019年08月04日 | 塵界茫々
 2003年、7年間過ごしたブラジルに、仕事のある夫を残して義父の介護のために帰国したころ、市内の展覧会で偶然目にした墨彩画の強烈な線と、洒脱な表現にひかれてグループに参加させていただき、以来十数年が経過しました。
 メンバーは個性的な人が多く、それぞれが自分の領域を持っていて、合評会では一歩も引かない主張が楽しくて愉快でした。私が最年長です。
 このグループの中心的な存在で、いわば指導者的立場だった70代のNさんが先月末に旅立ちました。2月ぐらいから食欲不振を口にされていましたが、余命2年の肺癌の宣告が出てから僅か四ヶ月のことでした。
 折に触れての幅広い教養に教えられることも多く、画題も多岐にわたり多彩でした。提出される絵に共感すると、惜しげもなく「気に入ったならどうぞ。」と労作をいただいたものでした。
 このところ同級生の友人の他界も今年になって3人です。齢90歳の卒寿ですから当たり前なのでしょうが、やはり痛切なものがあります。葬儀の会場を後にするときの寂寥は何日も後を引きます。


 今日は頂いた作品のなかから、今の季節のものを何点か選んでの遺作展です。













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追憶の戸畑祇園大山笠

2019年07月27日 | 雀の足跡

 記憶の底に眠る遠い思い出に、この戸畑祇園を今は亡き夫と二人、ゆっくり見物した日があったと、探してみました。
 ブログに手を染めてまだ日の浅い2005年の7月24日に、当時のブログ、「もののあはれ」の物語 に写真とともに記録していました。(興味がおありの方はリンクからどうぞ。)
 その時から14年が経過し、祭りもユネスコの世界文化遺産となり、広く国外にも知られ、いよいよ盛んになったようです。
 戸畑祇園の大きな特徴は、昼の優雅な幟山が、そろそろ夜のとばりがおりかかる頃、大勢の観衆の見守る中で一気に解体され、309個12段の提灯山へと変身してゆくところです。

 提灯山のピラミットの先端部分の「五段上げ」は一つの見どころです。私は提灯山の勇壮もさることながら、6本の紅白の幟を立て、京都祇園の山車を思わせる豪華な刺繍の見送りを持った幟山が、曲目も多彩で変化に富む優雅なお囃子に乗ってゆっくり巡行するする姿が好きです。この「静」から、疾走する舁き山の「動」へと移動するテンポの妙を考えたのはどんな人だったのかといつも思います。
 約80人の担ぎ手は「ヨイトサ、ヨイトサ」の独特の掛け声とともに高さ10メートル、2トン半の櫓を肩に走行します。激しい動きで提灯の蝋燭の灯が消えたり、提灯が燃えたるするのを激しい動きの中で瞬時に取り換える技も見事です。
 雨に祟られた今年の市内各地の祇園祭でしたが、最後の戸畑祇園は3日間とも晴れの予報です。北九州も梅雨明けで夏本番となります。
 中日の今日は大山笠の競演が6時半から行われます。土曜日の夜とあって賑わうことでしょう。









    画像は戸畑祇園大山笠公式ホームページからお借りしました。
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夏祭りの季節

2019年07月21日 | 雀の足跡
 九州では梅雨末期の大雨の季節に、颱風5号の影響で、各地に避難勧告や避難指示の警報が出ています。私の携帯も、聞きなれない着信音で、避難勧告を告げました。近くの金山川の氾濫と土砂崩れへの警告のようでした。我が家は高台ですので、古家の雨漏りの心配だけです。
 幸いなことに今のところ危険な状況は脱したみたいです。ただ、まだ雨は降り続いています。
 15日の追い山で盛り上がった博多祇園も盛況の中に終わり、19日からは地元北九州市内の各地で、夏祭りが始まっています。ただ連日の雨で、祭りどころではないところもあるのではと案じています。
 小倉の太鼓祇園(国指定重要無形民俗文化財)と黒崎祇園(県指定無形民俗文化財)とが19日から始まっています。ユネスコの世界遺産に登録の戸畑の祇園大山笠の提灯山が26日からです。
 昨年は喪中というので控えていた夏祭りですが、今年はもう雨の中を出かける気力もありません。
 兼好法師を気取っているわけではないのですが、遠い祭囃子のかすかな響きに哀愁を味わいながら、よそながら想像の祭りを楽しむとします。出かけることがなくなって、祭囃子のリズムや、掛け声の特徴に地域それぞれの気風が反映されているのをしみじみ感じています。
 少し間延びした「や-っさやれやれ」のかけ声は小倉です。「よいとさ!よいとさ」は12段の提灯のピラミットを肩に走る戸畑、「おっしょい、おっしょい」」が博多の舁き山で、けんか山と別名を持つ黒崎祇園の山車は「おいさ、よいさ」京都祇園の曳山は「よーいとさー」と。ゆっくりと雅やかです。

 






  画像はいずれも北九州市のホームページからお借りしました。上は小倉祇園、下の1枚は黒崎祇園です。



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あまつつみ

2019年07月14日 | 日々好日

 降り続く梅雨の雨に、篭り居の慰みです。いかにも梅雨の雨らしく、まるで水蒸気の箱の中に暮らしているような湿潤を楽しんでいるのは私くらいのものかと思っています。
 雨障み(あまつつみ)と名付けた万葉の歌人たちの語感を好みます。

 幸いなことに、激しい雨量の予報は外れて、どうやら明日の博多祇園の追い山は晴れそうな気配です。

 あまつつみ常する君はきその夜の雨に懲りにけむかも 坂上郎女  巻四519

 笠無みと人には言ひて雨つつみ留まりし君が姿し思ほゆ 作者不詳 巻十一2684

 よべより雨降れば、雨つつみの用意すとて人々たちさわぐ・・
壬戌紀行
そういえば、文月7月は七夕月、愛逢月(めであいづき)とも。そして「遣らずの雨」という粋な言の葉もありましたね。











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このごろ

2019年07月09日 | 日々好日


 まだ梅雨明け宣言は出ませんが、穏やかな過ごしやすい日が続いています。南九州も雨の日々からどうやら抜け出せたようです。
 今日は午後2時間、リハビリで送迎していただく「和みの丘」に、早く到着したので、リハビリが始まる前に時間ができました。
 それで、いつも気になっていた施設の上の農園を覘いてきました。
 季節ごとに収穫されたジャガイモやスイカ、サツマイモの御馳走が振る舞われるので、興味がありました。今年は5月の強風と大雨で,駄目になった作物を再度植え替えたと聞いています。
 職員の方が中心で栽培されたものを、収穫時には少し元気のある終日利用の方も参加して楽しみにして収穫していらっしゃるようでした。ここでは折々の元気な花がいつも夫々の卓上に飾られています。









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遅れた入梅

2019年06月27日 | すずめの百踊り
 やっと梅雨入りの報せです。北九州市に隣接する行橋市などでは給水制限が行われる状況で、例年より21日も遅れた入梅です。市内の貯水池も随分水位が下がってひび割れが目立っていました。1951年に記録を取り始めて以来一番遅い記録だそうです
 海外暮らしをして以来、この日本らしい湿潤を嫌いではなくなりました。一種の哀愁を含んだ幻想的な魅惑すら感じてしまいます。ただ最近のような険しい様相で災害をもたらすほどの豪雨は別物ですが。

 今週で水無月も終わり、今年も折り返すことになります。「禊ぞ夏のしるしなりける」と災厄をはらう茅の輪をくぐる「夏越しの祓い」ももうすぐです。
   
 







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日帰りのバスハイク

2019年06月21日 | 雀の足跡
筥崎宮の花めぐりと、ホテル日航福岡での昼食、午後は九大の森散策と茅乃舎での買い物という、県内も近場のゆったりしたツアーを選んでの「お出かけ」で、気分転換をしてきました。
何度も参詣している筥崎宮ですが、帰省の娘には初めての筥崎宮で、今は拝殿の裏の紫陽花苑と神苑の百合の花が盛りで楽しめました。あと十日もすると博多祇園のお汐井取りで賑やかになることでしょう。
筥崎宮は、宇佐、石清水八幡宮とともに日本三大八幡宮に数えられる由緒あるお宮です。
元寇の折に納められた亀山上皇の御宸筆「敵国降伏」の(拡大)扁額が掲げられた楼門が有名です。この楼門と筥崎鳥居と呼ばれる一の鳥居は、本殿・拝殿とともに国指定重要文化財です。県民には、1月3日の「玉せせり」と呼ぶ玉取祭と、9月12から1週間にわたる秋祭りの「放生会」で親しまれています。










九大の森へ

昼食はホテル日航のランチビュッフェでした。品数はそれほどではありませんでしたが、お皿に取った品はさすがの味で、目の前で焼いて提供される肉も柔らかく、特にスイーツが充実していました。
のツアーを選んだ最大のポイントは「九大の森」の散策でしたが、危惧した通り、まだ梅雨入りしない当地では、水田の需要で水が少なくて残念でした。
篠栗町に入ってから、バスを降り、タクシーに分乗して、九州大学の農場で、地元の人たちが共同管理する自然林へ到着。約17ヘクタールの森の遊歩道もすべて山道です。蒲田池を一周する約2キロのコースはすべて起伏のある細い山道で私には到底無理なので、写真で知られているこの水辺の森のメイン、水に浸かる「落羽松」のところまで10分という歩きのコースを選びました。ヤマモモの実が散らばる道に設置された木のベンチに腰を下ろしての森林浴です。若い人たちは恵まれた晴天に汗をかいての歩きを楽しんでおられました。
 帰途は贔屓の「茅乃舎」本店では存分に買い物をしてきました。









 水のある風景は多くの方が撮影されていますので、興味がおありの方は「九大の森 画像」で検索してご覧ください。
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落ち梅

2019年06月13日 | 雀の足跡


  今朝も「落梅舎」とでもいいたいほどの落果です。斜面の下の柿の木の根もとにも大量の梅が転がっていました。広がっているのは実をもいでいた頃には見たこともない風景です。
 気候変動のせいだとばかり思っていた小さな青梅の多量の落果はどうやら生りすぎの自然淘汰だったようです。

 梅ジャムなら簡単な作業なので、1キロずつの梅仕事も次々に増えて、もう詰める空き瓶もなくなりました。お世話になるご近所にもよかったらとお届けしています。このところは毎朝の私のヨーグルトは梅ジャム続きです。
 あとは完熟梅なので今年はブランデーで梅酒を仕込んでみました。どんな風味に仕上がるか楽しみです。







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身ほとりの花たち

2019年06月09日 | 雀の足跡

描き溜めた中から選びました。代り映えもしないものばかりですが、その日その日の楽しみの軌跡です。












 今年は小さなままで夥しく落果した梅でしたが、今はそのままにしていた大きな梅の実が毎朝2キロぐらい落ちています。傷のないものだけを拾ってきて、完熟梅のジャムや、ブランデー漬け 梅シロップと追われています。かつては張り切ってこなした梅仕事も面倒になってきて、時間と手間の少ないものばかりです。



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