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雀の手箱

折々の記録と墨彩画

今日の試み

2010年03月16日 | 日々好日
 1914年建築の門司港駅は国指定の重要文化財です。わが街、北九州市の最北端に位置する駅舎には、九州の鉄道の起点を表す0哩標があります。
 このネオ・ルネッサンスの木造二階建ての駅舎が、シロアリの被害と、老朽化で倒壊の危機にあることが判明し、今騒がれています。
 門司港レトロ地区のシンボル的な存在でもあり、ホームからの階段がない、珍しいバリアフリーの駅でもあります。かつてはこの港からヨーロッパへと旅立って行ったもので、多くの送迎の風景が隣接して建つこの駅でも繰り広げられていました。ここから戦場へと出征していった兵士も大勢いました。
 2011年度にも大規模な補強工事に入るようで、7年前後の日数と15億円の費用がかかるといわれています。仮駅ができ、しばらくはこの姿も見られなくなるようですから、印象を留めておきます。
 もう1枚は、先日、深夜眠れないまま、テレビのスイッチを入れたとき、たまたま観た魯山人の食器の中から、紅葉の長皿の印象を描いてみました。